26日に開幕したなでしこリーグは、27日に残りの第1節・3試合を開催。昨季チャンピオンの日テレはホームで浦和と対戦した。7分に浦和ＦＷ後藤三知に先制ゴールを決められたが、74分に途中出場のＭＦ隅田凜が同点ゴールを奪い、1-1のドローで開幕戦を終えた。

■ナビスコカップ順位表

Aグループ

1位　神　戸　6　+4
2位　甲　府　4　+1
3位　大　宮　4　+1
4位　湘　南　3　+1
5位　磐　田　0　-1
6位　名古屋　0　-2
7位　鹿　島　0　-4

Bグループ

1位　仙　台　6　+2　　
2位　福　岡　4　+1
3位　新　潟　3　 0
4位　横浜FM  1　 0
5位　　柏　　1　-1
6位　川崎Ｆ　1　-1
7位　鳥　栖　0　-1

■ナビスコカップグループステージ第2節
14:00 甲府 0-0 大宮＠中銀スタ
14:00 名古屋 0-1 湘南＠パロ瑞穂
14:00 神戸 4-1 鹿島＠ノエスタ
15:00 柏 0-1 仙台＠柏
15:00 川崎F 0-1 福岡＠等々力
15:00 新潟 1-0 鳥栖＠デンカS

　27日に行われたナビスコカップ・グループステージ第2節で、昨季同大会王者の鹿島がアウェイで神戸に1-4で敗れた。鹿島は23日に行われた第1節でも甲府に敗れており。これで2連敗となった。

　23分にペドロ・ジュニオールに先制点を許すと、前半に2点、後半に2点を奪われ、84分にCKからDF山本脩斗が1点を返すのが精いっぱいだった。

　鹿島は日本代表にFW金崎夢生、DF昌子源、U-23代表にDF植田直道が招集されており、この2試合は不在だった。

エルゴラッソ本紙3月26日・27日発売号掲載


　得点への意欲を口にする選手は少なくない。個人としてのアピールが必要な立ち位置の選手であればなおさらだ。一方で、言葉どおりに結果を残せる選手は限られ、期待を裏切ればビッグマウスと揶揄されてしまうこともある。

　江坂は常々、結果への意欲を隠さない。名古屋戦前には「しっかりアピールして、スタメンを取るくらいの活躍をしたい。ゴールをすれば自ずと認められると思う」と公言してはばからなかった。自然と期待は高まる。しかし、それを重圧に感じることなく、初先発の名古屋戦で当然のように結果を残してみせた。

　「結果というのは求められるし、自分は結果を出さないと意味がないというのがある。結果を出せば文句を言われへん、というか。悪いプレーをしていても結果を出せば評価されるのがこの世界。『結果、結果』というのは常に求めてやっている」

　もっとも、結果だけを追い求めて視野狭窄に陥るということもない。「悪いプレーをしていても」とは言ったものの、全体的なプレーのクオリティーも高い。「プレッシャーを感じるというよりは、今日の試合もボールを多く触れたし、楽しんでやれた」と振り返ったようにボールタッチが多く、最前線で自らアクションを起こしてチームをけん引した。

　「繁くん（横谷）、大輔さん（渡部）、マテウスはボールを持てる選手なので、そこがボールを持ったときに自分が動き出せば、出てくるボールもあるし、スペースが生まれて違う選手が浮くというのもあった。ファーストアクションを自分が起こせばチームが機能すると感じてやっていた」味方に合わせて動き出すのではなく、主導権を持って自分の動きを理解してもらいながら生かされる。新加入だからといって、遠慮はない。

　キャンプ中の負傷によりリーグ開幕には間に合わなかったが、遅れを取り戻して余りあるアピールに成功したと言っていいだろう。強気なスタンスで結果を残した背番号7は、さらに加速していく雰囲気に満ちている。（片村光博）

 

（プロフィール）

江坂任（えさか・あたる）1992年5月31日生まれ、23歳。兵庫県出身。175cm/67kg。ゆりのき台中→神戸弘陵高→流通経済大→群馬を経て今季、大宮に完全移籍。J1通算2試合出場。J2通算42試合出場13得点。

　26日に行われたJ2第5節・札幌vs京都で、FW都倉賢が2ゴール。今季ここまで6得点でJ2得点ランクトップに立っている。

　圧巻だったのは開始3分のゴール。MF堀米悠斗の縦パスで攻撃のスイッチが入ると、ボールを受けた都倉がペナルティーエリアの外から右足を一閃。豪快にゴールに叩き込んだ。実は都倉の利き足は右足ではなく左足で、「ここ最近は左足だけでなく右足でもしっかりシュートを打てるようにキャンプも含めて練習を重ねてきた」のだという。

　得点後には自ら何度も右足を指さして、練習の成果をアピール。札幌加入2年目、29歳のイケメン大型ストライカーがさらなる進化を遂げようとしている。

　現在プレミアリーグで首位を走るレスターの戦士たちが、代表チームでも目覚ましい活躍を見せている。24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦でビューティフルゴールを奪ったFW岡崎慎司に続き、イングランド代表FWバーディーがドイツとの親善試合でファンタスティックゴール。右サイドからのグラウンダーのクロスに対し、ニアに飛び込むと、ヒールキックで流し込んだ。プレミアリーグで“奇跡”を起こそうとしている男たちの勢いは、まだまだ止まりそうにない。

■ナビスコカップグループステージ第2節
14:00 甲府 vs 大宮＠中銀スタ
14:00 名古屋 vs 湘南＠パロ瑞穂
14:00 神戸 vs 鹿島＠ノエスタ
15:00 柏 vs 仙台＠柏
15:00 川崎F vs 福岡＠等々力
15:00 新潟 vs 鳥栖＠デンカS