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久保建英ら22名が選出。鹿児島トレーニングキャンプに臨むU-16日本代表候補が発表
22〜26日に行われるU-16日本代表候補トレーニングキャンプ(@鹿児島)に参加する選手が発表された。先日のクラブユース選手権(U-18)で得点王になった久保建英(FC東京U-18)ら22名が選ばれている。この合宿期間中の25日には鹿児島城西高、鹿児島実業高と練習試合を行う。
森山佳郎監督率いるU-16日本代表は来年のU-17W杯出場を目指し、9月16日からインドで開かれるAFC・U-16選手権に臨む。
■U-16日本代表候補鹿児島合宿メンバー
GK
青木 心(JFAアカデミー福島U18)
大内 一生(横浜FCユース)
谷 晃生(ガンバ大阪ユース)
小久保 玲央ブライアン(柏U-18)
DF
菊地 健太(JFAアカデミー福島U18)
監物 拓歩(清水ユース)
瀬古 歩夢(C大阪U-18)
菅原 由勢(名古屋U18)
小林 友希(神戸U-18)
関川 郁万(流通経済大柏高)
桂 陸人(広島ユース)
桑原 海人(福岡U-18)
MF
平川 怜(FC東京U-18)
鈴木 冬一(C大阪U-18)
津野 絢世(京都U-18)
上月 壮一郎(京都U-18)
熊澤 和希(流通経済大柏高)
瀬畠 義成(JFAアカデミー福島U18)
FW
宮代 大聖(川崎F.U-18)
棚橋 尭士(横浜FMユース)
中村 敬斗(三菱養和ユース)
久保 建英(FC東京U-18)
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天皇杯の神奈川県予選準決勝で大波乱。相模原、YS横浜のJ3勢が揃って敗退。決勝は横浜猛蹴と神奈川大に
天皇杯の神奈川県予選準決勝が17日に行われ、J3の相模原とYS横浜がそろって敗れる大波乱が起こった。
関東リーグ1部の横浜猛蹴と対戦したJ3の相模原は前半に先制を許すと後半、MF菊岡拓朗やFW近藤祐介を投入して得点を奪いに行くがゴールネットを揺らせず。0-1で敗れた。
関東大学リーグ2部の神奈川大と対戦したYS横浜は2点をリードされる苦しい展開。後半にPKから1点を返すものの、逆転することはできなかった。
J3勢がそろって敗退したため決勝は横浜猛蹴と神奈川大の対決に。横浜猛蹴は現在、関東リーグ1部で2位。V川崎や鳥栖でプレーした氏家貴士氏が監督を務める。神奈川大は関東大学リーグ2部で4位。来季、J2・岡山への加入が内定しているMF武田将平などがいる。
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いきなり2部練習をフルメニューでこなしたFC東京のDF室屋成とMF中島翔哉。「非常に良いプレーが見られた」と篠田善之監督
リオ五輪日本代表としての戦いを終えたFC東京のDF室屋成とMF中島翔哉が17日、チームの練習に合流した。13日に帰国後、3日間の休暇を経てFC東京の練習場に戻ってきた両選手。いきなり午前・午後の2部練習で、ともにフルメニューをこなした。
午後に行われた実戦形式のメニューでは、中島が鋭い動きを連発し、DFの裏のスペースを突いて1ゴール1アシスト。室屋も日本代表DF森重真人と同じチームのディフェンスラインに配置され、球際で激しい守備を見せていた。
練習後、取材に応じた中島と室屋。そろって口にしたのは、今後の日本代表入りについてだった。
「今回のチームは戦えるパワーはあった。試合をやっていくうちにどんどん良くなっていった。ただ、初戦(ナイジェリア戦)の負けももちろんだけど、第2戦(コロンビア戦)の引き分けが厳しかった。次、日本代表がロシアW杯では繰り返してはいけない。五輪のような国際舞台で勝ち上がっていくためには経験が必要。日本は島国で、外国の選手と対戦する機会が少ない。そういう意味でも、日本代表に入ることは大事だと感じた」(中島)。
「ナイジェリア戦で負けて、次の試合からは個々で攻撃的な守備ができた。南米やヨーロッパ相手にも日本人はやれると思った。手倉森(誠)監督も『みんな次は日本代表を目指せ』と話していた。僕自身も、目指すのは当然だと思っている。そこに向けて、まずはしっかりJリーグで結果を出していきたい」(室屋)。
五輪で得た悔しさと手ごたえ。まずはチームにそれらを還元し、そこから満を持してA代表入りを目指していく。この日の練習を見た篠田善之監督も、「彼らには自分の持っている能力を出して欲しい。それがチームのためにも個人のためにもなる。今日も非常に良いプレーが見られた」と話し、20日に行われるJ1・2nd第9節・横浜FM戦での起用も考えられる。ブラジルの地で一回りたくましくなった室屋と中島。次は、青赤の勝利に向けて、全力を注ぐ。
文:西川 結城(エル・ゴラッソFC東京担当)
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リオ五輪から戻った福岡の亀川諒史。もう一つの目標に向けて全力を尽くす
17日、リオ五輪に参加していた亀川諒史がチームに戻り、福岡の練習に完全合流した。オフ明けとなったこの日はフィジカルトレーニングを中心にハードなものになったが、しっかりとフルメニューを消化し、20日のJ1・2nd第9節・新潟戦出場に向けて問題がないことをアピールした。
リオ五輪では第2戦のコロンビア戦で途中出場、第3戦のスウェーデン戦ではフル出場を果たした亀川。「本当に大きな目標として2年半前に自分の中で設定してきた舞台だったので、ここまでよくたどり着けたなっていうのと、いろいろな人の支えがあったからこそだなという思いで(五輪のピッチに)立ったのは覚えています」と自身で振り返った。
国際大会を経験したことで得たものとしては「外国の選手はミスしてもどんどんしかけてくる。そういうメンタルや姿勢は自分にとっては勉強になりました」と、海外選手のメンタルの強さを挙げた。「国を背負っての大舞台は特別な感情を持ちましたし、今までで一番楽しかった90分だった」と話す亀川だが、「A代表はもっともっと味わえるものが大きいのかな。そこは追い求めていきたい」とA代表への思いも新たにしていた。
週末には残留争いの重要な一戦、新潟戦を控えるが「この一戦は自分たちにとって大きな試合になる」と話す。今季の目標にリオ五輪出場と福岡のJ1残留を掲げていた亀川。もう一つの目標達成のために残り9試合、全身全霊を注ぐ。
文・写真:杉山文宣(エル・ゴラッソ福岡担当)
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天皇杯神奈川県予選で波乱! 関東1部の横浜猛蹴がJ3の相模原を下して決勝進出
17日に行われた天皇杯神奈川県予選の準決勝第1試合で波乱が起こった。
関東リーグ1部で現在2位につける横浜猛蹴が、J3の相模原を1-0で破り、決勝に駒を進めた。横浜猛蹴は20日に行われる決勝で、YS横浜と神奈川大の勝者と対戦する。
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リオ五輪から浦和に帰還した興梠慎三。「国際大会にまたチャレンジしたい」
17日、浦和の五輪代表2名がチームに合流した。興梠慎三は疲れがまだある状況で、途中から別メニューで週末のJ1・2nd第9節・川崎F戦に向けて調整した。
興梠は練習後に報道陣に囲まれると、質問を受ける前に「藤春をあんまりいじめないでよ」と自ら口を開き、リオ五輪のグループリーグ第2戦のコロンビア戦でオウンゴールを喫してしまった同じオーバーエイジの仲間を気遣うと、「やり切った感じ。オーバーエイジという責任感もあったし、やり切れなかったとだけは終わったあとに言いたくなかったけど、楽しかったし、攻撃に関しては通用すると思った。やり切った感はある」と一定の充実感を示した。
また、オーバーエイジでの選出が決まった直後には「ラストチャンスだと思っているし、ここからA代表に上り詰めようとは思っていない」と話していた一方、グループリーグ第3戦のスウェーデン戦後には「A代表でみんなと会えるように頑張りたい」と話していたが、気持ちは変わったのだろうか?
「A代表に戻りたいとは強くは思わない」とあらためて笑いつつ、「国際大会にはまたチャレンジしたい」と少し欲が出てきたようだ。
それでもA代表招集はチームで結果を出せばあるかもしれないものであり、「いまは浦和で頑張っていきたい」というのが一番とのこと。「結果として勝ち切れなかったけど、自分の中で財産になった」リオ五輪での経験を生かし、「みんなで口を合わせている」浦和でのタイトルに向けてひた走る。
文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)
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本紙7月MVPを受賞した小林悠。「今月もらえなかったら一生貰えないだろうなと思っていた(笑)」
連続ゴール記録は前節・鳥栖戦(0●1)で止まってしまったものの、2ndステージが開幕した7月は全試合でネットを揺らした小林悠。この活躍が認められ、見事、本紙が選ぶ7月のベストイレブンならびにMVPを受賞。圧倒的な票数を集めて受賞した小林本人に17日の練習後に本紙を渡すと、笑顔で口を開いた。
「こうやって見ても分かるとおり、フロンターレの選手が多いということはチームの調子が良くて、良い成績を残せた結果だと思う。本当にチームのみんなやスタッフ、家族を含めた周りの人に感謝したい。(7月は)全試合でゴールを取ったので、今月もらえなかったら一生貰えないだろうなと思っていた(笑)。もらうことができて本当に良かった」
常に周囲の感謝への気持ちを忘れない小林らしいコメントだったが、自身の受賞もさることながら、ベストイレブンに川崎Fから4人(小林のほかに、車屋紳太郎、谷口彰悟、大島僚太)が選ばれたことに対して強い喜びを感じているようだった。
文・写真:竹中玲央奈(エルゴラッソ川崎F担当)
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[書評]読むサッカーvol.5 『ダーティー思考 孤高を貫き、ピッチで輝く悪童の美学』
予定調和の小説よりも瑞々しく刺激に満ちた一冊
人は予測不能な場面に遭遇したとき、心から感動し、絶望する。当たり前の話だが、予測範囲内の現実に直面しても、人の心は大きくは揺れ動かない。
サッカーが世界中の人々に愛されている理由もそこにある。驚きに満ちた試合展開や思いがけないチームの躍進。はたまた、期待を大きく裏切る低質なパフォーマンスや有力チームの予想外の大失速…。人々はそんな“カウンター”に衝撃を受け、歓喜し、落胆する。そして気付いたときには、そんな刺激を与えてくれるサッカーというスポーツから離れられなくなっている。
サッカーの魔力は試合やプレーだけに宿るものではない。サッカーに関わる人間のパーソナリティーや彼らが発する言葉の端々にも宿る。そこに焦点を当てたのが、本書だ。取り上げられているのは、ズラタン・イブラヒモビッチ、ディエゴ・マラドーナ、エリック・カントナといった、ダーティーでいわくつきの面々。彼らがこれまでに放ってきた奔放かつ過激な発言の数々が、その背景とともにまとめられている。「(バルセロナの選手は)まるで調教された子犬と一緒だぜ」(イブラヒモビッチ)、「夜は俺のフレンドだ。プライベートではやりたいようにやる」(ロマーリオ)、「オレはダイブをする。認めるよ」(ルイス・スアレス)など。相手にどう思われようが構わない。笑ってしまうほど自由で、真っ直ぐな言動は、読者に人生観や世界観を揺るがす契機を与えてくれる。
是非、周りにいるサッカーに興味のない人にこの本をオススメしてほしい。予定調和の小説よりもよっぽど瑞々しく刺激に満ちた一冊だ。また、彼らがそのような人間性を形成するに至った経緯や生い立ちも丁寧に描写されているため、彼らのことをすでに知っているサッカーファンも楽しめる内容になっている。空気を読まない、予測不能な発言がまとめられたこの本には、サッカーの本質的な魅力、愛おしさが詰まっている。
文:桑島健太(エルゴラッソ編集部)
編者:前田 拓(まえだ・たく)
発行:5月7日/出版社:東邦出版/価格:1,500円(本体価格)/ページ:224P
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神戸DF岩波拓也、リオ五輪は「サッカー人生で一番悔しい時間」も、その悔しさはJで晴らす
リオ五輪のメンバーに選出されていた神戸のDF岩波拓也が16日、J1・2nd第9節・G大阪戦へ向けた全体練習に参加。「まず神戸で結果を残さないといけない」と話し、精力的なプレーで汗を流した。
帰国したのは前節・FC東京戦が行われた13日。「早い(飛行機の)便に乗ることができた。試合がめちゃくちゃ見たかった」と話し、チームが勝利したノエスタでのホーム戦に駆け付けた。翌日14日はオフだったが、15日、リカバリー組、オフ組と分かれる中で、早速ユニフォームに着替えてハードな練習を消化。昨季来、チームの活動に加え、五輪関連の遠征や合宿などハードスケジュールをこなす中で、休養と呼べる期間がほとんどないほど突っ走り、「ネルシーニョ監督は厳しい…」と苦笑い。それでも、練習場ではいつもの元気な姿を見ることができた。
リオ五輪では残念ながら試合出場は叶わなかった。「サッカー人生で一番悔しい時間」と実直に話す神戸の背番号5は、「一日でも早く戻って、神戸で試合に出たいと思っていた。まず神戸で結果を残さないといけない」と語気を強め、熱戦必至の阪神ダービーへ集中力を研ぎ澄ましていく。
文・写真:小野 慶太(エル・ゴラッソ神戸担当)
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日本代表の新GKコーチ・ルグシッチ氏が鳥栖の練習を視察。W杯最終予選に向けGK林彰洋をチェックか!?
16日、8月から日本代表のGKコーチに新しく着任したルグシッチGKコーチと浜野征哉GKコーチが鳥栖の練習場に視察へ訪れた。
両者の視察は9月から始まるW杯アジア最終予選を見据えて鳥栖のGK林彰洋のチェックが主な目的と思われる。両者は約1時間半、鳥栖の練習に熱視線を送った。
「『ハードトレーニングしているね』と言われたくらい」と林が明かしたように特別な声掛けがあったわけではないようだが、W杯出場を目標に掲げる林にとっては意識せざるを得ない今回の視察。「代表のためだけにやっているわけではないが、目の前にW杯の予選が迫ってきてどれだけ自分が関われるかもそうだし、何よりもチームが勝てるかというところに日本代表は重きを置いている。その一部になれるようにどれだけ自分が関われるかも重要になってくるので準備したい」と話した。
今年の3月、日本代表候補合宿に選ばれたが「全然、ダメだった。自分の意識というものがまだまだまだ足りていない」と挫折に近いような苦い経験をしてチームに戻ってきた。当時と現在の比較について尋ねてみると「僕自身が劇的に変わったかと言われればそうではないし、要所、要所でのつかむ、はじくの判断や出る、出ないの判断とか全すべてにおいて日々、スケールアップしていけるようにしたいと常に思っている。でも、短期間で劇的に変われるわけではないので日々の積み重ねが必要」とコメントした。
今回の視察で両GKコーチは林をどう見たのか。今後に注目したい。
文・写真:杉山 文宣(エル・ゴラッソ鳥栖担当) -
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[8.14 J1・2nd第8節・福岡 vs 鹿島/マッチレポート]
シュート3本の福岡。そこにあった鹿島との差
年間勝点で最下位に沈む福岡だが、公式戦4連敗中の鹿島が相手とあって勝機は十分にあると思われた。しかし、結果的には鹿島との差を見せ付けられた。
「鹿島は来るフリがうまかった」と濱田が話すように、状況に応じて巧みな立ち位置を取る鹿島に対して福岡は本来のダイナミックな攻めを封じられ、ボールを持たされる展開を強いられる。さらにその展開の中で「Uの字にしかボールが動かないことが多かった」(三門)と相手に脅威を与えることはできなかった。
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