EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.10.26(Wed)

October
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  • 清水ユースの立田悠悟がトップ昇格会見。「エスパルスを背負って立つ選手に」

    清水ユースの立田悠悟がトップ昇格会見。「エスパルスを背負って立つ選手に」

     清水は25日にユースに所属するDF立田悠悟の来季トップチーム昇格を発表。本日26日に会見を行った。

     U-17日本代表でも活躍した立田は、189cmの長身CB。Jリーグ全体を見渡しても、189cm以上の日本人DFは、191cmの増川隆洋(札幌)、190cmの岡根直哉(岐阜)など、数人程度しかいない。さらに、

     「競り合いだけではなくて、ロングフィードやビルドアップの部分でチームに貢献していきたい」

    というように、足元にも自信がある。同席した平岡宏章ユース監督は、

     「現代サッカーの要素を兼ね備えたハイブリッドな選手。背が高くて、フィードができて、ヘディングが強くて、1対1も強い。まだまだスケールは小さいが、ポテンシャルはある」

    と絶賛。さらに、昨年まで育成部長だった伊達倫央強化部長は、

     「中学校のときは飛び級もできず、高校に入ったときにも精神的な弱さを垣間見せることもあった。今までトップに昇格した選手の中で、一番遅咲きの選手」

    と成長に驚いた。

     清水ユース出身のCBとしては、現在チームの副主将を務める犬飼智也以来5年ぶり。会見の途中、緊張からくる汗で、顔を拭う場面もあり、また受け答えもたどたどしい。そんな初々しい会見となったが、

     「将来的にはエスパルスを背負って立つ選手になりたい」

    と力強く語った。

    文・写真:田中芳樹(エル・ゴラッソ清水担当)

  • 「準備はできている」。今季けがに悩まされ続けた京都の牟田雄祐が、いよいよ臨戦態勢

    「準備はできている」。今季けがに悩まされ続けた京都の牟田雄祐が、いよいよ臨戦態勢

     26日の練習からDF牟田雄祐が京都のトレーニングに完全合流した。

     守備の柱になる選手と期待されて名古屋から今季移籍してきた牟田だが、京都での公式戦出場はいまだにゼロ。開幕前からけがに悩まされて5月には左股関節唇損傷の手術を行い、シーズンの大半をリハビリに費やしてきた。

     9月21日にボールを使った練習メニューを再開してからおよそ1カ月での完全合流に、「問題もなく順調にきている。でも、ここで油断はできない。焦らずにやっていきたい」と手ごたえを口にする牟田。ただ、ブランクが長かっただけに自身のプレーには納得できていない様子で、「感覚や体力はまだまだ。イメージはできていても足が出なかったりする」とのこと。

     それでも、「(過密日程で)しばらく練習試合はないけど、ゲーム勘は紅白戦をこなしていけば大丈夫。次の試合に向けて準備をするのはプロとして当たり前のこと。けが明けだろうが(トレーニングに)入ったからには試合に出る準備をしないといけないし、その準備は常にできている」と力強く話し、今季中の復活に意欲を見せていた。

     

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • 柏の田中順也がどうしてもACLに出たい理由

    柏の田中順也がどうしてもACLに出たい理由


     前節の鳥栖戦は不甲斐ない内容で敗れた柏。その中で、一矢報いるミドルシュートを突き刺すなど、完全復調の兆しを見せたのが田中順也である。

     ここ数カ月はコンディション不良に悩まされ、悔しい日々を過ごしてきたレフティー。鳥栖戦での自身のゴールについては「自分の特長を出すのがあのタイミングしかなかったので、それがゴールに入って運が良かったな」と謙遜する。そして、「個人的には(今季ポルトガルから)帰ってきてからは、一番ちゃんとサッカーができたかな。次は自分が出ている試合をしっかり勝たせられるように、チャンスでちゃんと点を取っていきたい」と続けた。

     2ndステージ優勝に加え年間勝点3位以内の可能性もなくなったため、リーグ戦でACL出場権を獲得することはできなくなったが、少しでもその可能性を広げるために“年間4位”に入ることの大切さを理解する田中(ACLの出場権は年間3位以内のチームと天皇杯優勝チームに与えられる。年間3位以内のチームが天皇杯を制した場合は、年間4位のチームがACL出場権を獲得)。「年間4位を獲って、少しでもACLに近付ければ。なによりACLに出るとより楽しいですからね」と国際舞台への思いを口にする。

    「海外に行く経験をチームでして、またタフになって少しずつ成長できたら。(国際大会は)雰囲気も全然違う。日本のレベルをもっと世界で通用するものにしなければいけないので、そういう大会に出ることは大事だし、それでまた海外に行きたいと思う若手が出てくることが大事だと思う」

     リーグ戦残り2試合と天皇杯。来季、柏がACLの舞台で躍動するためにも、世界を知る背番号9の活躍は不可欠だ。

    文:須賀大輔(エル・ゴラッソ柏担当)

  • U-16日本代表候補メンバーが発表。31日から大阪でショートキャンプ

    U-16日本代表候補メンバーが発表。31日から大阪でショートキャンプ

     日本サッカー協会は10月31日〜11月3日に大阪で行われるU-16日本代表候補トレーニングキャンプに参加する25名を発表した。

     U-16日本代表は9月に開催されたAFC・U-16選手権で4強に進出し、来年8〜9月にインドで行われるU-17W杯の出場権を獲得。今回はそのときのメンバーは選ばれていないが、大会直前にけがのため離脱したDF関川郁万(流経大付属柏高)などが選出された。


    ■U-16日本代表候補トレーニングキャンプ メンバー

    GK 伊藤 元太 188cm/65kg 2000.07.02 松山工高

       松田 亮  186cm/77kg 2000.08.22 東福岡高

       林 祥太郎 184cm/68kg 2000.10.11 C大阪U-18

       高山 汐生 186cm/68kg 2001.06.13 湘南U-15平塚

    DF 松井 蓮之 178cm/71kg 2000.02.27 矢板中央高

       池髙 暢希 172cm/61kg 2000.04.05 浦和ユース

       岡井 駿典 170cm/66kg 2000.04.13 市立船橋高

       山下 諒時 178cm/64kg 2000.05.11 仙台ユース

       大川 智己 184cm/67kg 2000.08.12 九州国際大付属高

       高吉 正真 173cm/61kg 2000.08.25 川崎F.U-18

       関川 郁万 180cm/64kg 2000.09.13 流経大付属柏高

       大越 寛人 166cm/64kg 2000.09.19 広島ユース

    MF 井川 空  178cm/65kg 2000.01.15 札幌U-18

       奥野 耕平 171cm/58kg 2000.04.03 G大阪ユース

       鈴 直樹  174cm/68kg 2000.04.13 広島ユース

       福島 隼斗 180cm/70kg 2000.04.26 大津高

       郡司 篤也 168cm/60kg 2000.05.12 市立船橋高

       椿 直起  169cm/60kg 2000.06.23 横浜FMユース

       本間 至恩 161cm/48kg 2000.08.09 新潟U-18

       松本 大弥 177cm/68kg 2000.08.10 広島ユース

       津野 絢世 168cm/58kg 2000.10.16 京都U-18

    FW 石井 快征 172cm/62kg 2000.04.02 鳥栖U-18

       今村 涼一 180cm/60kg 2000.05.08 FC東京U-18

       森 海渡  180cm/65kg 2000.06.07 柏U-18

       榊原 彗悟 151cm/38kg 2000.10.09 横浜FMユース

  • 肉離れで離脱していた札幌のMFジュリーニョが練習復帰。金髪→丸刈りの理由とは?

    肉離れで離脱していた札幌のMFジュリーニョが練習復帰。金髪→丸刈りの理由とは?


     右ハムストリングの肉離れで離脱していた札幌のブラジル人MFジュリーニョが26日から全体練習に復帰した。

    「状態は良い。痛みはない」と完治を強調。30日の敵地での第38節・熊本戦出場は状態を見て決めることになるが、「次節は決戦と言えるくらい大事な試合だと思っている。試合には何としても絡みたい」と今週の練習で積極的にアピールしていく腹づもりだ。ちなみに、夏場には金髪に染め上げた頭髪が現在では丸刈りになっているが、その理由を聞くと、「奥さんに散髪をお願いしたら、ちょっとミスがあったので、思い切ってそのまま短くしてしまった」と笑顔で説明した。

     

    文:斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)

  • G大阪のアデミウソンが“永遠のキャプテン”の死を悼む

    G大阪のアデミウソンが“永遠のキャプテン”の死を悼む

     アデミウソンが母国の英雄の死を悼んだ。

     ブラジル時間で25日朝、元ブラジル代表のキャプテンを務めたカルロス・アウベルト・トーレスが心臓発作によって、急死した。

     1970年メキシコW杯でキャプテンを務めたトーレスはかつて名古屋でプレーしたトーレスの父でもあるが、ブラジルでは史上最高の右SBとしてだけでなく“永遠のキャプテン”としても敬意を集めるレジェンド中のレジェンド。それだけにアデミウソンも26日の練習後に「トーレスが亡くなったのは残念だよ」と寂しげだった。

     名門サンパウロFC育ちで、年代別代表の常連だったアデミウソンも、各種のイベントでトーレスとは接点があったとのこと。「直接交流はなかったけど、残念だね」と話していた。

    文:下薗昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)

  • 北九州の池元友樹、完全復帰に向け高まる気持ち

    北九州の池元友樹、完全復帰に向け高まる気持ち

     8月の中旬に右ひざを痛めて長く戦列を離れていたFW池元友樹の復帰が近い。

     24日のJ3・大分とのトレーニングマッチに出場してダメ押しとなる3点目をゲット。「裏に抜け出した、良い形からのゴール」と自身も満足する素晴らしい得点だった。しかもフル出場。得点はもちろんだが、コンディションが戻ったことを証明する『90分間のプレー』が何よりもうれしそうだ。そして、トレーニングマッチ後の“リバウンド”もないことから今節の岐阜戦でのメンバー入りの可能性も十分にあるという状況だ。

     「欠場していたこの2カ月は、自分が試合に出ることができない悔しさ、チームが勝てないことへの悔しさをずっと感じていた。だから、復帰が近付いてきたいま、とても気持ちは高ぶってきている。岐阜戦は残留に向けた大一番。もしメンバーに入ったら結果を出すだけです」

     静かだが力強い言葉には闘志がみなぎる。自身のゴールと勝利という結果を残せれば、最高の復帰戦となる。

    文・写真:島田徹(エル・ゴラッソ北九州担当)

  • 磐田の大南拓磨、U-20W杯出場に向け意欲を燃やす

    磐田の大南拓磨、U-20W杯出場に向け意欲を燃やす

     磐田の高卒ルーキー・大南拓磨は、U-19日本代表のU-20W杯出場権獲得を祝福するとともに、来年開催される本大会出場へ意欲を燃やした。

     チームメートの小川航基や仲間の活躍について「5大会ぶりに(アジアの)壁を超えたというのは本当にすごいことだと思う」と喜んだ。そして、本大会に向けて「自分も食い込んでいきたい」と決意を述べた。

     今年に入り、U-19日本代表の候補合宿の常連になっていたが、AFC U-19選手権のメンバーからは外れてしまった。

     「悔しかったけど、悔しいだけで終わらせたくなかった。自分で足りないところを見つめ直してやってきたつもり。そういうものの積み重ねで、自分が成長しているなと少しは感じている」

     大南の練習への取り組みについては、名波浩監督も認めている。

     「ものすごくモチベーション高くやっている。自分が31番目の選手(磐田は現在31人体制)だと分かっているし、だからこそ探究心も旺盛。そういう野心が、うまさや強さを身に付けていくことにつながる」

     大南がU-20W杯のメンバーに選出されるかは、まだ分からない。今大会でもCBを務める冨安健洋、中山雄太の牙城は高い。それでも、向上心を強く持つ磐田のルーキーは、ライバルとの差を少しでも縮めるために努力を惜しまないだろう。

    文・写真:青木務(エル・ゴラッソ磐田担当)

  • 駒野友一、引退を発表した森﨑浩司への特別な思いを語る

    駒野友一、引退を発表した森﨑浩司への特別な思いを語る

     26日、福岡の駒野友一が、先日引退を発表した広島の森﨑浩司への思いを語った。

     次節、アウェイでの広島戦を迎える福岡だが、この試合は広島にとってホーム最終戦となる。先日、引退を発表した森﨑浩司にとってもホームラストゲームとなる。広島ユースからトップチームに昇格、年代別代表でもともに戦ってきた駒野にとっても特別な思いがあるようだ。

     「(森﨑)浩司が引退するということは自分にとってもすごく寂しい。浩司もいろいろあるからこそ引退を決めたと思う」と同期への思いを語った。「一緒に切磋琢磨してこれたからこそ自分もここまで来れていると思う。ポジションは違うけど良いライバルだし、良い仲間」と同期入団である森﨑浩司の存在は駒野のサッカー人生においても刺激的な存在だったという。

     今季途中にFC東京から福岡へと期限付き移籍でやってきたことで引退する同期のホーム最終戦に立ち会うというめぐり合わせとなった。「ずっと関係が続いてきてプライベートでもサッカーでもいろいろな思い出があるし、浩司への思いもたくさんある。向こうも出番があるだろうけどお互いにピッチに立って試合終了のホイッスルを迎えられたらいい」、駒野は森崎浩司への思いを胸に古巣との戦いに臨む。

    文:杉山文宣(エル・ゴラッソ福岡担当)

  • ヴィアティン三重が全国社会人選手権3位に。地域CLの出場権を獲得

    ヴィアティン三重が全国社会人選手権3位に。地域CLの出場権を獲得

     全国社会人選手権の3位決定戦が行われ、ヴィアティン三重がジョイフル本田つくばFCを2-1で下した。この結果により、ヴィアティン三重が11月に行われる全国地域チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得。11月に開催される全国地域CL出場12チームがすべて出そろった。

     試合は、16分に寺尾俊祐が決めて、ヴィアティン三重が先制。1-0で前半を折り返すと、52分にも追加点を奪う。ジョイフル本田つくばFCも62分に川村誠也が1点を返したが、反撃もあと一歩及ばず、2-1でヴィアティン三重が3位決定戦をモノにした。

     鈴鹿アンリミテッドFCと三菱水島FCの決勝戦は12時30分から行われる。

    ■全国地域チャンピオンズリーグ出場チーム

    ノルブリッツ北海道(北海道/北海道)
    コバルトーレ女川(東北/岩手)
    東京23FC(関東/東京)
    アルティスタ東御(北信越/長野)
    FC刈谷(東海/愛知)
    アルテリーヴォ和歌山(関西/和歌山)
    SRC広島(中国/広島)
    FC今治(四国/愛媛)
    J.FC MIYAZAKI(九州/宮崎)
    鈴鹿アンリミテッドFC(全社枠/三重)
    三菱水島FC(全社枠/岡山)
    ヴィアティン三重(全社枠/三重)

  • 澤登正朗氏が指揮を執る常葉大浜松キャンパスのエースストライカーが来季、京都へ加入内定

    澤登正朗氏が指揮を執る常葉大浜松キャンパスのエースストライカーが来季、京都へ加入内定

     京都は常葉大浜松キャンパスのFW大野耀平が来季加入することが内定したと発表した。
     大野は昨年の東海学生リーグ得点王でスピードとフィジカルを兼ね備えたストライカー。浦和ジュニアユース、帝京高を経て、元清水の澤登正朗氏が監督を務める常葉大浜松キャンパスに進学。東海・北信越選抜にも選ばれていた。
     大野は「幼い頃からの夢であるサッカー選手になることができ、大変嬉しく思います。今まで自分を支えてくださった、両親、指導者、チームメイトへの感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきます。また、自分を迎え入れてくださった京都サンガには、ゴールという結果で恩返しできるように精進して参りますので、応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

     

    FW 大野 耀平(おおの・ようへい)

     

    生年月日:1994年12月6日生まれ

    出身地:東京都板橋区

    身長・体重:183cm/79kg

    サッカー歴:高島平SC→浦和JY→帝京高→常葉大浜松キャンパス

  • 群馬のMF松下裕樹が横浜FC戦のキングカズとの“事件”について振り返る

    群馬のMF松下裕樹が横浜FC戦のキングカズとの“事件”について振り返る

     J2第37節・横浜FCvs群馬の試合後半、群馬のMF松下裕樹が蹴った強烈なFKが、ゴール前で守備をしていた日本サッカー界のレジェンド・キングカズ(三浦知良)の胸元を直撃した。

     ゴール前で決死のブロックを見せたカズは、その場に倒れ込み、スタジアムは一瞬、凍り付いた。しかし、カズはピッチに戻り、プレーを続行。サポーターを安心させた。

     FKを蹴った松下は「ペナルティーエリアの右からゴールまでがかなり近かったので、GKとDFの間に低いボールを入れて何か起きればと思った。強いキックが蹴れたと思ったが、イメージとは違いちょっと浮いてしまって、カズさんに当たってしまった」と話した。

     そして「本当はすぐに『大丈夫ですか』と声をかけたかったが、CKになっていたのでタイミングがなかった。そのあとに謝らせてもらいました。カズさんも『大丈夫』と言ってくれて、ホッとしました」と、事件後の様子を振り返った。

    文:伊藤 寿学(エル・ゴラッソ群馬担当)

  • 日体大サッカー部の同期の甲府・稲垣と湘南・菊地。苦境でもがく両者は次節の直接対決でどんな言葉を交わすのか

    日体大サッカー部の同期の甲府・稲垣と湘南・菊地。苦境でもがく両者は次節の直接対決でどんな言葉を交わすのか

     日体大サッカー部の同期で主将と副主将の間柄だった甲府の稲垣祥と湘南の菊地俊介。

     前節の大宮vs湘南戦で、菊地が途中出場を果たして3月24日の大けが(右ひざ前十字じん帯損傷、全治8カ月の診断)から復帰したことを稲垣は喜ぶが、連絡は取っていない。「連絡しなくても分かる。アイツの性格を知っているから降格したことに責任を感じているだろうし、リハビリを相当頑張った結果の復帰だということも…」。

     稲垣も一つのミスが命取りになりかねない非情な残留争いを戦うチームにあって、前節の福岡戦(2◯1)は自らのオウンゴールで先制を許した。チームは逆転勝ちを収めたものの、「チームメートに頭が上がらない。何を言っても言い訳になる」とだけ話してミックスゾーンをとおり過ぎた。オウンゴールで0-1になった時点からしばらくはチームの内容も悪く、心が傷つかないように“負けを覚悟する準備”をしたくなる試合だった。しかし、チームはGK河田晃兵が福岡の決定機を3度防ぎ、後半のダヴィとドゥドゥのゴールで今季初の逆転勝利。“終わり良ければすべて良し”とするにはJ1残留を勝ち取らなければならないが、責任を背負おうとするからこそ次に期待する。

    「チームメートがいろいろイジって落ち込むスキを与えてくれなかった」と笑顔を見せた稲垣。主将の山本英臣からは、「俺が大きなミスをした試合は負けている。でも、お前はミスをしてもチームが勝っているから運が良い」と言われたそうで、この一言が気持ちを少しラクにしてくれたようだ。前半のみで交代したこともあったが、福岡戦翌日の練習もオフ空けの練習もフルメニューをこなした。「サッカーで体を動かしているほうがスカッとする。あらためて、良いチームメートに恵まれていると感じた」。試合当日に話す機会があるの菊地と連絡を取るつもりはない稲垣。二人が同時にピッチに立つことがあるのか、試合後にお互いの姿を見てどんな言葉を交わすのか。昨季の湘南のような一ケタ順位(8位)は望めないが、金で順位が決まらないことを今季も証明して、菊地へのエールにしたい。

     

    文:松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)

  • 日本、世界切符獲得祝うゴールラッシュ/日本 vs タジキスタン

    日本、世界切符獲得祝うゴールラッシュ/日本 vs タジキスタン

    [10.22 AFC・U-19選手権準々決勝・日本 vs タジキスタン/マッチレポート]

    罠にハマることなく普段どおりの力を発揮

     引いて守ってくるであろう相手に対して主導権を握れるのは織り込み済み。その上でポゼッションプレーに終始するのではなく、横の揺さぶりで相手を動かしながら怖い攻撃と…続きは…

    速報サッカーEG

  • 東京Vが首位・札幌のホーム不敗神話に終止符/札幌 vs 東京V

    東京Vが首位・札幌のホーム不敗神話に終止符/札幌 vs 東京V

    [10.22 J2第37節・札幌 vs 東京V/マッチレポート]

    原点回帰、FWの勝負強さだけではない。最大の勝因は柔軟な冨樫采配

     今季ホームで黒星がなく、昨季からホーム連続不敗記録を『23』まで伸ばしていた首位チームに土をつけたのは「札幌とは立場が正反対」(冨樫監督)で、…続きは…

    速報サッカーEG

  • 清水の勢い止まらず。3戦連続の2トップ弾/清水 vs 北九州

    清水の勢い止まらず。3戦連続の2トップ弾/清水 vs 北九州

    [10.23 J2第37節・清水 vs 北九州/マッチレポート]

    攻め手がない北九州に対し、清水が“大人の戦い

     清水が“大人の戦い”を見せた。
     序盤は北九州にペースを握られる場面もあったが、徐々に流れをつかみ、32分に先制点を奪う。白崎のサイドチェンジをきっかけに、…続きは…

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  • [本日のエルゴラッソ1面]こじ開けた世界への扉

    [本日のエルゴラッソ1面]こじ開けた世界への扉

    [AFC・U-19選手権]
    ■日本 vs タジキスタン
    日本、世界切符獲得祝うゴールラッシュ

    [明治安田J2第37節 マッチレポート]
    ■札幌 vs 東京V
    東京Vが首位・札幌のホーム不敗神話に終止符

    ■清水 vs 北九州
    清水の勢い止まらず。3戦連続の2トップ弾

    詳細はコチラ…