EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.11.14(Wed)

November
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  • 『野津田満員計画』を発足した町田。いざ優勝をかけて最終節へ

    『野津田満員計画』を発足した町田。いざ優勝をかけて最終節へ

     前節、敵地での愛媛戦に勝利したことでJ2制覇の可能性を残したまま、町田はホームでの最終節を迎える。そして最終節を3日後に控えた11月14日、チームは1日のオフを経て、東京Vとの『東京クラシック』に向けての準備期間に入った。

     「特に最終節の前だからと言って、何かを変えたり、特別なことはしていない」と土居柊太が話すように、チームは平常心のまま、準備期間初日のトレーニングを消化した。3位の町田は目の前の東京Vに勝った上で2位・大分、首位・松本の結果次第では「何かが起こる」(井上裕大)。まずは東京Vを撃破することがJ2優勝への条件の一つであるため、チームはこれまでどおり、“一戦必勝”のスタンスを崩していない。

     なお、クラブは優勝の可能性を残しているホーム最終戦を前に、『野津田満員計画』を発足。2016シーズン開幕戦・C大阪戦以来となるホームゲーム・1万人越えを目指している。前節・愛媛戦の1アシストでシーズン17個目のアシストを記録した平戸太貴は、同プロジェクトを受けてこう言った。

     「チームは優勝争いもしているので、非常に面白いゲームになると思う。見にきてくださった方々が何かを感じ取ってもらえるような試合をしたいし、まずはたくさんの方々に野津田へ来てほしい」

     今季、チームを上位へとけん引してきた“アシストメーカー”は、一人でも多くのサッカーファンに、野津田来場を呼びかけていた。

    文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

  • J1残留争いを戦う鳥栖。チームの活力となっている新たな“応援団”とは

    J1残留争いを戦う鳥栖。チームの活力となっている新たな“応援団”とは

     J1残留争いの渦中にある鳥栖に、頼もしい応援団が現れている。

     鳥栖が拠点としている練習場、北部グラウンドは、道路を挟んで小学校が隣接している。休み時間や下校時間がチームの練習時間を重なれば、練習に励む選手たちに小学生たちから声援が送られるのはよく見られる光景だ。そんな小学校がある試みを行うようになった。

     それは横断幕の掲示だ。鳥栖の練習グラウンドの方向に小学生たちが用意したお手製の横断幕が、J1第31節・長崎戦前から試合前日に掲げられるようになっている。鳥栖の公式インスタグラムでもMF谷口博之とFW豊田陽平がその横断幕を眺めている様子が紹介されている。

     この際は横断幕が一枚だったが、続くJ1前節・神戸戦の前は二枚に増えたそうだ。そのことを教えてくれたMF高橋義希もこれには活力を得ているようで、うれしそうな表情を見せていた。

     次節は鳥栖の今季ホーム最終戦になる。残留を勝ち取るためには何が何でも勝点3をもぎ取らなければいけない一戦だが、地域密着を重ねてきた鳥栖らしい隣の小学校からの応援。身近な存在からの応援を選手たちはしっかりと力に変えるはずだ。

    文・杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)

  • 「ケガ以外、挫折はなかった」。新潟に期限付き移籍中の梶山陽平が現役引退

    「ケガ以外、挫折はなかった」。新潟に期限付き移籍中の梶山陽平が現役引退

     新潟は14日、元日本代表MF梶山陽平の今季限りでの現役引退を発表した。

     梶山はFC東京から今年7月に新潟へ期限付き移籍で加入し、J2リーグ戦3試合に出場。第29節・大宮戦では、FW渡邉新太の得点をアシストした。

     しかし、第31節・愛媛戦で相手と接触した際に右膝の古傷が悪化し、別メニュー調整が続いていた。発表があったこの日、報道陣の囲み取材に対応し、「体も気持ちも元気だけれど、膝が痛いことが一番」と引退の理由を明かした。

     片渕浩一郎監督は「(新潟に)きてくれたことに感謝しているし、もっと活躍してほしかったが、彼はJリーグの功労者。日本サッカーの発展に寄与してきたことに敬意を表したいし、いい形で送り出したい。『トップコンディションでなければ出るべきではない』というプロ意識もあると思うが、最後は少しでもピッチでプレーしてほしい。『辞めるなら残り1週間、やってみようよ』と無理やり引っ張り出した」と、今週の練習に梶山を合流させた。梶山も「試合前の練習に入れてもらったので、しっかりやること、楽しくやることができれば」と受け入れ、チームメートと練習に取り組んでいる。

     新潟の若手選手たちにもいい影響を与える存在だった。第28節・栃木戦で、梶山とボランチを務めたMF原輝綺は「一緒にやったのは3回目くらいだったけど、とてもやりやすく、自分もいいパフォーマンスが出せた。カジさん(梶山)に『よかった』と言ってもらえたし、『もっとこうしたほうがいい』とアドバイスももらえた。味方を助けるポジショニングや、味方をコントロールしながらプレーすることなど、自分にプラスしていくべきことを学べた」と刺激を受けた。梶山と同時期に新潟へ途中加入したMF渡邊凌磨は「よくご飯に連れていってもらった。J1の最前線で活躍してきた選手の近くで、ピッチの外でもプロサッカー選手として生きていく上で大事なことを教えてもらった」と感謝した。

    「ケガ以外、挫折はなかった。順調に過ごせて楽しかった」と16年にわたるプロサッカー人生を振り返った。17日のJ2最終節・山口戦に向け「出られるかは分からないけれど、練習できる場をもらえたので準備はしている」と梶山。新潟で、最後までプロサッカー選手としての矜持を見せる。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

    「ケガ以外、挫折はなかった」。新潟に期限付き移籍中の梶山陽平が現役引退

  • 日本唯一のサッカー新聞エル・ゴラッソ発行の欧州5大リーグ選手名鑑が無料アプリとしてアップデート!

    日本唯一のサッカー新聞エル・ゴラッソ発行の欧州5大リーグ選手名鑑が無料アプリとしてアップデート!

    欧州5大リーグ、CL+EL出場クラブ、日本人所属クラブの140クラブから1900人以上の選手・監督情報が掲載

    今年6月にリリースされ、好評を博したEG選手名鑑アプリが、装いも新たに「EG欧州サッカー名鑑 2018-2019」としてアップデート。

    今秋発売された「2018 - 2019 欧州サッカー選手名鑑」に掲載された欧州5大リーグ+CL&EL出場クラブ+日本人選手所属クラブ140クラブ以上、1900人以上の選手・監督がアプリ版として登場します!

    ◎App Store(iOS)
    https://itunes.apple.com/us/app/eg-meikan-2018-russia/id1387399243?l=ja&ls=1&mt=8

    ◎Google Play(Android)
    https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.squad.russiaplayersguide2018

    日本唯一のサッカー新聞エル・ゴラッソ発行の欧州5大リーグ選手名鑑が無料アプリとしてアップデート!

    日本で唯一のサッカー新聞である「エルゴラッソ」の特別編集で出版された「2018 - 2019 欧州サッカー選手名鑑」のデータでEG選手名鑑がアップデート、ソーシャル連携でアプリ内の全データを閲覧することが可能です。

    スタジアム観戦はもちろん、テレビやインターネットでの視聴中でもサッと選手の情報にアクセス、サッカーライフをより充実させます。

    日本唯一のサッカー新聞エル・ゴラッソ発行の欧州5大リーグ選手名鑑が無料アプリとしてアップデート!

    ■詳細なデータ&紹介文

    選手詳細画面では、プレーエリア、身長・体重から生年月日だけではなく、所属クラブ歴などのデータを豊富に掲載。

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    ■検索機能で選手を探せる

    アプリ独自の機能として、データに基づく選手の検索機能を搭載。名前や所属クラブはもちろん、身長体重やW杯出場歴などの項目で、「左利きのMF」「国籍が○○の選手」「身長190cm以上のDF」など、全選手のデータから網羅的に検索が可能。

    ■ダウンロードはこちらから

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    ○サッカー新聞「エルゴラッソ」とは…
    サッカーが日常にある幸せ」を読者と共有すべく、04年10月に創刊したのがサッカー新聞「EL GOLAZO」です。
    毎週月・水・金曜日(一部地域は火・木・土曜日)の週3回発行、発行部数20万部。国内外のサッカー情報を深く、鋭く、そしてどこよりも熱く伝えてきました。特に現在はJリーグ全40クラブに番記者を配置し、練習からチームに密着して日々の取材を積み上げ、他の追随を許さない豊富な情報をお届けしています。
    http://www.golazo.jp/subscribe/delivery/

    ○「2018 - 2019 欧州サッカー選手名鑑 」とは…
    サッカー新聞「エル・ゴラッソ」特別編集による、欧州サッカー選手名鑑です。
    5大リーグ&CL出場クラブを完全網羅、日本人所属&EL出場注目クラブが掲載。
    OPTAデータによる各個人の詳細なデータをはじめ、所属クラブ歴、 選手特徴データ、選手特徴パラメータなど豊富なデータで選手を紹介。
    河治良幸 / Leo the football / 内藤秀明 3氏による識者対談で各クラブの戦術を徹底分析しています。
    https://www.amazon.co.jp/dp/B07GJ8WM8P

  • 愛媛の岡本昌弘、最終節・熊本戦に向け心を鬼に。「自分たちはプロ。慈善事業をやっているわけではない」

    愛媛の岡本昌弘、最終節・熊本戦に向け心を鬼に。「自分たちはプロ。慈善事業をやっているわけではない」

     愛媛は今節、敵地・熊本で今季最終戦に臨むが、シーズンをいい形で締めくくる勝利を手に入れるには“非情さ”も必要だとGK岡本昌弘は語る。

     今節の対戦相手となる熊本はすでに降格圏の21位以下が確定しているが、J3上位陣の状況によっては21位を確保すればJ2残留の可能性もある。それだけに熊本は残留への一縷の望みを懸けてホームで死に物狂いで臨んでくることは想像に難しくない。

     愛媛が勝利することは、熊本の望みを断ち切ることにも直結する。熊本には岡本にとって千葉時代のチームメートである巻誠一郎ら親交のある選手はいるが、「自分たちはプロ。慈善事業をやっているわけではない」と心を鬼にする。

    「勝負の世界は非情なもの。熊本さんには申し訳ないけど、僕たちには僕たちの目指すものがある。自分たちの成長のために全力でプレーすべき。熊本は死ぬ気で向かってくると思うので、しっかり殴り合える準備をしていきたい」

     プロとしての立場を崩すことなく、あくまでも自分たちにベクトルを向けて全力で勝利をもぎ取りにいくつもりだ。

    文・松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • 福岡のレオミネイロ、古巣・岐阜戦に向けた思いを語る。「チャンスがあれば3点、4点でもとるつもり」

    福岡のレオミネイロ、古巣・岐阜戦に向けた思いを語る。「チャンスがあれば3点、4点でもとるつもり」

     15~16年に在籍した岐阜はレオミネイロにとっては古巣となるチーム。当然、思い入れのあるクラブのはずだが、プレーオフ進出とJ1昇格への望みがかかる今節は福岡にとっては重要な一戦でもあるのできっと複雑な思いなのではないかと、話を聞いた。

    「岐阜は私が初めて日本でプレーしたチームなので、当然、愛着心があります」

     この答えは想定済み。

    「でもピッチに立ったらそれも消える」

     これまた予想した答え。

    「アビスパの一員である私に求められているのはゴールを奪うこと。だからチャンスがあれば2点、3点、4点でもとるつもりでいる」

     4点!? 柔和な性格の選手だけに、ここまで強気のコメントを残すとは予想外だった。それだけ福岡にとって岐阜戦は、昇格に向けた1ステップ目として重要であり、そこにかけるレオの意気込みも相当に強いことの表れだと理解できる。ただそこは優しいレオのこと、こんなふうに続けたのである。

    「点をとることに関してはいくら思い入れのあるクラブでも譲らない。でも、とてもリスペクトしているクラブなので、もし私がゴールをとったとしても、ゴール後に派手なパフォーマンスをすることはないと思う」

     よく知る選手たちの対戦だからこそ、やりやすさとやりにくさの両方があると言うレオはしかし、かつてともに戦ったチームメイトたちとの対戦は非常に楽しみだと言う。

     2シーズンぶりにプレーする長良川競技場でレオはどんなプレーを披露するのか。福岡のサポーターはもちろん、岐阜のサポーターも大いに楽しみにしているのではないか。

    文・写真:島田 徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • J2最終戦を前にした金沢の藤村慶太。飛躍を遂げたシーズンを勝利で締めくくる

    J2最終戦を前にした金沢の藤村慶太。飛躍を遂げたシーズンを勝利で締めくくる

      ここまでリーグ戦35試合に先発している金沢のMF藤村慶太。仙台から期限付き移籍中の今季、出場試合数はキャリア最多で、先発した試合はフル出場を果たしている。「ずっと試合に出させてもらって、こんなにスタメン、フル(出場)で出たシーズンはなかった。自分的にもすごく成長できた」。

     いまやボランチの一番手、中盤の要として攻守に奮闘しているが、試合に出たからこそ「メンタル的にもフィジカル的にもタフになれた。試合でやっていると自信も持てる」と得られたものも大きい。

     だが、そんな実りあるシーズンもあと1試合。今節・水戸戦へ向け、藤村は「ホームで最終戦をできる。今年は(ホームで)なかなか勝てなくて苦しい思いをさせたので、サポーターの皆さんの前でしっかり勝って終わりたい」と勝利を誓う。

    文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • 在籍9年目の最終節に臨む熊本・片山奨典、「サポーターの思いに報いたい」

    在籍9年目の最終節に臨む熊本・片山奨典、「サポーターの思いに報いたい」

     現在J2・21位の熊本は、愛媛との最終節をホームのえがお健康スタジアムで迎える。2010年シーズン途中に加入した片山奨典にとって、熊本で迎える9回目のシーズン最終節。J2残留の希望をつなぐ上でも落とせない一戦だが、5月20日の第15節・水戸戦以来、ホームでの勝利がないこともあって、片山は「とにかくホームで勝って、応援してくれるサポーターの思いに報いたい」と話す。

     昨季、同スタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝、福岡vs東京Vの試合を家族で観戦した。
    「90分をとおして試合を見たら、あんなに疲れるものなのかと感じたんです。メンバーから外れた試合をスタンドで見るときは、自分がピッチに立っていたらどうするかということを考えながら見ているので、少し違った感覚でした。とくにどっちを応援していたというわけではないんですけど、自分があれだけ疲れたことを思うと、サポーターの方たちは相当なパワーを使って応援してくれていて、応援しているチームが負けると本当にしんどいんだなと。本来、ホームは自分たちの力を発揮して勝ち続けないといけない場所。最後まであきらめずに戦っているのは僕らだけではなくて、サポーターの皆さんも同じ。なんとかその思いに報いたい気持ちでいっぱいですし、一緒に戦って、勝って喜びを分かち合いたい」

     クラブも様々な企画で最終節のスタジアムを盛り上げようと来場を呼びかけている。苦しい時期をともに過ごしたからこそ、いい結果を手に入れてシーズンを笑顔で締めくくりたい。

    文・写真:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)

  • 急性白血病の新潟・早川史哉が選手契約を再開。17日にデンカビッグスワンスタジアムで感謝を伝える

    急性白血病の新潟・早川史哉が選手契約を再開。17日にデンカビッグスワンスタジアムで感謝を伝える

     新潟の早川史哉が、プロサッカー選手として再スタートを切る。

     16年4月に急性白血病が発覚後、長期の治療を考慮したクラブの計らいで17年1月から一時凍結されていた選手契約を再開することが、12日に公式発表された。これを受け、13日に聖籠町のクラブハウスで、早川の復帰会見が行われた。

     前日の発表を受け、SNSには祝福のコメントが殺到した。早川は「本当にうれしくて涙しましたし、たくさんの人が支えてくれていたんだと、あらためて感じました」と感謝の思いをかみしめた。同時に「周りからは『お帰り』『よかったね』という言葉をいただいたんですけど、僕自身、ここからがスタートラインだと思っています。これからプロの激しい競争を勝ち抜いて、もう1回チームに貢献できる選手にならないといけない。気持ちを引き締め直して取り組んでいきたい」とプロサッカー選手としての決意を語った。

     早川は新潟ユース(現・新潟U-18)から筑波大へ進み、16年に新潟へ加入。センターバックとしてJ1開幕戦から3試合スタメンを勝ち取ったが、その後、体調不良を訴えて4月下旬に離脱。6月に急性白血病であることが発表されて以降、治療に取り組んできた。骨髄移植、抗がん剤治療を経て17年6月に退院すると、今年3月からは新潟U-18の練習に参加。6月からはトップチームへの練習にも時折加わるようになり、7月1日の本間勲引退試合に45分間出場するほどに回復した。

     9月下旬からは毎日トップチームで練習するようになった。「サッカー選手としてのリハビリを開始しているなら、契約をスタートさせるべきではないか」という神田勝夫強化部長からの提案を受け、10月末の定期検診結果に問題がなかったことから、今回の契約再開にいたった(Jリーグ選手登録は未定)。

     新潟ユース時代の恩師でもある片渕浩一郎監督は「プロ選手としてもう一度、踏み出せたことは喜ばしいが、再発するかもしれないという恐怖を背負っていることを理解しなければいけない」と気遣いつつ、「強い気持ちを持って、彼らしく誠実に前を向いてやってほしい」とエールを送った。

     早川は17日に行われる明治安田J2リーグ最終節・山口戦で、デンカビッグスワンスタジアムに登場。2019シーズンパス受付ブースに立つほか、ピッチ上からサポーターに向けて挨拶を行う予定となっている。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

  • ダブルハットの伝説を残した男、バレーが代理人となって元チームメートたちと再会

    ダブルハットの伝説を残した男、バレーが代理人となって元チームメートたちと再会

     05年の柏とのJ1・J2入れ替え戦第2戦でダブル・ハットトリック(6ゴール)を決めたことが甲府で伝説になっているバレー(写真右)が山梨に戻ってきた。

     新たに代理人となってビジネスを展開するそうで、ブラジル人選手を日本、ドバイ、カタール、UAEなどのチームに紹介し、サポートする予定。甲府では懐かしい元チームメートと旧交を温めていたが、DFエデル・リマ(写真左)は中国・天津泰達時代のチームメート、伊藤彰ヘッドコーチが大宮時代のチームメートと、旧交の輪が広がった。

     そして、甲府で3年間ともに戦ったDF山本英臣には「俺がオミさん(山本)の代理人ね」と日本語で冗談を言って、懐かしい友と楽しい時間を過ごしていた。

    文・写真:松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)

  • 出会いは「ふと目が合った」小学4年。大分・馬場賢治と山形・本田拓也が挑む、特別なJ2最終節

    出会いは「ふと目が合った」小学4年。大分・馬場賢治と山形・本田拓也が挑む、特別なJ2最終節

     ※見出しが「J1最終節」となっておりました。現在は修正しています。謹んでお詫び申し上げます。


     大分のMF馬場賢治がJ1自動昇格を目指し、大事な“友”を倒しにいく。

     4チームが優勝の可能性を残しながら二つのJ1自動昇格枠を争う、白熱の今季J2最終節。2位の大分はアウェイで12位の山形に挑む。大分の主将・馬場は、この決戦をこの上ないシチュエーションで迎えることになった。

     山形を率いるMF本田拓也は、桐光学園高時代の同級生だ。平塚生まれの馬場と相模原生まれの本田とが初めてグラウンドに並び立ったのは、二人が小6の年の県トレ。だが実は、運命の出会いはさらにその2年前にまでさかのぼる。小4の馬場が2歳上の兄の試合を見にいったとき、トイレにいこうとした折に、控え室でポツンと一人座っている選手と、ふと目が合った。知らない相手のはずなのに、なぜか印象に残ったその選手が、すでに上級生の試合に出場していた本田だった。

     本田の中学時代のコーチが本田の母に馬場のことを「タク(本田)と一緒にサッカーさせたい選手が一人だけいるんですよね」と話したこともあったという。二人は県選抜で親しくなり、ともにセレクションを受けて桐光学園高に進学する。あらためて話してみると、小4のとき試合会場のバックヤードで目が合ったことを、本田のほうも覚えていた。

     馬場が本田と組んだダブルボランチは「アイツが後ろで自分は前で、ほぼ縦関係」と、互いの個性に応じて明確に役割分担ができていた。そんな上々コンビの今季最終節での主将対決に、桐光学園OBのグループSNSは「どちらも先発すれば並んで入場することになる」と盛り上がりを見せているようだ。

     「3年間、アイツより上にはいけなかった。いつもあと一歩だった」と、本田と過ごした高校時代を振り返る馬場。「人生で一人、二人くらいの巡り合わせを、いいヤツとできた」。かつての盟友を乗り越えた先に、悲願のJ1昇格が見えてくる。

    文:ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)