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“野津田”をJ1規格のスタジアムにーー。「この署名活動が町田の未来につながります」。中島裕希がオンライン署名を呼びかける
FC町田ゼルビア後援会は現在、町田市が発表した『野津田公園スポーツの森整備計画』に賛同するオンライン署名活動を展開している。
この『野津田公園スポーツの森整備計画』(正式名称・野津田公園スポーツの森を自然の中で楽しむ総合スポーツパークとして整備する計画)には、町田のホームスタジアム・町田市立陸上競技場を、J1規格である1万5,000人収容規模のスタジアムに改修する計画が組み込まれている。そのため、同後援会がその趣旨に賛同し、2020年には同事業が計画通りに完了することを望むという意思を示す意味で署名活動をスタートさせた。
なお、署名活動はJ2第1節・ジェフユナイテッド千葉戦が開催された2月26日からスタートし、現在はオンラインによる署名活動を展開中。オンライン署名は多くの“サッカーファミリー”の協力を仰ぎながら、その活動の輪が確実に広がっている。
常時使用できる天然芝のグラウンド環境を整えることなど、J1ライセンスを取得するためにはクリアすべき“ハードル”がまだ残されているものの、“野津田”の改修が実現すれば、2020年の東京五輪イヤーをJ1で戦うというクラブの“青写真”も現実味を帯びてくる。
SNSなどで同署名活動を周知し、町田の中心選手である中島裕希は、次のような言葉で署名活動を呼びかけた。
「この署名活動が町田の未来につながります。もちろん選手たちはピッチで良い結果を残して、クラブに貢献すべきことではありますが、ぜひ鹿島サポーター、仙台サポーター、山形サポーターのみなさん、そして(出身地)富山県の方々など、僕と関わりのあるみなさん、ぜひ署名をよろしくお願いします」
『野津田公園スポーツの森整備事業の実現を!』オンライン署名URL
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
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日本代表で2トップを組んだ経験のある高木琢也監督、効いているカズのプレーとは…?
長崎の高木琢也監督が、横浜FC・カズの守備について語った。
今節、対戦する横浜FCのカズとは日本代表でも同じポジションでプレーしてきた間柄。そんなカズの開幕戦のプレーについて聞かれると「そんなにボールタッチは多くなかったけど、守備面で相手のボランチをよく抑えていますよね」とその守備における存在感について言及した。
「僕が横浜FCで(監督を)やっていたとき、やっぱり守備の部分の要素はありがたかった。本当に良いところを抑えてくれていた」とコメント。自身の経験を受けての言葉には説得力があった。さらに「たぶん、カズさんって年齢を重ねてからそういうところがもっとうまくなったんじゃないかなと思うんですよ。若いときに下手だったわけじゃないですけど、よりそういう部分はうまくなったかなと思いますね」と推測した。ともにストライカーながら、その守備について目を向けるあたりは興味深い考察だった。
文・写真:杉山文宣
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国外アウェイから中3日でもなんのその! 川崎F・車屋紳太郎、頼もしい返答
1日にアウェイでAFCチャンピオンズリーググループステージ第2節・イースタンSC戦を戦った川崎F。香港から翌日に帰国したチームは、今週末に中3日でホーム開幕戦となる今節・鳥栖戦に挑む。そんな過密日程の中、全試合でフル出場を続けているのは車屋紳太郎だ。
週中に行われたACL・イースタンSC戦では左SBでプレー。前半早々に退場者が出る中で90分間をとおして走り続けた。
このタイトなスケジュールもあり、疲労について問われた車屋は「今日と明日も入れて2日間ある。しっかりそこで疲れをとって試合に臨もうと思う」と頼もしい言葉で返答。週末の鳥栖戦を見据えている。
その鳥栖戦では、川崎Fから期限付き移籍で加入し、開幕戦のゴールで注目を一身に浴びる原川力と対峙することとなる。車屋は「あいつがFKを蹴っているのは初めて見ました(笑)。対戦はすごく楽しみ」と語り、古巣対決となる元同僚に対して警戒を強めていた。
ちなみにACLでの初のアジア遠征は「もっと近いかなと思っていたけど、バスを含めて移動は少し大変だった」とアウェイの難しさを吐露。その一方で、飛行機移動ではビジネスクラスを堪能したようで「人生で初めてだったのでビックリした。すごく贅沢だった(笑)」と笑顔を見せていた。
文:林遼平(エルゴラッソ川崎F担当)
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[本日のエルゴラッソ1面]連動、そして破壊
[明治安田J1第2節 プレビュー]
■浦和 vs C大阪
C大阪に襲いかかる得点量産中の浦和攻撃陣[INTERVIEW]
■DF 3 森重 真人(FC東京)
「期待に応えるためには、優勝するしかない」[AFCチャンピオンズリーグ]
■ムアントン・ユナイテッド vs 鹿島
どうした鹿島? スルリと抜け落ちた『3』 -
33歳の誕生日を迎えたチョン・テセ。衰え知らずのフィジカルの秘密は「最後の一周」
2日、チョン・テセが33歳の誕生日を迎え、記者陣から似顔絵入りのケーキをプレゼントされた。誕生日を迎えた感想は。「最近、誕生日が来る度に憂鬱になる。35歳が見えだしたから…。怖いです」と意外な本音(?)を見せる場面もあった。
とはいえ、衰え知らずのフィジカルは健在だ。「意識次第で変わる」というのが持論で、今でもチームでランニングをする際、最後の1周はダッシュで走ると決めている。「若手よりも走れることを、チームメートやコーチングスタッフにも示さなければいけない」と取り組んできた積み重ねでもあるようだ。
今年からキャプテンとなり、小林伸二監督は「周りが見えるようになってきた」と評価。それでも、エースでもあるチョン・テセには、「誕生日を迎えたばかりなので、週末は点を取らせたい」と期待した。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)