EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.3.4(Sat)

March
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
  • 湘南がドイツのブレーメンと提携したアカデミーを開設

    湘南がドイツのブレーメンと提携したアカデミーを開設

     湘南は4日、ホーム開幕戦を前に日独フットボールアカデミー、SVヴェルダー・ブレーメン、湘南ベルマーレの三社共同育成プロジェクト発足の記者会見をShonan BMW スタジアム平塚で実施した。

     このプロジェクトはU-9からU-12のジュニア年代の選手を対象にしたアカデミーを神奈川、千葉に発足させ、そこで本場ドイツのサッカーを指導し、世界に通用する選手を育て上げるというもの。千葉校はJFAの管轄で、湘南と提携するのは神奈川校のみとなっている。神奈川校の生徒の中から選考基準を満たした選手は卒業後、湘南U-15へ。さらにユースチーム昇格、トップチーム加入を目指せる仕組みだ。

     株式会社日独フットボール・アカデミー代表取締役社長の西松文章氏は「日本のサッカーを強くしたい」と話し、ブレーメンチーフスカウトのフランク・オルデネヴィッツ氏は「ドイツのサッカーを学ぶ機会を与えたい。ブレーメンで活躍する日本人を見られたらうれしい」とコメント。湘南の水谷尚人社長は「ベルマーレの選手がブレーメンに移籍できたら」と将来の想像をふくらませた。

     なお、千葉校の1次セレクションは4月8日に江戸川大で行われ、神奈川校の日程や場所は調整中で近日中に発表される。

    文・写真:高澤真輝(エルゴラッソ湘南担当)

  • チケット完売。ホーム開幕戦に向けて柏に油断なし

    チケット完売。ホーム開幕戦に向けて柏に油断なし

     柏は3日、翌日に迫ったG大阪戦に向けて非公開練習で調整を行った。

     鳥栖戦で腰を痛め、今週は別メニュー調整が続いていたハモン・ロペスの起用については下平隆宏監督も「できればベンチに入れたいと思っていますけど、そこはギリギリまで様子を見て見極めたい」と慎重な様子だが、「タケ(武富)や(大津)祐樹、(中川)寛斗など、うずうずして待っている選手がいっぱいいる」と日本人アタッカーの奮起に期待を寄せる。

     指揮官はG大阪に対し、今季は複数のシステムを採用したり、直近のACLでは大敗を喫していたりするため「ちょっと読みづらいところもある」と話すが、「ただガンバがガンバであることは変わりない」と警戒。それは選手たちも同じで「手堅いチームですごく勝ち方を知っているチーム」(輪湖)、「ACLでやられてはいたけど、違う大会と切り替えてはいると思うし、経験のある選手やチーム自体も経験値の高いチーム。しっかり良い状態のガンバだと思って戦うことが大事」(大谷)と気を引き締める。

     開幕戦では敵地での逆転勝ちと好スタート切った柏だが、チームに油断はない。チケットも完売とスタジアムが真っ黄色に染まるホーム開幕戦で、リーグ制覇を果たした2011シーズン以来の開幕連勝を目指す。

    文:須賀大輔(エルゴラッソ柏担当)

  • 男気あふれる松本怜とともに。大分のJ2復帰シーズンがスタート

    男気あふれる松本怜とともに。大分のJ2復帰シーズンがスタート

     明治安田J2第1節・福岡戦で、大分の今季初得点を挙げた松本怜。先制点のみならず、50m5.8秒の俊足を生かして随所で攻守に存在感を発揮した。

     試合前半は硬さの見えたチームで、後方からのパスに抜け出し局面を打開。オープンな展開となった後半は、光の速さで守備に戻り相手のカウンターを食い止めた。さらに劇的なロスタイム決勝弾につながるCKを獲得したのも、松本のサイドでの粘りからだった。

     大分がJ1昇格した13年に横浜FMから期限付き移籍加入し、J2降格した14年も移籍期間を延長。最終節に勝ち点1差でJ1昇格プレーオフ進出を逃したが、「まだここで何も成し遂げていない」と15年には完全移籍した。その年、まさかのJ3降格。「そんな簡単に移籍できるもんじゃない」と残留を選び、昨季は苦しいシーズンを過ごした。J3優勝を決めた最終節・鳥取戦では、前がかりになった相手に押し込まれた状態から、背後を突く鋭いカウンターで一気に形勢を逆転させ続けた。

     チームがうまくいっているときもそうでないときも、生かせる長所を持つ。それを支えているのは、オフシーズンごとに示してきた男気だ。それは期せずして「同一クラブでJ1・J2・J3すべてのカテゴリーで先発出場・得点したそれぞれ初の選手」という記録にもつながった。本人は「名誉なんだか不名誉なんだか」と苦笑いしつつ、クラブとともにJ2での再スタートを切った。

    文・写真:ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)