EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.3.9(Thu)

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  • 千葉のバンディエラ・佐藤勇人はエスナイデル体制を"あの当時”と重ねる

    千葉のバンディエラ・佐藤勇人はエスナイデル体制を

     実現すれば、8年ぶりとなる佐藤勇人、寿人の“双子対決”が期待される11日のJ2第3節・千葉vs名古屋。そこに注目が集まりがちだが、千葉の勇人がプロ18年目のベテランらしい示唆に富んだ話題を提供してくれた。

     今季から指揮を執るフアン・エスナイデル監督と、03年に千葉の監督に就いたイビチャ・オシム元日本代表監督。二人の就任当時の状況が「ダブる」というのだ。いまも当時も難易度の高い戦術に取り組んでおり、「『これ実際、試合が始まったら無理だろ』と不安から入る選手が多い」ことも重なる。ところが、そんな不安がある中、14年前は「強いチームに勝つことで『いけるかも』という自信になり、そこから始まった」とクラブの黄金期を築いたオシム時代の幕が開けたという。

     その経験があるからこそ、名古屋戦はただの一試合以上の重みを感じている。「J1昇格の有力候補に、いまトライしていることがしっかりできて、勝ち点3を取れると大きな自信も得られる。それを毎試合できれば、一気に伸びるのではないか」。千葉のバンディエラはチームの飛躍のため、価値ある勝利だけを見据えている。

     

    文:大林 洋平(エルゴラッソ千葉担当)

    千葉のバンディエラ・佐藤勇人はエスナイデル体制を

  • C大阪のソウザ、29歳の誕生日パーティーでの“ちょっとイイ話”

    C大阪のソウザ、29歳の誕生日パーティーでの“ちょっとイイ話”

     C大阪のソウザが8日、29歳の誕生日を迎えた。当日はソウザの自宅にチームメートやスタッフが集まり、家族も見守る中で誕生パーティーが開かれた。翌9日、「祝ってもらったことはとてもうれしかった。プレゼントも全部、気に入りました。みんなが心からくれたものだから、全部うれしい(笑)」と相好を崩したソウザ。

     このパーティーは、サプライズで行われる“はず”だった。午前練習を終えて帰宅した午後、ソウザが外出しているスキに、渡名喜ようえいジェフェルソン通訳やリカルド・サントスらでケーキのセッティングや部屋の飾り付けをして、ソウザの帰りを待つ予定だったという。

     手際良くリビングにそれらをセットするため、別の部屋に飾り付け一式を用意しておいたそうなのだが、ソウザが帰宅するなり、息子が「パパ、この部屋、絶対入っちゃダメだよ! 秘密だからね」とソウザに話しかけたという。

     そこでピンと来たソウザだが、息子に対しては知らぬふりをして「サプライズ」(ソウザ)での誕生パーティーが“無事”行われたようだ。

    気持ち新たに迎える今節の札幌戦についてソウザは、「J1の試合で簡単な試合は一つもないけど、必ず勝つ」と話し、クラブ、サポーター、そして愛すべき家族のために必勝を誓った。

    文:小田尚史(エル・ゴラッソC大阪担当)

  • U-20日本代表合宿を経て。杉岡大暉「湘南で成長して、代表でもっと良いプレーを出せるように」

    U-20日本代表合宿を経て。杉岡大暉「湘南で成長して、代表でもっと良いプレーを出せるように」

    (写真)8日に行われたFC東京との練習試合で2-0の完封勝利に貢献した杉岡大暉(右)
     
     7日、8日に実施されたU-20日本代表候補合宿に参加した湘南の杉岡大暉。そこで得たものは課題だった。

    「こっち(湘南)とは違う環境の中でフォーメーションも違うぶん、特長を出しづらい部分はあった。ビルドアップの質だとかも上げていかないと」

     いつもと違うサッカーに難しさを感じた。U-20日本代表で務めるのは4バックの真ん中。また見え方も違うポジションでは、動き方も異なる面がある。どんなことでも新しいことに順応することは決して簡単ではない。

     それでもやってのける能力を持っている選手だということは、リーグ開幕戦からの2試合を見れば一目瞭然。冷静に状況判断をし、安定感のある守備力と攻撃力で早くもチームの中心的な存在になっている。「もっとここで成長して、代表でもっと良いプレーを出せるようにしたい」と話すように、より一層成長への意欲が増してきた。

     しかし、一つだけ残念ことが。代表合宿最終日の8日は市立船橋高の卒業式。察しのとおり、高校生活最後の一大イベントに出席できず、いつもと同じくサッカーボールを追いかけていた。「サッカーのほうが大事なので」と話すが、「まだ卒業した感じはない(笑)」と実感が湧いていない様子だった。

     

    文・高澤真輝(エルゴラッソ湘南担当)

  • 反町康治監督、53歳の誕生日に今季のJ1昇格を誓う

    反町康治監督、53歳の誕生日に今季のJ1昇格を誓う

     8日、松本を率いる反町康治監督が53歳の誕生日を迎えた。

     この日の練習後には報道陣から特製バースデーケーキと手作りのプレゼントが贈られ、苦笑いを浮かべつつも報道陣からのリクエストでロウソクを吹き消すなどのフォトセッションに応じた。52歳の昨季は最後の最後で自動昇格を逃し、J1昇格プレーオフでも敗退。「(J1昇格がならずに)悔しかった」と振り返った反町監督は、53歳の今季こそ目標を達成すべく健闘を誓った。

     なお反町監督は、ここまでJ2通算で391試合を指揮して、199勝92分100敗という結果を残している。前節・愛媛戦は試合の主導権こそつかみながらも無得点に終わり、悔しい引き分け。誕生日&J2通算200勝というダブルでのお祝いとはいかなかったのが残念だが、今節・岐阜戦で大台に乗せることができるか注目だ。

    文・写真:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)

  • 長崎のルーキー・吉岡雅和が22歳の誕生日。サポーターからの祝福に感謝

    長崎のルーキー・吉岡雅和が22歳の誕生日。サポーターからの祝福に感謝

     長崎期待のルーキーが9日、誕生日を迎えた。

     駒澤大から今季加入した吉岡雅和。ルーキーながら開幕戦から2試合連続先発出場を果たすなど目覚ましい活躍を見せている。そんな吉岡だが9日が22歳の誕生日。練習後には訪れたサポーターからたくさんのプレゼントを受け取り、笑顔を見せていた。そのプレゼントの量を見た島田譲が「俺、こんなにもらったことないよ!」と言うほどの人気ぶり。地元・長崎県出身ということもあってその期待値の高さがうかがえた。

     吉岡は「こうやってサポーターの方々からお祝いしてもらったり、プレゼントをいただいて本当にありがたいし、試合のときも声援が力になっているので本当に励みになります」とサポーターからの祝福に感謝の言葉を話した。また、22歳の抱負については「22歳、最初の試合で点が取りたい。この2試合も取りたいと思っていたけどシュートも打てなかったので次はもっとどん欲にやっていきたい」と得点への意欲を強く語った。

     経営問題に揺れるクラブだが、今週に入り、英会話学校大手のNOVAホールディングスから5億円の出資打診を受けるなど明るい兆しも見えてきている。地元出身選手として長崎にさらなる明るい話題をもたらせるか。徳島戦での吉岡に注目したい。

    文・写真:杉山文宣(エル・ゴラッソ長崎担当)

  • 熊本のGK野村政孝、サポーター手作りの横断幕に「めっちゃうれしい」

    熊本のGK野村政孝、サポーター手作りの横断幕に「めっちゃうれしい」

      9日の練習後、クラブハウスへ引き上げてきた熊本の選手たちを待っていたのは、サポーターが毎年手作りしている、新加入選手の横断幕。選手が直接サインを書き入れることで横断幕が完成する。

     これらは選手1人ひとりですべてデザインが違い、出身地やポジションをイメージさせるあしらいが施されていたり、スピード感やプレースタイルをフォントで表現したりと、1枚1枚に思いを込めた工夫が凝らされている。

     今日は、先日加入が発表されたブラジル人FWモルベッキをのぞき、昨季途中に加入したMF菅沼実とDF小谷祐喜のものも含めて12枚が張り出され、選手たちが自分の幕にサインした。

     「顔入りで作ってもらえるなんて、めっちゃうれしいです。名古屋でも横断幕は作っていただきましたけど、メンバーにも入っていなかったので、(作ってもらえたのは)2年目でした(笑)。チームの一員として認めてもらえた感じがします」と言うのは、GKの野村政孝。

     開幕から2試合続けてサブメンバー入りしており、日々のトレーニングも充実している様子。「課題もいろいろと見付かって、そこをプラスしていければもっと良くなると思います」と、公式戦出場への意欲もいっそう高まっている。

     

    文・写真:井芹 貴志(エルゴラッソ熊本担当)

     

  • GKに負傷者続出の横浜FC。ユースの大内一生を2種登録へ

    GKに負傷者続出の横浜FC。ユースの大内一生を2種登録へ

    (写真)中央が高丘陽平、左が大内一生

     

     横浜FCのGK事情がピンチだ。今季は大ベテランの南雄太を正守護神に、ユース昇格4年目の高丘陽平、高卒新人の市川暉記の3人体制でスタートしたが、南が開幕の松本戦で負傷。第2節の長崎戦は高丘がゴールを守り、市川がベンチ入りしたが、その市川までもが8日の練習で負傷してしまったのだ。

     9日の練習は大学生の練習生と、ユースの大内一生を加えて3人で行った。大内は16歳で、U-16日本代表にも選ばれる逸材。週末の群馬戦はこの大内を2種登録してベンチ入りさせる予定だが、「明日(2種登録の)承認が下りるはずだけど、下りなかったらどうしよう?とか、高丘がけがしたらどうしよう?とか、もう大変だよね」と、さすがに中田仁司監督も苦笑い。ちなみにベンチ入りから何かあれば出場のチャンスを逃した市川だが、そのおかげで明日の高校の卒業式には参加できることになった。

    文・写真:芥川和久(エルゴラッソ横浜FC担当)