-
「処分をしっかりと受け止める」。清水の角田誠が自らの行いを反省
清水はJ1第4節・鹿島戦で相手選手に対する挑発行為で問題になった角田誠に対しての処分を、ホームページ上で発表。角田には「J1リーグ1試合出場自粛」および「制裁金」が科せられることになった。
この処分を受けて角田は、「Jリーグ全体に悪い印象を与えてしまった。絶対にやってはいけない行為。処分をしっかりと受け止めて、またチャンスがあれば清水のために仕事をしたい」と猛省した。小林伸二監督によると、角田は始動日となった今日21日練習前のミーティングで、選手、スタッフ全員の前で謝罪したようだ。
練習後、小林伸二監督は、「常に注目される存在であるということを忘れてしまっていたのかもしれない。ただ、この2日間は本人にとってもつらかったと思う。ここから、いかに反省して変わった自分を見せるか。そのためにわれわれもフォローしたい」と話した。
なお、角田はすでに、制裁金とは別にホームゲームチケット100万円分を購入するなど、社会貢献活動に取り組む意思を示している。
文:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当) -
右サイドの“第二の槍”。柏の小池龍太が見据えるさらなる高み
リーグ戦3連敗中と苦しむチームにおいて、前節・仙台戦でリーグ初先発を飾った小池龍太が期待どおりのプレーを披露したことは明るい材料である。公式戦では初めてコンビを組んだ伊東純也との右サイドは大きな可能性を感じさせた。
仙台戦でも得点にこそつながらなかったが、右サイドから何度もクロスを供給。これまでは伊東を止められると停滞することの多かった右サイドだが、“第二の槍”として背番号13が高い位置でボールに絡むことで新たな突破口が生まれ始めている。
しかし、当の本人に満足した様子は見られない。「回数や質はまだまだ。本当に相手にとって脅威だったのか、相手の選手がキツそうな顔をしていたかと言われればそうでもない。J(伊東)のドリブル突破や自分のオーバーラップができたかと言われればどうかなと思う」と厳しい自己評価。
「良い連係が出来ているから『良し』ではなくて、自分とJで相手からしたら12人でプレーしている感覚にさせたいというか、『12対11でサッカーをやっているようでキツかった』という感覚に自分たちの右サイドだけでも思わせたい。それだけの力がある選手が前にいるので、もっとその選手の怖さを引き出してあげる選手になって、二人三脚でやっていければ」とさらなる高みを見据える。
そのためには「毎日100%で努力したい」と小池。天井知らずの成長意欲を持つ男のこれからが楽しみだ。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ柏担当)