EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.3.22(Wed)

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  • 「スペクタクルに勝たなければいけない」。ブラジル時代のダービーの思い出を語った磐田のアダイウトン

    「スペクタクルに勝たなければいけない」。ブラジル時代のダービーの思い出を語った磐田のアダイウトン

     磐田は22日、J1第5節・清水戦(4月1日@エコパ)に向けてトレーニングを開始した。

     4年ぶりの“静岡ダービー”とあって熱戦必至だが、アダイウトンにとっては公式戦で清水と戦うのは今回が初めて。そんな彼に、ブラジル時代に経験したダービーの話を聞いた。

     かつてフォルタレーザに在籍していたアダイウトンは、セアラというクラブとのダービーを体験している。ライバルとの対決は独特の雰囲気があるという。

    「非常に難しい試合だった。細かいところで勝敗がつくし、どちらがよりミスをしないかという部分にかかってくる。われわれはピッチ上で勝つ、そしてスペクタクルな試合をしないといけないと思っていた。でないと、サポーターを納得させることができない。より一層、気合いが入る試合だった」

     そんな特別な舞台で得点を挙げたこともあるそうで、「ダービーで点を取ると一気に自信が深まるし、非常に心地良くなる」と話していた。

     果たして、ブラジル人アタッカーは静岡ダービーでどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。

    文:青木務(エルゴラッソ磐田担当)

  • 今季愛媛に加入。過去最高のMF小池純輝が3年ぶりに水戸のピッチを踏む

    今季愛媛に加入。過去最高のMF小池純輝が3年ぶりに水戸のピッチを踏む

     かつての古巣ホーム戦を愛媛のMF小池純輝が楽しみにしている。

    「もう古巣のチームもいっぱいあるので」と照れ笑いを浮かべながらも、やはりかつて2シーズンをプレーした水戸は思い入れのあるチームであり、好きな街だ。

    「水戸にいたときからいまでも応援してくれている人もいるし、お世話になった人もたくさんいる。いまもオフには毎年のように水戸に遊びに行っている。愛媛と同じで人が温かい」

     小池は今季ここまでの開幕4戦すべてに先発出場しており、今節も先発スタートが濃厚。昨季は千葉で出場機会を失い、その前年も水戸のホーム開催試合では欠場していたため、今節出場すればケーズデンキスタジアム水戸での3年ぶりのピッチとなる。

    「元気に活躍する姿を見せたいという気持ちは強い」

     かつてそのスタジアムで見せていた縦へ鋭く仕掛ける姿はいまも健在。加えて、今季の愛媛では「選手全員が過去最高のパフォーマンスを」という指揮官からの高い要求に試行錯誤しながらも、それをピッチで貪欲に実践。味方を使うプレーも織り交ぜながら組織としての質の高い攻撃にも貢献する姿を見せている。

     小池は今年5月に三十路を迎えるが、いまもなお自身が成長過程にあることにワクワク感を隠せない。その新たな自身のスタイルを今節、古巣相手に披露し、「(水戸の人たちが)そんなプレーやってた? となれば」と意気込む。

     その表情からは“エーコ(小池の愛称)スマイル”がこぼれていた。

     

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • 千葉の高卒ルーキーMF高橋壱晟が対戦を熱望するのは、青森山田高の先輩、湘南のあのMF

     高卒新人ながら、ここまで3試合で先発出場を果たした千葉のMF高橋壱晟。その大型ルーキーがプロ入り後、「すごく対戦してみたかった」と心待ちにしていたのが今節の湘南戦だ。その理由は「一緒にやらせてもらい、いろいろ学ばせてもらった」と尊敬してやまない青森山田高時代の1年先輩、MF神谷優太の所属先だから。ところが、当の神谷はU-20 日本代表としてドイツに遠征中で欠場が決定的。熱望していた同門対決はお預けとなり、素直に残念がる。

    「プレスもすごいし、シュートもドリブルもパスも、なんでもできる選手」という神谷について、最も高橋の心に刻まれているのが、チームメートに強く要求する姿勢。勝負にこだわる熱い気持ちに感銘を受けたという。その神谷がプロ入りする際には、「『1年後、お前もこの世界に来いよ』と言われた」といい、ことあるごとにプロのピッチ上で戦いたい思いを口にしていた。

     次に対峙する可能性があるのは、8月のホーム戦。「いまはU-20日本代表と、呼ばれなかった自分という差があるが、チームで頑張って成長してチャンスがあったときには負かしたい」。ずっと抱き続けてきた熱い思いを一旦胸にしまい、5カ月後の再会と先輩超えを誓っていた。

     

    文・大林洋平(エルゴラッソ千葉担当)

    千葉の高卒ルーキーMF高橋壱晟が対戦を熱望するのは、青森山田高の先輩、湘南のあのMF

  • 両チーム最多のシュート5本。MF小西雄大がプロ初出場で見せた積極性

    両チーム最多のシュート5本。MF小西雄大がプロ初出場で見せた積極性

     前節・大分戦、開始50秒でシュートを放ったのは、徳島県出身のルーキーMF小西雄大。プロ初出場とは思えない躍動感を見せた。

     徳島県出身の小西だが、ジュニアユースからG大阪の下部組織に所属。昨季は2種登録され、G大阪U-23としてJ3で2試合に出場。今季から徳島でプロ生活をスタートさせ、前節・大分戦が徳島での公式戦デビューとなった。

     周囲を驚かせたのが、堂々としたプレーだ。物怖じする様子はなく、こぼれ球に反応して開始50秒にファーストシュート。その後もアグレッシブなプレーを続け、結果として公式記録には両チームの中で最多のシュート数5本が記された。

    「緊張はするけど、あまり気にしないというか。それよりも試合をするときって、楽しみのほうが多いんです」と話し、「大分戦は初出場ということもあって爪跡を残そうという気持ちがあったし、モチベーションが高かったこともプレーにつながったのかもしれない」と振り返る。開始直後のシュートについては「あの1本で結構ラクになった」と言い、その理由も「点を取りたかったので、思い切りの良いプレーをしたかった」と実に積極的なものだった。

     試合映像を見返しながら、「出場しているときは結構できていると思っていたけど、あとで見てみると、できていないことのほうが多かった」と感じたそう。しかし、「良い経験ができた」と話す表情は、先週までと比べ物にならないほど自信に満ちあふれていた。

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 鬼門撃破へ。DF太田康介「歴史を変えないといけない」

    鬼門撃破へ。DF太田康介「歴史を変えないといけない」

     金沢は今節、ホームに町田を迎える。これまでJFL、J3、J2の舞台で対戦してきた両者だが、金沢はいまだ勝利がない。

     かつて町田に在籍したDF太田康介は「一回も勝っていないので、とにかくここで町田を叩けるように。別にイヤなイメージがあるわけではないけど、ここでそろそろ歴史を変えないといけない。それでウチが今シーズン初勝利を挙げられたらと思う」と話した。

     相性の悪さを払拭し、対町田戦、そしてチームとしての初勝利をつかみにいく。

     文・野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • 湘南の曺貴裁監督が“J3”を通じて選手に伝えたかったこと

    湘南の曺貴裁監督が“J3”を通じて選手に伝えたかったこと

     22日、湘南は今節・千葉戦に向けてトレーニングを行った。その練習前、ミーティングで曺貴裁監督は選手たちにこう話した。

    「上を目指すことは大事だけど、俺たちを目指しているチームがあるということを分からないとダメだぞ」。

     最近、曺貴裁監督は、J3のハイライトやスカパー!の『Jのミライ〜J3の現在地〜』を見たという。そこで目の当たりにしたのは、応援したくなるような、ひたむきさを表現しているサッカー。お金がなくてもどん欲に上を目指すクラブ、選手の姿だった。

     下のカテゴリーの選手たちにとって湘南というクラブは、プロとしてお金をもらってサッカーに集中できる最高の環境だ。対してJ3クラブのほとんどは厳しい現状。練習後に仕事があるため、限られた時間でトレーニングをしなければならない。そんな状況で、技術では劣るものの“頑張ること”を忘れずプレーをしている。

     湘南の前節・愛媛戦は一つひとつのプレー、ボールに食らい付くシーンがあまりなく、アグレッシブにプレーする湘南らしさが影を潜めた。しかし振り返れば、選手たちが現在プロサッカー選手でいられるのは“頑張ること”を忘れなかったから。そして、それは湘南というクラブも同じ。「ここまでクラブが何の努力もなくきたわけではない。いろいろなトライやチャレンジをしてきていまがある。その気持ちを失ってはいけない」(曺貴裁監督)。

     人から愛され、応援されるようになっていくには、必ずその姿勢が必要だ。今節・千葉戦では、胸が熱くなるような試合をホームで繰り広げてくれることに期待したい。

    文:高澤真輝(エルゴラッソ湘南担当)

  • 今節・長崎戦でリマッチ!? 京都・本多勇喜と阪南大同期・飯尾竜太朗の、友人ゆえの荒ぶるバトル

    今節・長崎戦でリマッチ!? 京都・本多勇喜と阪南大同期・飯尾竜太朗の、友人ゆえの荒ぶるバトル

     25日に行われるJ2第5節・長崎戦。目が離せないのが、同サイドでマッチアップする可能性が高い京都・本多勇喜と長崎・飯尾竜太朗のバトルだ。同じ91年生まれの二人は阪南大の同期で、「いまも仲が良い」(本多)という友人同士である。

     この二人の対戦で思い浮かぶのが、昨季のJ2第20節。飯尾が当時所属していた松本と京都が対戦した、西京極でのゲームのあるシーンだ。京都のゴール前で二人がもつれ合ったあと、本多が起き上がりざまに飯尾の頭を平手ではたき、何もなかったような顔で去っていく。そして、そのシーンが中継のカメラにバッチリ収められていた。

     もちろんその一件は、友人ゆえの手荒いコミュニケーション。本多は、「あの試合のあと、飯尾からLINEでそのシーンの映像が送られてきたんです。『家族が爆笑してる』って(笑)」と回想する。本多は25日の長崎戦に向けて、「試合中に笑っていたら、すみません(笑)」と謎の言葉を残しているだけに、今回もこの二人ならではのバトルが展開されそうだ。

     ただし、昨季の松本戦のシーンは、二人の関係を知らずに客観視すれば立派な暴力行為。レフェリーの目には、くれぐれも注意してほしいものである。

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • 滝行、UAE訪問、アフリカ滞在。自己研鑽を続けるGK北野貴之が、GKスクランブルの横浜FCに加入

    滝行、UAE訪問、アフリカ滞在。自己研鑽を続けるGK北野貴之が、GKスクランブルの横浜FCに加入

     横浜FCは22日、GK北野貴之の獲得を発表した。北野は北海高出身で、札幌大を中退して03年に新潟入りし、06年にJリーグデビュー。新潟の正守護神として活躍後、10年に大宮へ完全移籍。14年末の大宮退団後、15年8月にC大阪と契約した。当時J2のC大阪での公式戦出場はなかったが、C大阪U-23でJ3リーグ戦7試合に出場している。

     横浜FCは昨季に続き、GKは3人体制でシーズン入りした。しかし、正守護神の大ベテラン南雄太が開幕戦で負傷。第2節はユース出身で21歳の高丘陽平がゴールを守り、高卒ルーキーの市川暉記がベンチ入りしたが、その市川も練習中に負傷。第3節からは年代別日本代表にも選ばれている下部組織の大内一生をベンチ入りさせていた。大内はまだ高校2年生で、4月からは学校も始まり、U-17代表での活動もあることから、チームとしては経験と実績のあるGK獲得が急務となっていた。

     北野は16年末でC大阪との契約を満了し、フリーとなっていた。その間、真冬の滝に打たれて修行したり、UAEのドバイを訪れ大宮時代のチームメート増田誓志に会ったり、アフリカのタンザニアやケニアを訪れ、「野生動物の(世界で)本物の弱肉強食の眼に遭う」傍ら、スラムでたくましく生きる人々や少年たちと交流するなど、現役続行へ自己研鑽を続けていた。今月は沖縄の石垣島で自主トレとともに、パワースポットでパワーを溜めるなど準備は万端。

     北野はクラブを通じ、「今回、横浜FCさんから、ご縁、お話をいただき、心から感謝しています。自分が今日まで得た学びを横浜FCで生かし、チームの目標達成に際し、推進力となれるよう、覚悟し精進して歩みたいと思います。サポーターの皆さま、全国の応援してくださる皆さまのお力をお借りし、今季を素晴らしい形で終えたいと思います。どうぞよろしくお願いします」とコメントしている。

     C大阪ではトップチームでの出場はなかったが、その熱い魂で昨季のJ1昇格を精神面から支えていたとも評価されるだけに、横浜FCにとって北野獲得は単なるGKの補充ではなく、J1自動昇格へ本気モードの補強と見ていいだろう。

     

    文・写真:芥川和久(エルゴラッソ横浜FC担当)

  • 札幌・四方田修平監督、同世代の野球日本代表・小久保裕紀監督に「プレッシャーが大きいでしょうね」

    札幌・四方田修平監督、同世代の野球日本代表・小久保裕紀監督に「プレッシャーが大きいでしょうね」

     札幌は前節の広島戦でJ1復帰後初勝利を収めた。「やはり、勝った良い雰囲気の中でトレーニングができるのはいいこと」と四方田修平監督。今週末は試合がないということもあり、19日から3日間のオフを設定。四方田監督自身は「3日間、特に何もしないことでリフレッシュした」と笑顔を見せた。

     また、この日は練習と同じ時間帯に野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本vs米国戦が行われていた。四方田監督は「あまり(TVで)見ることができていない」としながらも、「小久保監督は同世代なので、そういった方がどうやってチームをマネジメントしているのかは、興味深い」と関心を示した。

     かつては自身も日本代表チームのスタッフだった経験があるだけに、「国を背負って戦うプレッシャーが大きいでしょうね」と慮っていた。

    文:斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)写真:小林学

  • [本日のエルゴラッソ1面]中東アウェイ。ここが正念場

    [本日のエルゴラッソ1面]中東アウェイ。ここが正念場

    [日本代表]
    ■カンドゥーラ包囲網を突破せよ
    ■UAE代表 vs 日本代表
    どんな形でも『3』を持ち帰る

    [明治安田J2第4節 マッチレポート]
    ■松本 vs 千葉
    裏を狙って先制。松本、プランどおりに首位叩き

    [明治安田J1第4節 マッチレポート]
    ■G大阪 vs 浦和
    青黒を苦しめた、浦和の策略[3-5-2]

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