EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.3.29(Wed)

March
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  • 初勝利後の練習にサポーターが詰めかけた山口。「応援に応えたい」(鳥養)

    初勝利後の練習にサポーターが詰めかけた山口。「応援に応えたい」(鳥養)

     前節のJ2第5節・讃岐戦で待望の今季初勝利を上げた山口。今週の公開練習にはこれまで以上に多くのサポーターが見学に訪れ、チームの練習を見つめている。

     週初日の練習(28日)は快晴だったこともあり、100人以上のサポーターが押し寄せ、3時間に及ぶ練習を見守った。29日は冷たい風が吹く曇り空、それでも50人ほどのサポーターが見学。春休みに入ってからは子ども連れも多い。

     両日とも練習時間は長く、内容も濃いものだった。選手たちは一様に「疲れた。長かった」とこぼしながらも充実した表情を浮かべる。

     主将のMF鳥養祐矢は「こうして足を運んでもらえると気を抜けないし、選手もやらなければいけないと実感できる。一勝して吹っ切れた選手も多い。応援に応えるためにも、現状で満足せずに高い順位を目指したい。観客動員数も盛り返さなければ」と意気込む。

     

    文・写真:田辺 久豊(エルゴラッソ山口担当)

  • 新潟から町田に期限付き移籍を果たした増田繁人。2年ぶりに町田で戦う決意を語る

    新潟から町田に期限付き移籍を果たした増田繁人。2年ぶりに町田で戦う決意を語る

     オフ明けの29日、町田は新潟所属のDF増田繁人が期限付き移籍で加入すると発表した。増田は15シーズン、大分とのJ2・J3入れ替え戦を制してJ2復帰を決めた際の功労者の一人で、当時はレギュラーCBとして32試合に出場。ディフェンスリーダーの深津康太とともに鉄壁のCBコンビを築き、クラブのJ2復帰とともにリーグ最少失点記録(18失点)にも貢献した。

     増田は前日の28日に新潟のクラブスタッフや選手たちへの挨拶を済ませ、最低限の衣類だけを持参して自家用車で上京。町田に着くころには日付けが変わっていたという。早速増田は29日の全体練習に合流し、フィジカルメニューや6対6のミニゲームなど、チームメートとともにフルメニューをこなした。

     2シーズンぶりに町田のトレーニングウェアに袖を通した増田は、“電撃復帰”を果たした町田で戦う決意を次のように話している。

     「まずは個人として先発を獲ること。J1ライセンスがないことも分かっているけど、それができてからは、チームとしては(J1昇格)プレーオフ出場権争いに絡むこと。結果を残せれば、周りの環境が整う速度も速まると思っている。それがこのクラブに必要だし、それに貢献したいという思いは強い」

     なお、3月31日が期限の選手登録に間に合えば、4月1日に開催されるJ2第6節・FC岐阜戦から出場可能となる。

    文・写真:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)

  • 2戦連発中の金沢FW佐藤洸一。初勝利へ向けて「一つ目のチャンスを決めるくらいの気持ちでやる」

    2戦連発中の金沢FW佐藤洸一。初勝利へ向けて「一つ目のチャンスを決めるくらいの気持ちでやる」

     今季、長崎から金沢に完全移籍したFW佐藤洸一。チームは開幕から5戦勝ちなしと苦しんでいるものの、佐藤は2試合連続ゴール中。背番号9の調子は上向きだ。

     前節・町田戦では、良い動き出しで杉浦恭平からパスを引き出し、落ち着いて決めた。「(杉浦)恭平が良い感じで前を向いてボールをもらったので、スペースがあったからそこに斜めに走ったら良いボールが出てきた。ギリギリだったけど、触ったら良いところにトラップできた。角度もコースが見えたので流し込むだけだった」(佐藤)。

     前線からの守備、オフ・ザ・ボールの動きでの貢献も光る佐藤だが、J2で二ケタ得点を記録した実績があるだけに、期待されるのはやはり得点だろう。「そろそろ勝ちたい。自分の一番の仕事はゴールを取ること。次の試合でもしっかり取れるようにしたい。先制点が欲しいので、そこを意識して早い段階で取れるように、一つ目のチャンスを決めるくらいの気持ちでやっていきたい」。今季初勝利へ向け、ストライカーはさらなるゴールを見据えている。

    文:野中拓也(エル・ゴラッソ金沢担当)

  • 「目標は10アシスト」。勝負のシーズンに飛躍を続ける千葉のDF北爪健吾

    「試合に出る幸せをもっともっとかみしめたい」。千葉のDF北爪健吾がプロ3年目にして、充実のシーズンをスタートさせている。

     今季はここまで全試合フル出場。過去2年間のリーグ戦の先発は15年が4試合、16年が6試合にとどまっていただけに、一気にブレイクを果たした感がある。目に見える結果は、1-0で勝利した開幕戦の町田戦での決勝アシストのみだが、主戦場の右サイドを献身的に上下動して攻守ともに貢献度は高い。

     自身の現状について、「(昨季までと比べて)メンタルの充実度はまったく違うし、試合に出ることで成長しているのを感じることができているのは初めての感覚」と自覚する。その一方で慢心はない。今季の目標を10アシストと設定しており、「5試合で1アシストは少ない。アシストランキングで上にいられる選手にならないと、ずっと出続けるのは難しい。結果を出せる選手になって、早く主力として計算してもらえるようになりたい」と貪欲だ。

     さらに今季がプロ人生の分岐点になるとも感じている。「今季がダメならこの先も大きく変わっていくことはできないと思っている。自分にとってはそれぐらい大事なシーズン。結果を求めながら、チームがJ1に昇格するためにできることをしたい」。北爪はチームと個人の結果を両立させ、さらなる成長曲線を描いていく。

     

    文:大林 洋平(エルゴラッソ千葉担当)

    「目標は10アシスト」。勝負のシーズンに飛躍を続ける千葉のDF北爪健吾

  • 鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督、師弟対決を前に「敵として対戦できるのはうれしいこと」

    鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督、師弟対決を前に「敵として対戦できるのはうれしいこと」

     マッシモ・フィッカデンティ監督がキャリア初の師弟対決について語った。

     今週末、FC東京との対戦を控える鳥栖だが、フィッカデンティ監督にとっては14、15年と2年間、指揮を執った古巣。さらにFC東京を率いる篠田善之監督とは当時、監督とヘッドコーチの間柄で2年間、ともに戦った。篠田監督が率いる現在のFC東京については「自分がやっていたころのやり方にいくつか戻したと見えるところがある。ただ、完全に自分がやっていたときのやり方に戻して良くなったという言い方は絶対にできない。彼のやり方を加えた状態で、いまのFC東京がある」と昨季途中に就任し、チームを立て直したその手腕を高く評価していた。

     いわば、師弟対決となる両指揮官だが、フィッカデンティ監督にとっては意外にも「キャリアでも初めて」の経験。開幕前のキックオフカンファレンスでは「『監督として対戦することになったな』という話もした」とのことで、「チャンスを与えられるべき仕事を彼はしてきていると思う。彼のことを考えるとうれしいし、敵として対戦する状況になるということはうれしいこと」と再会を心待ちにしている様子だった。

     フィッカデンティ監督が師としての威厳を見せるのか、篠田監督が師を上回る采配を見せるのか。両指揮官にも注目が集まる。

    文:杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)

  • 札幌の四方田修平監督、今夏加入のタイ代表FWチャナティップに熱い視線。「前を向いた際に光るものがある」

    札幌の四方田修平監督、今夏加入のタイ代表FWチャナティップに熱い視線。「前を向いた際に光るものがある」

     28日、日本代表が埼玉スタジアムでタイ代表とロシアW杯アジア最終予選を戦い、FW久保裕也の得点などで4-0と快勝。ホームでしっかりと勝ち点3を奪った。そして、その試合をテレビ観戦した札幌の四方田修平監督は日本代表の勝利を喜んだ上で、今年の夏から札幌加入が決まっているタイ代表FWチャナティップ・ソンクラシンのプレーにもしっかりと目を向けていた様子。

     「ボールを持って前を向いた際には、光るものがあるし、日本代表も彼には警戒していたと思う」と感想を口にした。チャナティップは現所属のムアントン・ユナイテッド(タイ)がACLに出場している関係もあって、札幌に合流するのは7月以降となる見とおし。今後もそのプレーに熱い視線が注がれそうだ。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • 代表で出場機会のなかった鹿島DF昌子源。負荷を高めて週末の大宮戦へ

    代表で出場機会のなかった鹿島DF昌子源。負荷を高めて週末の大宮戦へ

     29日、日本代表に選出されていたDF昌子源とDF植田直通が鹿島に合流、全メニューをこなしただけでなく、二人だけ追加でインターバル走を行った。

     UAEとのアウェイゲームを戦い、さらにタイとのホームゲームを戦った日本代表だが、二人は試合出場の機会がなく「体が重くて、普段は出る足が出なかった」(昌子)とコンディション調整が難しかったことを示唆。それもあって負荷を高めて週末の大宮戦に向けて万全の状態を作る努力をしていた。

     MF久保裕也らの活躍によりポジション争いが活性化している攻撃陣に比べ、守備陣は底上げが急務。ACLで対戦したムアントン・ユナイテッドの選手の多くがタイ代表としてピッチに立ったが、自身はピッチに立つことができなかった昌子。「(次節は)難しい試合になると思うが、大宮戦でしっかり結果を出さないといけない」と表情を引き締めていた。

     

    文:田中 滋(エルゴラッソ鹿島担当)

  • 「素晴らしい」。新戦力MFセルジーニョも感嘆する“背番号12”の存在

    「素晴らしい」。新戦力MFセルジーニョも感嘆する“背番号12”の存在

     冷え込んだ前節・名古屋戦から一転し、春めいた陽気となった松本。学校が春休みということもあり、29日、松本市かりがねサッカー場で行われたチームのトレーニングには、家族連れを中心に、多くのファン、サポーターが見学に訪れた。

     練習に励む選手たちの一挙手一投足で熱い眼差しで見つめ、練習後には選手たちにサインや写真撮影を求めて交流を深める一幕も。

    「ブラジルのサポーターは調子の良いときはチヤホヤしてくれるけど、調子が悪くなると掌を返す」と話すのは、開幕から先発出場を果たしているMFセルジーニョ。続けて「だからこそ松本のサポーターは素晴らしい」とも。サントスやパルメイラスのようなビッグクラブでプレー経験のあるアタッカーの言葉には説得力があった。

     今節・徳島戦は遠距離アウェイとなるが、現在のところ500名ほどのサポーターが鳴門大塚まで駆け付けるとのこと。背番号12とともに、チーム一丸となって強豪と好勝負を演じたい。

    文・写真:多岐 太宿(エルゴラッソ松本担当)

  • 仙台の渡邉晋監督、“同期”の鬼木達監督率いる川崎Fとの対戦を心待ちに

    仙台の渡邉晋監督、“同期”の鬼木達監督率いる川崎Fとの対戦を心待ちに

     仙台の渡邉晋監督が、川崎Fの鬼木達監督との対戦を心待ちにしている。

     仙台は4月1日に、明治安田J1第5節で川崎Fと対戦する。ここまでリーグ戦3勝1敗の仙台は、この川崎F戦から上位チームとの対戦が続く。「まず、この川崎F戦でどれくらいできるか楽しみ」と、渡邉監督は今季のチームの力試しに前向きだ。

     そして指揮官がもうひとつ楽しみにしているのが、川崎Fの鬼木監督との対戦だ。渡邉監督と鬼木監督は、JFA公認S級コーチのライセンス取得時期が同じ。ともに所属チームのコーチを務めていたときも仲が良く、鬼木監督が監督に昇格した今季は「(Jリーグキックオフ)カンファレンスのときは、ずっとしゃべっていました」とのことだ。

     監督同士としての対戦は、今回が初めてになる。渡邉監督は鬼木監督率いる今季の川崎Fを「守備を整備しているので、今までの対戦とはまた変わってくるところもあると思います」と警戒し、試合当日までに入念な準備を進めている。

    文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)

  • 再ブレイクを誓う、再登録濃厚のパトリック。実戦復帰は6月以降か

    再ブレイクを誓う、再登録濃厚のパトリック。実戦復帰は6月以降か

     25日に来日したG大阪のパトリックが28日、再ブレイクを誓った。

     昨年のルヴァンカップ決勝を目前に右ひざ前十字じん帯損傷と右ひざ外側半月板損傷で全治8カ月の負傷。今季は選手登録から外れていたパトリックだったが、現時点で外国籍選手登録の枠が余っているために再登録される見込みとなった。

     ブラジルでリハビリ中に3kg痩せ、ややスリムになったパトリックは「すごくうれしいね。再び家に帰ってきた感じがする」と笑顔。負傷箇所についてはもう痛みはないものの、長谷川監督によると「左右の太さがまだ違うので、けがをしたほうの筋肉を戻さないと再断裂の恐れがある。実戦復帰は6月以降」と慎重な姿勢を見せた。パトリック自身も「ピッチに帰ってきたときには、さらにパワーアップして『違う選手になったのではないか』と思われるぐらいのパフォーマンスを見せたい」と意気込みを口にした。

    文・写真:下薗昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)

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