EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.7.4(Tue)

July
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
  • ペトロヴィッチ監督、戦友・森保一監督の退任を惜しみ、監督業の難しさを語る

    ペトロヴィッチ監督、戦友・森保一監督の退任を惜しみ、監督業の難しさを語る

     ペトロヴィッチ監督が3日付で辞任した広島の森保一監督を労った。

     ペトロヴィッチ監督は「それぞれのチームの監督がライバルであるが、監督業という括りであれば同僚。ともに戦う仲間だ」としながら、「大宮の渋谷さん(渋谷洋樹氏)が解任されたときも非常につらい思いをした」と思いを吐露。加えて森保監督とは07年途中から09年まで広島で「監督とコーチという間柄でともに戦った仲間」であるだけに「余計に心が痛い」と、森保監督の退任を惜しんだ。

     監督を退任するという決断はネガティブなものだが、ペトロヴィッチ監督は「人生そのものもそうだが、死なない限りは頑張ることができる。これは神様が彼に与えた『少し休養しなさい』という時間かもしれない。もしかしたら今後、もっと良いクラブで仕事ができるかもしれないし、そのためのチャンスかもしれない。すべてをネガティブに捉える必要はない」と森保監督を気遣った。

     そして、「サッカーの世界は10人の選手を代えるよりも監督を代えるほうがベターであり、そうなることが多い。過去5年で3回も優勝した監督が2カ月、3カ月で結果が出ないと職を追われてしまう。それがわれわれの厳しい世界」とすると、ともにリーグ3連敗という状況で臨んだ前節で「逆にわれわれが敗れていたら、クラブはどうアクションを起こしていたか分からない。このクラブで10年仕事をするという気持ちでいながらも、明日の我が身を心配しないといけない。監督がそういう仕事であることは間違いない」と監督業の難しさ、苦しさについて説いていた。

    文・菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)

  • ビョン・ジュンボンは金沢からの2度目のオファーに移籍を決意

    ビョン・ジュンボンは金沢からの2度目のオファーに移籍を決意

     2日、金沢は清水からDFビョン・ジュンボンの期限付き移籍加入を発表した。そして4日、ビョン・ジュンボンがチームに合流し、トレーニングで汗を流した。

     J1清水から出場機会を求めて移籍を決断したビョン・ジュンボン。「今年の3月に1回オファーが来た。あのときはもっとJ1でチャレンジしたくてチャレンジしたけど、残念ながら(試合に)出られなかった。今回、またオファーが来て、移籍したらチャンスがある可能性が高いと思い移籍を決めた」。

     ポジションはセンターバック。和田昌裕強化・アカデミー本部長は「ガツガツいけてビルドアップができる」と話し、柳下正明監督も「ボール際の激しさはあるけど、落ち着いているのでボールを持ったときに良いところに(パスを)つけられる。チーム自体が安定する」と期待を寄せた。

    「金沢はすごく切り替えが速い」と、初練習の感想を述べたビョン・ジュンボンは、「全試合に出て、金沢がJ2に残留するための力になりたい。全力で練習をして、勝ちたい」と、シーズン後半戦へ向けて意気込みを語った。

     背番号は『33』。第24節・千葉戦から出場可能となる見通しで、これからコンディションを上げ、チームへの適応を図る。前節・横浜FC戦では、同じくセンターバックの庄司朋乃也が金沢デビューを果たしており、いずれは庄司とビョン・ジュンボンがコンビを組む公算が大きい。

    文・写真:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • 大宮の“プラスα”、マルセロ・トスカーノが全体練習に合流

    大宮の“プラスα”、マルセロ・トスカーノが全体練習に合流

     新加入のFWマルセロ・トスカーノが4日、大宮で初の全体練習に参加した。ミニゲームでは強烈なミドルシュートを放つなど実力の片鱗を見せ、その存在をアピールしている。

    「チームには大歓迎してもらっています。スタッフ、選手、みんなに温かく迎えてもらって、本当に感謝しています」とトスカーノ。特に同じブラジル国籍のマテウスは、カルリーニョス(現・徳島)以来の同国籍選手の加入とあり、今まで以上に生き生きとした様子が伝わってきた。ポルトガル語が堪能なネイツ・ペチュニクとも通訳を介さず会話するなど、既存の外国籍選手の存在も手助けとなりそうだ。

     4日のトレーニングはいつもどおり、パスの精度とスピード、ポジションニングとランニングを重視したもの。各メニューを消化したトスカーノはチームスタイルへの共感を口にした。

    「前にいたチーム(済州ユナイテッド)の戦い方はアルディージャと違って、ロングボール主体のサッカーでした。ここ(大宮)ではボールを握って、人もボールも動くサッカー。どちらかと言うと自分はこういうプレーに向いているところもあると思います。これからやっていくのが非常に楽しみですし、1日も早く慣れて、自分の持っている力をチームのために尽くしたいと思います」

     攻撃的姿勢を強める大宮にとって、頼もしい“プラスα”となりそうだ。

     

    文・写真:片村 光博(エルゴラッソ大宮担当)

     

     

  • 湘南に加入したドラガン・ムルジャがいきなり謝罪!? その理由とは?

    湘南に加入したドラガン・ムルジャがいきなり謝罪!? その理由とは?

     湘南は4日、完全移籍で加入したドラガン・ムルジャがチームに合流し、早速馬入で汗を流した。

     ムルジャは「大宮を離れることは私にとって非常に難しかった。その中で大きな決め手となったのは、ベルマーレがJ1昇格に値するチームだったということ。『私が入って昇格させてやる』と思えたからここに来ることを選んだ」と3年間在籍した大宮を離れ、移籍した理由を明かした。

     湘南とは過去にも対戦しており、昨季湘南のJ2降格が決まった試合で2得点を挙げる活躍を見せている。そのことについてムルジャは「もちろん覚えています。私はここに来たのでしっかり謝罪して、ベルマーレのためにゴールを決めたいと思います」と笑いを誘いながら、チームの印象も話した。「非常に良いサッカーをしていると思う。去年ベルマーレと対戦して、一体感を感じた」。

     湘南はリーグ17試合を終えての総得点がわずか『25』。それだけにムルジャの得点力に期待が懸かる。「もちろんFWなので点を取ることが仕事なのは理解している」としながらも「私のゴールよりもチームの勝利が最優先だと思う。勝つためにやれることをやっていきたい」と自らの結果より、チームを第一に考える姿勢を見せた。

     第24節・山形戦から出場可能となるムルジャ。「昇格に貢献するためにここに来た。その役割は果たしていきたい」と意気込む新たな背番号10の活躍に期待がふくらむばかりだ。

    文・写真:高澤真輝(エルゴラッソ湘南担当)

  • 横浜FCに新加入のレアンドロ・ドミンゲス。定位置はキング・カズの隣

    横浜FCに新加入のレアンドロ・ドミンゲス。定位置はキング・カズの隣

     横浜FCに加入したレアンドロ・ドミンゲスが本格的にチーム練習に合流した。

     6月29日に獲得が発表され、30日から練習に参加しているレアンドロだが、30日は試合前日のため主力はセットプレーの確認程度。1日は試合で、2日はリカバーのため控え組のみでの練習。全員がそろって同じメニューをこなす練習は今日が初めてで、「実質的には今日がスタート。早くみんなの特徴を理解したい」と、まずはチームメートの理解に努める。

     J2とJ1で優勝経験を持ち、11年にはリーグ最優秀選手にも選ばれた助っ人は、前節のアウェイ・金沢戦と練習をとおして、「チームは実力的に高いレベルにある。イバは非常に質の高い選手で、ボランチもテクニックがある。CBも良い。総じてクオリティーの高い選手が多い」と横浜FCを見ている。

     ランニング中にはカズと会話する姿も見られ、「ポルトガル語で話ができるので、彼と一緒にいる時間は長いですね。自分にとって接しやすいし、ほかの選手のお手本になる存在。彼から得られるものをどんどん吸収してこれからのサッカー人生に活かしていきたい」と、まずはランニング時の“カズの隣”という定位置を確保したようだ。

     選手登録は21日からのため、最短で出場できるのは22日のホーム長崎戦。「あと2週間あるので、それまでにしっかりコンディションを上げていって、チームの役に立てるようにしたい」と、これから体を追い込んでいく。

    文・写真:芥川和久(エルゴラッソ横浜FC担当)

  • 世界的な注目となったトッティの行き先。4日現在、東京V入りを含めた進路を検討中

    世界的な注目となったトッティの行き先。4日現在、東京V入りを含めた進路を検討中

     注目されるFWフランチェスコ・トッティと東京Vの交渉について、トッティ側と交渉中の仲介人が4日、現在の状況について明かした。

     今月初めにトッティ側から返答があるとされていたが、4日現在、トッティ自身からの発信はないという。

     ただ、東京V入りを断られたわけではなく、伝統ある首都クラブ入りを含めた進路をトッティ側は検討中とのこと。

     イタリアでもメディアはこぞって国民的スターの進路を追っており、世界的な注目事項となっいる今回のトッティ案件。“ローマの王子”も、熟慮を重ねている様子だ。果たしてその結末は――。

    文・田中直希(エルゴラッソ東京V担当)