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三浦知良、中村俊輔、名波浩。横浜FCと磐田の練習試合に豪華メンバーが集結
横浜FCは6日、磐田を保土ケ谷公園サッカー場に迎えて練習試合を行った。
横浜FCからは前日のJ2第40節・熊本戦で最年長出場記録を50歳8カ月10日に更新したFW三浦知良、磐田はMF中村俊輔と名波浩監督ら、日本代表の歴史を彩ったビッグプレーヤーたちが間近で見られるとあって、スタンドには大勢の観客が詰めかけた。
横浜FCは前節出場停止だったDF西河翔吾とMF中里崇宏が出場し、三浦はFW大久保哲哉のトップ下に入った。週末に公式戦のなかった磐田はスタートから中村俊(22分で交代)、MFアダイウトンやMF川辺駿、DF大井健太郎ら主力が登場した。
試合は磐田が横浜FCをポゼッションで圧倒する。前半はボランチのMF上田康太が自由にゲームメークし、アダイウトンの突破からチャンスを作るが、GK南雄太が好セーブを連発してゴールを割らせない。
後半に入ると、磐田は大幅にメンバーを替え、MFムサエフ、DF宮崎智彦、DF櫻内渚らが登場。ボールを支配して攻め続ける中でなかなか決定機を作るには至らなかったものの、試合終了間際の88分、ペナルティーエリア内左からFW松本昌也の放ったシュートがゴールネットを揺らす。これが決勝点となり、磐田がJ1の貫禄を示した。
文・写真:芥川和久(エルゴラッソ横浜FC)
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50歳を迎えたフィッカデンティ監督、誕生日ドッキリをかわして笑顔「ケーキまみれの写真が撮りたかったでしょう?」
鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が50歳の誕生日を迎えた。
オフ明け最初の練習となった6日、コンディションを上げる目的の練習が中心だった鳥栖だが、練習が終わりに差しかかると、選手たちはどこかソワソワした様子。と言うのも、この日が50歳の誕生日だったフィッカデンティ監督をお祝いするケーキを用意していたのだが、渡す段取りが決まっておらず、ややグタグタした状態になってしまったからだ。フィッカデンティ監督が上がろうとするところをDF吉田豊が引き止め、そのままの勢いでFW豊田陽平がケーキを持ち込み、何とかフィッカデンティ監督の誕生日祝いがスタートした。
チーム屈指のいたずら好きであるFWビクトル・イバルボがケーキをフィッカデンティ監督にぶつけようと目論むが、そういった類の流れが好きではないフィッカデンティ監督が断固、拒否。逆にぶつけられそうになったイバルボが逃げ回るなど、陽気なコロンビア人が場を一気に盛り上げた。さらには特攻隊長のDF三丸拡が水をかけようとボトルを天にかざすが、空気を即座に察知して自分にかけたこともあり、選手、スタッフの笑顔がはじける誕生日祝いとなった。
何度も「ありがとう」と感謝の言葉を述べていたフィッカデンティ監督だが、記者には「ケーキまみれの写真が撮りたかったでしょう? でも、それは無理ですよ」と笑顔で言葉を残すなど、その表情には選手たちから受けた歓待に対するうれしさがにじんでいた。
文・写真:杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)
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常葉大学浜松と練習試合。北川航也の2得点など、清水がリーグ5試合ぶりの得点へはずみ
昨日5日、清水は常葉大学浜松と練習試合を行った。
約700人ものサポーターが詰めかける中、先制したのは清水。1本目20分、左サイドで粘ったDF松原后のクロスに、FW北川航也が中央に飛び込んで決める。さらにその3分後、MF河井陽介のロングパスに抜け出したMF白崎凌兵が右サイド深くまで持ち込んで折り返すと、これに中央で再び北川が合わせて2点目。「1点目であれば(松原)后、2点目であれば河井(陽介)くんのパスに反応したくれたシラくん(白崎)の崩しが良かったと思う。ただ、あの位置に入らなければ点を取れない。ストライカーという自覚があれば、そこに入るのは当然のこと」。チームはリーグ4試合でゴールはないが、練習試合とはいえ、サポーターも安心させる2得点となった。
試合は3本目に来季加入が内定している興國高のMF西村恭史が、清水での“デビュー戦”でゴールを決めトータル3-0で勝利。チームは来週、中央大との練習試合(非公開)をこなして、18日に第32節・札幌戦に備える。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
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