EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.11.8(Wed)

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  • 続投が決まった岐阜・大木監督。来季は「もっともっとやれる。順位アップを目指したい」

    続投が決まった岐阜・大木監督。来季は「もっともっとやれる。順位アップを目指したい」

     岐阜は8日、大木武監督との契約を更新することで合意し、18シーズンも引き続き指揮を執ることが決定したと発表した。

     大木監督は今季、3年ぶりの現場復帰。今季ここまでの戦績は40戦して11勝12分17敗、勝ち点45の17位に位置している。岐阜の宮田博之社長はこの決定に対して「さまざまな方から、『今季のFC岐阜は個性が光る、とても面白いチームになった』との評価をいただき、確かな手ごたえを感じている。チームをここまで育ててくれた大木監督の手腕を信頼し、引き続き采配をお任せすることにしました」とコメントした。

     この発表を受けて、本日の練習後に行われた囲み取材の中で大木監督は「非常に感謝しています。より一層頑張りたい」と第一声を発した。さらに、3年ぶりの現場復帰となった今季に関しては「すごく良かったし、充実していた」と続けた。

     「もっともっとやれると思いますし、順位を上げなければいけない。そこを目指して指揮します」と最後に語った大木監督だったが、ファンやサポーターへのメッセージを問われた際には「残り2試合残っているし、頑張りたい。ぜひ応援してください」と来季への明言は避け、表情を引き締めて、残り2試合への強い気持ちを語った。

     積み上げたサッカーを最後まで続けることが、現状の何よりも大切な目標であることを示した大木監督。勝ち点数や順位においては劇的なジャンプアップを達成することはできなかったものの、今季の岐阜は試合の中で確かな進化を見せてきた。来季は一層の内容の変化とともに、結果も求められるシーズンとなるだろう。来季こそ、大木サッカーの完成形が見られることに期待したい。

    文・写真:岩波陽平(エルゴラッソ岐阜担当)

  • 葛藤の末、福岡の石津がたどり着いた境地。昇格のために「与えられた時間で結果を残すだけ」

    葛藤の末、福岡の石津がたどり着いた境地。昇格のために「与えられた時間で結果を残すだけ」

     今季8つ目のゴールを決めたあとに見せた歓喜の表情は、今季一番はじけていたかもしれない。

     前節の湘南戦で決勝ゴールを決めた石津は、持ち味であるドリブル突破からのゴールを「シュートコースは見えていたけど、普通には打てない状況だったので、スライディングしながら打った。もう無我夢中だった」と振り返った。

     ゴールを決めるために『無』の状態になれたのは、メンタルの状態が整っていたから。その理由の一つがスタジアムの雰囲気。今季最多となる16,336人の観客が作り出した雰囲気が、石津の集中力を高めた。

     そしてもう一つは、石津自身がしっかりと心を整えていたから。今季、大きな期待を背負って神戸から福岡に復帰した石津は、開幕から11試合連続で先発出場。しかし、第12節以降はベンチスタートに。この状況に悔しさをにじませながら、井原監督から課題として指摘された守備面で何とか役割を果たそうと努め、「でも自分の持ち味は攻撃にあるのに」という葛藤の中でもがき続けた。

     石津がここまで挙げた8ゴールのうち6ールは途中出場で挙げたもの。周囲はスーパーサブとしての働きを評価したが、それでも石津自身は先発にこだわってきた。そんな態度に変化が見えてきたのは、リーグ終盤になってから。特に4位に落ちて臨むラスト3試合を前にしてついに、「いまの状況で一番大事なのは一丸になること。そのために自分も、与えられた時間の中で結果を残すことに集中しようと考えるようになった」と口にした。

     湘南戦ではその気持ちの変化を如実に示すかのような素晴らしいゴールを挙げて、石津は歓喜の輪の中心にいた。そのことであらためて思いを強くした様子で、今節・松本戦前の囲み取材の最後に口にしたのも「与えられた時間で結果を残すだけ」という言葉だった。

    文・写真:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • 4日に救急搬送された札幌のジェイが練習に合流。次節・清水戦の出場にも意欲

    4日に救急搬送された札幌のジェイが練習に合流。次節・清水戦の出場にも意欲

     4日の練習中に突発的な発作を起こして病院に救急搬送された札幌のジェイが、8日の練習に参加し、練習後には報道陣の取材にも応じた。

     冒頭の45分間だけという部分合流ではあったが、「チームメートと一緒に練習ができてうれしかった」と感想を話した。気になる状態については「大丈夫」と笑顔で説明。18日に行われる次節のアウェイ・清水戦についても「(自分としては)出場したいと思っている」と高い意欲を口にした。まずはホッと一安心である。

     とはいえ、細心のコンディション維持が必要であることに変わりはない。今週末には再び検査を行う予定となっており、クラブとしても本人としても入念かつ徹底して状態をチェックしていく方針である。4日の午後にも自身のTwitterで状態と感謝の気持ちをつづっているが、「心配をしてくた方々には本当に感謝している」とこの日もあらためて気持ちを強調した。9日以降の練習に関しても状態をより入念にチェックしながら参加していくことになる模様だ。7月に加入してここまで11戦6得点を挙げているだけに、残り試合での得点量産も期待されるが、まずは元気に不安なくプレーしてくれることを強く願いたい。

    文・斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)

  • 金沢で武者修行中の庄司朋乃也、C大阪のクラブ初タイトルに「自分もすごくうれしい」

    金沢で武者修行中の庄司朋乃也、C大阪のクラブ初タイトルに「自分もすごくうれしい」

     4日のルヴァンカップ決勝戦。立ち上がりに先制したC大阪は、粘り強い守備で川崎Fを無失点に抑え、見事優勝を果たした。C大阪から金沢に育成型期限付き移籍中のDF庄司朋乃也もTV観戦したという。

    「ああいう形で90分間試合をできるのはすごいと思った。セレッソが優勝できて、自分もすごくうれしく思う」と喜び、「やっぱりあのレベルだと、球際はあれくらい激しくいかないと試合に勝つことができない」と刺激を受けた様子。

     今年6月に金沢へ加入した庄司、金沢ではCBとして先発メンバーに定着しており、試合経験を重ねている。「試合に出してもらっている。試合に出られるのと出られないのでは違うと思う。責任を持ってやれているのは良いこと」と、充実のときを過ごす。

    文・野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • かけがえのないクラブ初タイトル。ルヴァンカップ優勝の瞬間、C大阪U-23組が感じていたこととは?

    かけがえのないクラブ初タイトル。ルヴァンカップ優勝の瞬間、C大阪U-23組が感じていたこととは?

     C大阪にとってクラブ初のタイトル、ルヴァンカップ優勝は、まさにチーム一丸で勝ち取った、かけがえのないタイトルとなった。

     グループステージから準決勝に至るまで、『U-21枠』も含め、試合に出場してきたC大阪U-23の選手たちにとっても、「良い刺激になっている」(大熊裕司C大阪U-23監督)ことは間違いない。試合当日の4日、決勝戦が行われている時間帯、U-23のチームと選手は、翌日のJ3第30節・鳥取戦が開催される高知県へ向かうバスの中だったという。

    「ちょいちょい映像が止まったんですけど、ソウザが2点目を取った瞬間は見ることができて、優勝が決まった瞬間は、バスの中でみんなで大喜びしました。健勇くん(杉本)のインタビューも見ることができて、チームのみんなが『ここに来ていない選手のぶんまで』ということを言葉で言ってくれていたので、感動しました」

     トップチームでのデビュー戦となったグループステージ第4節の広島戦を含め、ルヴァンカップ計4試合に出場したMF西本雅崇は素直に喜びを口にした。

     一方で、プレーオフステージ第2戦と、準々決勝、準決勝の計5試合に出場したMF斧澤隼輝は、トップチームでプレーする喜怒哀楽を全身で感じたぶん、“再びあの舞台でプレーするために”との思いを強く心に宿す。

    「試合にも出させてもらったんですけど、自分としては何もしていないので…。またU-23で頑張って、結果を出すしかない。G大阪との準決勝第2戦のような試合をまたトップチームでできるように、U-23で結果を求めていきたい」と思いを新たにした。

     昨季、U-23でJ3をともに戦ったMF木本恭生がこのルヴァンカップでは大ブレイク。そういった良きお手本も身近に存在するだけに、今季の残り試合、さらには来季へ向け、C大阪U-23で切磋琢磨する若き桜の戦士たちの今後に注目だ。

    文・写真:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

  • 今季2度目の監督交代に、大宮の“生き字引”が語る決意。再び団結して残留を目指す戦いが始まる

    今季2度目の監督交代に、大宮の“生き字引”が語る決意。再び団結して残留を目指す戦いが始まる

    「1シーズンで2回目(の監督交代)というのは僕自身も経験したことがなかった。交代する前の練習も雰囲気良く、みんなで『頑張ろうね』という感じでやっていたので、正直すごくビックリはしました。こうなったのも、自分たちの責任があると思うので、クラブの覚悟というか、このままだとダメなんだぞという一つのアクションでもあったと思います。それを選手が感じ取って、チームで頑張っていかないといけないと感じました」

     そう語ったのは、大宮の生き字引的存在でもあるMF金澤慎。長い在籍の中でも初の経験となる1シーズン2回目の監督交代は、チームに衝撃を与えるとともに、残り3試合への決意をあらためて促すものとなった。

     8日は石井正忠新監督の下での練習2日目。前日はフィジカルトレーニングのみとなったが、この日はより実戦的なメニューにも取り組んだ。攻守ともにシンプルさの増した印象があり、短い期間で結果を残すことにフォーカスする姿勢は明白。チームを引っ張る一人として、金澤も新指揮官のメッセージを正面から受け止めている。

    「あまりたくさん、いろいろなことをやろうという感じではないですけど、その中でもサッカーのやり方というのはしっかり示してくれていました。みんなそれをしっかりとやろうという意識はしていたと思います。短い時間の中ですけど、みんなで監督のやろうとしているサッカーをしっかりできるようにしないといけないと感じました」

     石井監督の“色”は選手にかける言葉にも出ている。「ブレず、さらっと『残り3試合、全部勝つ』と言ったので、そのことだけを考えているんだなと感じました」と金澤。迷いなき指揮官の下、再び団結して残留を目指す大宮の戦いが始まった。

    文・片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]さらなる競争を

    [本日のエルゴラッソ1面]さらなる競争を

    [日本代表]
    ■舞台は欧州。相手は強豪。整った最上級のアピールの場

    [明治安田J2第40節 マッチレポート]
    ■福岡 vs 湘南
    福岡、会心の一勝。自動昇格戦線はまだまだ加熱する

    ■横浜FC vs 熊本
    PO進出の希望をつなぐ、タヴァレス体制初勝利

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