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クラブ初のJ1昇格を果たした長崎に、長崎出身の日本代表・吉田麻也が祝福のメッセージ
11日、クラブ初のJ1昇格を決めた長崎に
現日本代表で唯一となる長崎県出身の吉田麻也から祝福のコメントが届いた。吉田 麻也
「Vファーレン長崎の皆さん、おめでとうございます。ジャパネットたかたさん、ありがとうございます(笑)
大事なのは、継続してJ1にいることだと思うので、それが長崎のサッカーが盛り上がることにもなりますし、僕も何かしら(故郷に)恩返しができればいいなと思っています。何より、ウチの実家の家族が喜ぶと思います。昇格ありがとうございます。
あとは、(古巣の)名古屋もJ1に上がってくれれば、言うことはありません! 頑張ってください!」
【プロフィール】
吉田 麻也(よしだ・まや)
1988年8月24日、29歳。長崎県出身。189cm/78kg。佐古サッカースポーツ少年団→名古屋U-15→名古屋U-18→名古屋→VVVフェンロ(オランダ)→サウザンプトン(イングランド)。J1通算71試合出場5得点。日本代表。 -
清水、非公開で中京大と練習試合。来週末のリーグ戦再開に向け、チョン・テセも出場か
11日、清水は中京大と練習試合を行った。
この試合は、小林伸二監督が「後悔したくないから、公開しない」とダジャレを飛ばしていたように、報道陣も含めて非公開で行われている。試合は45分×3本で行われ、小林監督は「1本目は4-0だった。攻撃は、やりたかったところで点を取ってくれたし、いろいろな形で点を取ってくれた。1本目は完璧だった」と満足した様子だった。
ちなみに、この日は負傷していたFWチョン・テセも出場した模様。試合の感想を聞くと、「問題は心肺機能。試合中、肩で息をしているところがあった。来週は心肺機能を上げる大事な1週間になる」と本人の中で課題が見えたようだ。ただ、指揮官はチョン・テセに対して「ぎこちなくない」と独特な言い回しを用いながら「アシストもしていたし、予定より長く出てくれたが、動けていた」と話していた。
来週に迫った第32節・札幌戦。ベンチ入りの選手が充実してきたことは間違いなさそうだ。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
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今節でキャリアハイの13ゴールなるか? 山形・阪野豊史のブレないストライカー論
前節・大分戦に2試合連続となるゴールを挙げた山形の阪野豊史は、これで12得点目。昨シーズン、愛媛で挙げたキャリアハイに並んだ。
シュートの形はまさに得意とする形。ペナルティーエリアの中で相手を背負ったまま懐を作りながらボールを受け、相手との間合いができたことを確認したうえで反転からのシュート。「正直、ゴールも見てないので感覚ですけど、相手に当たらないところとタイミングは考えて打ちました」。チームは直後に失点し勝利はならなかったが、体に染み付くまで繰り返した練習の成果が発揮された。
残り2試合で自己記録更新も見えている。阪野は「別にその数字のために取りたいという気持ちはない」としながらも、「去年12点取って、今年は去年よりたくさん(の時間)試合に出てる。プレーのなかで自分が成長したなと感じる部分はある。山形の試合を毎試合見ている人だけじゃないと思うので、結果としても去年より多く取れたら、周りの評価も上がると思う。そういう意味では取りたいと思う」
もちろん、狙ってはいるのだ。ただ「『自分が、自分が』とは思わないし、いい試合ができれば自分が得点できるポジションだと思う」。チームの一員としての在り方を意識する、阪野らしい言葉だった。
文:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)