EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.11.12(Sun)

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  • 神戸、二つの練習試合で内容面を反省

    神戸、二つの練習試合で内容面を反省

    【写真】練習試合で得点を挙げた大槻周平(左)と安井拓也(右)

     

     J1のリーグ戦再開を18日に控える中、神戸は11日に関西1部のアルテリーヴォ和歌山(40分×2本)との練習試合を行い、翌12日は関西ステップアップリーグで関西学生選抜(45分×2本)と対戦した。

     11日の和歌山戦では、36分に大槻周平が先制ゴールを挙げ、48分に大森晃太郎が個人技からゴール。79分には藤田直之の右CKをニウトンが頭で合わせ、3-1で勝利した。

     この試合で左サイドハーフのポジションを務めた渡邉千真は「中に入って足元で受けたり、縦の突破を狙ったり。相手と駆け引きすることを意識した」とプレーイメージに言及し、スルーパスで大槻の先制弾をお膳立て。ただ、内容面において満足感はないようで、「自分自身も得点が欲しかったし、全体的にあまり良くなかった。もっとやれるようにしていかないと」と反省点を振り返っていた。

     12日は関西学生選抜とのトレーニングマッチだったが1-2で敗戦。49分にPKで失点したあと、68分に左SB山口真司のパスをMF安井拓也がダイレクトで合わせて同点としたものの、最後は突き放された。ボランチで出場したMF松下佳貴は苦い表情で試合を振り返りつつ、「これからは総力戦だし、サブ組が盛り上げていかないと。うまく切り替えて来週からの練習に臨みたい」と良い教訓にしたい気持ちを語った。

     また、この試合では負傷離脱から戻り、全体練習に合流していた中坂勇哉も実戦復帰。ゲーム勘に物足りなさを感じたようだが、「試合に出場できたことは収穫」とコメント。その上で、「残り試合は少ないので、少しでも多くの試合に絡みたい。そのためにはメンバー入りしないといけないし、厳しい戦いになるけど頑張りたい」と、第32節・広島戦へ向けたトレーニングに照準を合わせていた。

    文・写真:小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)

  • 奇跡を目指す新潟が練習試合。1得点1アシストと猛アピールした酒井宣福「みんなで信じて戦い、笑って終われるようにしたい」

    奇跡を目指す新潟が練習試合。1得点1アシストと猛アピールした酒井宣福「みんなで信じて戦い、笑って終われるようにしたい」

     新潟は11日、聖籠町のクラブハウスでアルティスタ東御との練習試合(45分×2本)を行い、4-0で勝利した。

     強風が吹く中での一戦。前半、風下に立った新潟は、コンビネーションから何度も決定機を作るが、シュートは風にあおられ苦戦。それでも主導権を渡さず、時折受けるカウンターには組織的な守備で対応して0-0で折り返す。

     するとエンドを変え、追い風で迎えた54分、MF酒井宣福が先制点を挙げる。FW富山貴光からのパスを受け「運べばGKと1対1になれると思ったけど、相手が思ったより早く寄せてきた。風もあったし狙った」と、ペナルティーエリア手前から思い切り放ったミドルシュートが、見事にネットに突き刺さった。

     また72分には、FKでDF矢野貴章のヘディングゴールをアシスト。右サイドから左足で蹴ったインスイングのボールが風に乗り、きれいな軌道を描いて矢野の頭に届いた。

     1ゴール1アシストで2得点に絡んだ酒井宣は「最低限、やるべきことをやれた。結果を出さないと試合に絡めないし、そこに意識を向けてやってきたので、結果が出たのはうれしい。今日に関しては、風をうまく利用できた」と胸を張った。状況判断も含め、練習から良いパフォーマンスを続けている中、リーグ戦メンバー入りに向けて良いアピールとなったはずだ。メンバー入りを見据え「(来週末の第32節・)甲府戦は勝つしかない状況だが、みんなで信じて(戦い)、笑って終われるようにしたい」と前だけを向く。

     4日に行われた福島ユナイテッドとの練習試合(1◯0)に続く勝利で、第31節・鳥栖戦(1◯0)から3試合連続で完封勝利中の新潟。甲府戦に向け、良い流れを持ち込みたい。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

    奇跡を目指す新潟が練習試合。1得点1アシストと猛アピールした酒井宣福「みんなで信じて戦い、笑って終われるようにしたい」