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新潟の強化部長後任に、木村康彦氏。チーム再建へ「監督はなるべく早く決定して、選手に判断材料を与えたい」
新潟は19日、今季限りでの呂比須ワグナー監督並びにサンドロコーチの契約満了と、神田勝夫強化部長の退任を発表した。
前日の18日、J1第32節・甲府戦に1-0で勝利したものの、残り2試合勝利しても勝ち点がJ1残留圏に届かないことが決まり、J2降格が決定。この日、取材に応じた中野幸夫社長は「J2降格という結果をもっての判断」と明かした。また、来季に向け「最大の目標は1年でのJ1復帰。上がってからも落ちないチーム作りが必要」という方針を掲げ、新たな体制へのスタートを切る。
神田強化部長の後任には、木村康彦氏が就任。木村氏は10月末で日本サッカー協会の契約を解除し、11月1日からアルビレックス新潟強化部に加わった。12月の取締役会の承認を経て、正式に強化部長に就任する。
木村氏は新潟県新潟市出身。新潟高校から筑波大学へ進み、ドイツで10年間サッカー指導を学び、帰国後は日本サッカー協会で北信越トレセンや年代別日本代表のコーチを歴任。直近では、MF原輝綺らU-20日本代表のコーチを務めた。
木村氏は「ずっと指導者だったので、フロントで話をいただいて驚いた。ふるさとのチームが一番苦しい時期に、力を貸してくれと言われ、断る理由は見つからなかった。これまでの経験を生かし、J1に復帰できるように力を発揮したい」と意気込みを語った。来季の強化に向け「監督はなるべく早く決定して、選手に判断材料を与えたい」とコメント。チーム再建に向け、豊富な経験とサッカーへの情熱を注ぐ。
文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)
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