EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.11.23(Thu)

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  • 「(残り2節は)クラブステータス向上の意味でも非常に大事」(四方田修平監督)。J1残留を決めた札幌が、新たな戦いに出る

    「(残り2節は)クラブステータス向上の意味でも非常に大事」(四方田修平監督)。J1残留を決めた札幌が、新たな戦いに出る

     今週末の26日、札幌は敵地でG大阪と対戦する。18日に開催された前節で清水に勝利し、見事01年以来となる16年ぶりのJ1残留を果たしたものの、「余韻に浸っている時間はない」と四方田修平監督はキッパリ。「あと2試合でどれだけ上を目指せるか。クラブのステータス向上の意味でも、非常に大事な残り試合になる」と、G大阪戦を含むリーグ戦残り試合に向けてより高い意欲を発した。

     確かに、前節の勝利によって勝ち点は『37』の13位となった。12位のFC東京とは勝ち点2差、11位の仙台とは3差。そして10位のG大阪とは5差ということで、数字の上ではG大阪までが射程圏内に入っている。

     地方クラブの札幌がJ1残留を達成した勢いそのままに、資金規模の大きな大都市クラブをも上回ったならば、それは大きな出来事と言えるはず。直接的な言葉では表されてはいないものの、残り2戦をモノにし、さらに上位を目指していることは間違いない。どういった戦いを演じてくれるのか、ある意味では、今季ここまでよりもさらに興味深いものになり得る。

     相手のG大阪はここ最近、白星から遠ざかっている状況だが、「力のある相手。ホームゲームということでモチベーションも高いだろうし、ここ最近の戦績をそのまま鵜呑みにはできない」とも四方田監督。ホームで戦った5月の前回対戦ではタフな戦いを演じながらも、最終的には肝心なところでG大阪の勝負強さに屈しただけに、強い気持ちで挑んでいく。

     前節2得点を挙げ、11戦8発と絶好調のFWジェイも「さらに上を目指していく」と口にし、主将のMF宮澤裕樹も「J1定着に向けて、ここからまたさらに上を目指していきたい」と意気込む。

     北国の雄・札幌の新たな戦いはすでに始まっている。

    文・斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)

  • 『静岡人権週間フェスティバル』に枝村匠馬が参加。サッカーを通じ、尊重し合うことの大切さを説く

    『静岡人権週間フェスティバル』に枝村匠馬が参加。サッカーを通じ、尊重し合うことの大切さを説く

     12月4日から10日までの『静岡人権週間』を前に、静岡市内で開かれた『静岡人権週間フェスティバル』に清水のMF枝村匠馬が参加した。

     『一日人権擁護委員』の委嘱状、さらには『人権擁護委員』のタスキを受け取った枝村は、そのままトークショーに参加。「コミュニケーションは大事だと思うが、なかなか結果がついてこないと、衝突してしまうこともある。でも周りの選手がフォローしたり、助けたりしてくれることで、お互いに学んでいく。そういうチーム作りが大事だと思う」と、互いに尊重し合うことの大切さを、サッカーの現場で実際に起こっていることを例に出して、約150人もの詰めかけたサポーターなどに呼びかけた。

     ところで、枝村本人は、現在右足首を負傷しており今節・新潟戦の出場は難しい。それでも「いまは正念場なので、とにかくJ1に残ることが大切になってくる。来年にうまくつなげるために、今シーズンはやり切らないといけない」と、これからのチームのやるべきことを話す。

     リハビリを進めながらも、J1残留に向けて、チームを後方から支えることになりそうだ。

    文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 迫るJ1昇格プレーオフ準決勝。福岡・井原正巳監督「ヴェルディさんは守備の(良い)チーム」

    迫るJ1昇格プレーオフ準決勝。福岡・井原正巳監督「ヴェルディさんは守備の(良い)チーム」

     東京VとのJ1昇格プレーオフ準決勝を前にして「(引き分けでも決勝進出となる)アドバンテージはあるが、あくまでも勝ち抜く気持ちで戦う」と、引き分け狙いではなく勝利を目指して積極的な姿勢で試合に臨むと語った井原正巳監督。

     東京VのFWドウグラス・ヴィエイラとアラン・ピニェイロという強力FWの得点力(それぞれ18点ゴールと17ゴール)を警戒しながらも「ヴェルディさんはむしろ守備のチームだと思っている」と、特に第39節(0△0)で苦しめられたMF渡辺皓太とMF内田達也を中心とした中盤の激しい守備を評価しており、その網をいかしてかいくぐるかが、外国人二人のケアと同等の勝利のキーポイントになると話す。

     また、この準決勝が熊本での開催になったことについてはすでに気持ちを切り替えている様子。まずは「スタジアムを貸してくれた熊本さんにとても感謝している」とした上で、「ウチの(川森敬史)社長が(『九州のサッカーファミリーの皆様へ』と題した)メッセージを出したように、九州の各クラブのサポーターの皆さんの後押しも受けながら、九州から3つのクラブ(鳥栖、長崎、福岡)で来季のJ1を戦えるように頑張りたい」と話す。

     東京V戦勝利、そしてプレーオフ勝ち抜きによるJ1昇格へ向けての強い意気込みを表した。

    文・写真:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • “いい夫婦の日”に入籍した松田陸。あれから1年が経ち、あらためて奥様への感謝を語る

    “いい夫婦の日”に入籍した松田陸。あれから1年が経ち、あらためて奥様への感謝を語る

     いい夫婦の日である11月22日の午前練習を終えたあと、誰よりも早く帰宅の途に就いたのがDF松田陸。昨年の同日にモデルの七菜香さんと結婚、入籍した松田にとって、この日は大事な結婚1周年の記念日だった。

     翌日となる23日の練習後、「昨日は(帰りが)早かったが?」と声をかけると、「早く帰らないとね」と照れ笑いを浮かべた松田。その後はニ人でお洒落なお店に行き、「食事しながら(結婚記念日を)祝った」という。この1年、J1昇格にJ1での快進撃、ルヴァンカップでのタイトル獲得と良い結果が続いているが、「本当に充実しているし、自分のことを支えてくれているので感謝しています」と、あらためて奥様に頭を下げた。

     また、C大阪へ移籍後のこの2シーズンについては「セレッソに来て1年でJ1に復帰して、ルヴァンカップでもタイトルが獲れて、自分自身、びっくりしている」と振り返り、「ひたむきに努力してきた結果が、いま、こうやって実になってきたのかなと思う。腐らずやってきたことが、セレッソに来て、良い方向に出ていると思う」としみじみ話す。

     今週末には、結果次第で来季のACL出場も決定する重要な一戦が待っている。「J1で戦っている選手はみんな目指している」(松田)アジアでの戦いに懸ける思いは人一倍、強い。「まだ2位も狙える。そこも狙いつつ、次の試合にしっかり勝って、ACL出場に近づきたい」。

     チームのため、家族のため、今節も右サイドを走り抜く。

    文・小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)