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東アジアサッカー連盟(EAFF)設立15周年記念シンポジウムが開催。「東アジアからW杯優勝国を出す」ことを宣言
明日から開幕するEAFF E1サッカー選手権2017決勝大会に先立ち、本日午後、東アジアサッカー連盟(EAFF)設立15周年記念シンポジウムが都内で開催された。
『Creating New Football 東アジアサッカー15年の軌跡と未来〜サッカー世界一に向けての東アジア戦略会議〜』と題されたこのシンポジウムは、東アジアサッカーのさらなる発展とASEANとの結束を意図したもの。基調講演を行ったのは、日本サッカー協会会長であり東アジアサッカー連盟会長も務める田嶋幸三氏。田嶋氏は02年のEAFF設立から現在までを振り返り、「東アジアにおける結束と調和。トップレベルの大会作り。次世代のためのステージ」と、3つの柱を説明し、さらにASEANサッカー連盟(AFF)との結束を訴えた。そして、「いつかある日、われわれからW杯優勝国が出るならば、われわれは一つのファミリーとして祝福したい。ヨーロッパ、南米を越えて、アジアがサッカーの中心地になれるように」と講演を結んだ。
続いてEAFFの全10カ国の協会会長が登壇し、「連係と連帯。東アジアを世界のサッカーの中心に発展させ、W杯優勝国を出す」と、『東アジアサッカーの未来宣言』を発表し、一人ひとりがボールへサインを入れた。さらにAFF加盟国の全代表も登壇し、EAFFとAFFとのパートナーシップ合意セレモニーが行われ、田嶋会長とサメスAFF会長代理が合意書を交換した。
後半はホン・ミョンボ氏、アン・ヨンハ氏、宮本恒靖氏らが登場し、『東アジアサッカー世界一へ向けての戦略会議』と題したパネルディスカッションが催され、いかに東アジアサッカーのレベルを上げていくかが議論された。各国独自の強化の取り組みや東アジアで連係していくアイディアが披露された中、最後は「そのためにもE-1大会が有意義なものになるように」(宮本氏)と結び、約2時間のシンポジウムは盛況のうちに幕を閉じた。
文・写真:芥川和久
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