EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.2.22(Thu)

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  • 明日、26年目のJリーグ開幕。史上初の“平日開幕”を戦う鳥栖と神戸が前日記者会見

    明日、26年目のJリーグ開幕。史上初の“平日開幕”を戦う鳥栖と神戸が前日記者会見

     22日、Jリーグ史上初の平日単独開幕戦を前にベストアメニティスタジアムで前日記者会見が行われた。鳥栖からはインフルエンザにより欠席したマッシモ・フィッカデンティ監督に代わってブルーノ・コンカコーチとDF吉田豊、神戸からは吉田孝行監督とFWルーカス・ポドルスキ、Jリーグからは原博実副理事長が出席した。

     今季から新たな取り組みとして行われるFRIDAY NIGHT J.LEAGUE。Jリーグに触れる機会をより増やす狙いで行われる金曜日開催試合だが、鳥栖が手を挙げたことでいきなり開幕戦から行われることになった。鳥栖の吉田が「神戸さんと僕たちが全身全霊で戦って、見てくれている人たちに勇気と感動を与えられるような試合をすることで、このあとのJリーグも盛り上がっていく」と意気込めば、神戸のポドルスキも「土日の試合以外に、すごく注目される試合をやる。両チームにとってすごくいいこと。普段、見ない試合を見る意味でも、金曜に試合をすることがその国のサッカー界に影響をもたらす」と金曜開催について好意的に受け止めている様子だった。

     鳥栖は、フィッカデンティ監督がインフルエンザにより開幕戦の指揮を執れないことが明らかになったが、代役としてそのポジションに就くことになるコンカコーチは「選手たちもフィッカデンティ監督とはもう3年目。どういうサッカーをしなければいけないか、どういうシチュエーションでどういうことをやるのかは分かっている。そういう部分で、全員でより協力するような雰囲気はできた」とチームの一体感を強調した。

     25周年を迎えたJリーグは、新たな取り組みで26年目のシーズンの幕を開ける。多くの注目を集める中でどんな戦いが繰り広げられるのか。熱い戦いを期待したい。

    文・写真:杉山文宣(エルゴラッソ鳥栖担当)

  • 山形のプロ5年目汰木康也がプロ初の開幕スタメンへ

    山形のプロ5年目汰木康也がプロ初の開幕スタメンへ

     横浜FMユースから加入して5年目、チームの攻撃の核に成長した汰木康也がプロ初の開幕スタメンに向け、意識を高めている。

     これまで開幕戦には縁遠く、ルーキーイヤーの14年に途中出場で16分出場したのみ。年々出場機会を増やし37試合に出場した昨シーズンも、開幕戦はベンチ外だった。

    「毎年、キャンプはなかなかコンディションが上がらなかったり、いいパフォーマンスができなかったりで、シーズンにいい形で入れることが今まで1回もなかった」

     しかし、今年は違う状況にあることを、汰木自身が一番に感じている。

    「結構コンディションもいいし、去年もほぼ試合に絡めたというのもあるけど体も動いてる。去年のシーズン終盤のいいイメージのまま、いまは入れていると思う」

     ドリブルで多くのチャンスを作り出す汰木の最大の課題は、昨季2得点に終わった決定力。しかし得点の感覚については「左サイドからのカットインシュートとか、縦へ抜けての左のシュートというのは去年から数をこなしているので、染みついてきた感はある」と成長を実感している。

    「去年、数字として残せなかった『ゴール』という部分は目標。それができれば自然とチームのJ1昇格もある。そこはイコールだと思う」

     自身の役割は明快だ。25番をこれまででもっとも輝くシーズンにするべく、まずは開幕戦で成果を示す。

    文:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)

  • 「日本でもタイトル獲得に貢献したい」。タイ、韓国でもタイトルをとったオスマルがC大阪に加入

    「日本でもタイトル獲得に貢献したい」。タイ、韓国でもタイトルをとったオスマルがC大阪に加入

     C大阪は21日にFCソウルから期限付き移籍でオスマルが加入することを発表。その記者会見が22日に大阪市内で行われた。

     会見の冒頭、大熊清チーム統括部長が、「セレッソ大阪がさらに飛躍していくために、いろいろと選手をリストアップしている中で、ユンさん(尹晶煥監督)が今年求めている、『ボールを保持して、攻守で主導権を握るアグレッシブなサッカー』をしていくために、そして、常勝チームになるために、プラスになる選手だと考えた」と獲得理由を説明した。リーグ戦とACLを並行して戦う今季。2チームぶんの戦力を保持する狙いのもと、ボランチについては、「少し足りない」というチームの共通認識もあった上で、パスを出せてCBもこなせる彼に白羽の矢が立った。

     現在、C大阪にはすでに、Jリーグ提携国枠のタイを除くと、Jリーグに登録できる人数いっぱいの5人の外国籍選手がいるが、今回のオスマル加入に伴い、左手の負傷により離脱中のリカルド・サントスは登録されない運びとなった。「(サントスが復帰まで)しばらくかかり、復帰するころには(ロシアW杯による)中断期間になってしまう」(大熊清チーム統括部長)ということで、今回の決断に至ったという。サントスの今後については、「リカ(リカルド・サントス)に対するリスペクトはある。彼とも何度も面談しているし、まずはケガを治してから」と話すにとどめた。

     オスマルは22日の全体練習にも参加。8対8のゲーム形式ではフリーマンとして軽快なボールさばきを見せるなど、ボランチでの配給役として期待は高まる。「質の高いパス、ポジショニングが自分の持ち味。タイや韓国でもタイトルを獲ってきた。日本でもタイトル獲得に貢献したい」と話すオスマル。登録の関係上、Jリーグデビューはもうしばらく先になる見込みだが、昨季、国内二冠を達成したクラブに頼もしい戦力が加わった。

    文・写真:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

  • 東福岡高から加入の岡山・阿部海大、開幕戦の先発に名乗り

    東福岡高から加入の岡山・阿部海大、開幕戦の先発に名乗り

     東福岡高から加入した高卒ルーキーの阿部海大がプレシーズンで堂々としたプレーを見せ、開幕戦の先発候補に挙がっている。

     福岡や広島らと行ったトレーニングマッチではストロングポイントである対人プレーで一歩も引かない強さを見せ、最後尾から見守るGK金山隼樹は「積極的に、ビビることなくやっている」とそのプレー姿を称えた。建国大から加入した大卒CBのチェ・ジョンウォンも開幕先発の候補に挙がるプレーを見せており、金山は「若いヤツらが堂々とプレーできる環境を作れている。すごくいい雰囲気だなと思いますね」と続けた。

     ルーキーの二人がディフェンスラインに入る可能性も十分にあるが、長澤徹監督は起用のタイミングを慎重に計るつもりだ。「公式戦はまた違ったものが乗っかってくる。いつがいいのかタイミングをしっかり見極めていきたいと思っているし、今週のトレーニングを含めて本人たち次第になる」と話しているが、阿部はしっかりと心身の準備ができている様子だ。

     「開幕戦が楽しみです。プロとして結果を求めていかないといけないと思っていますし、最初は緊張するかもしれないけど、プレーしていけばどんどん緊張はなくなっていくと思うので、まず最初のワンプレーを大事にしていきたいです」と開幕戦を見据える阿部は、「対人では絶対に負けたくない」と力強く語った。

    文・写真:寺田弘幸(エル・ゴラッソ熊本担当)

  • 平山相太、現役引退記者会見を実施。最も印象に残った試合、言葉とは?

    平山相太、現役引退記者会見を実施。最も印象に残った試合、言葉とは?

     22日、現役引退を1月26日に発表した平山相太がユアテックスタジアム仙台で記者会見を実施。引退を決断するまでの経緯や、今後の道などについて語った。

     国見高校在籍時には高校選手権で2年連続得点王となり、プロとしてはヘラクレス(オランダ)やFC東京でプレーした平山。17年には仙台へ完全移籍したが、左足首の負傷に悩まされ、公式戦の出場は果たせなかった。

     平山は22日に練習場を訪れ、チームメートに「今シーズンの活躍を期待して応援しているので、頑張って」などと励ましの言葉を送ったという。そして記者会見に臨み、引退の理由については負傷からの回復具合が思わしくなく、「トップレベルでパフォーマンスができないと思い」、現役引退を決意した。

     今後については、「プロの指導者を目指し」、大学で学び直す(※平山は筑波大中退)見通しを明らかにした。その際には「こうやって話すのがすごく下手なので、相手に伝える力や、相手を納得させる力を身につけたい」という方針だという。

     平山は会見の席で、仙台やFC東京のサポーターや、これまでに出会った選手やスタッフへの感謝の言葉を述べた。最も印象に残っている試合はFC東京時代の10年にJ2降格が決まった最終節・京都戦。ブーイングを覚悟していた試合後に「どんな時も自分たちが応援するので、頑張れ」と言われたことが特にうれしく、印象に残ったと明かした。

    文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)

  • 比嘉祐介、若狭大志、菅嶋弘希。東京Vの3選手が古巣・千葉とのオープニングマッチで必勝を誓う

    比嘉祐介、若狭大志、菅嶋弘希。東京Vの3選手が古巣・千葉とのオープニングマッチで必勝を誓う

     J2開幕を3日後に控え、今季千葉から東京Vに移籍してきたDF比嘉祐介、DF若狭大志、FW菅嶋弘希が、古巣と迎える開幕戦に必勝を誓った。

     東京Vはロティーナ監督、千葉はフアン・エスナイデル監督と、スペインリーグで経験を積んだ指揮官対決が注目されるこの一戦は、互いにチームを率いて2年目の戦術家同士による戦術対決でもある。

    「(プレシーズンの)ちばぎんカップもチェックした」という比嘉は千葉について、「メンバーが少し変わっただけで、スタイルは変わっていない。去年と同じようにハイプレス・ハイラインでやってくる」と分析した。続けて菅嶋は「前線に特長のある選手が多く、個人でも崩してくる」と、その攻撃力を警戒しつつ、「相手の弱点も知っているので、チャンスがあれば狙っていきたい」と、逆に守備では弱点があると指摘。さらに昨季はそのハイラインでプレーした若狭は、「千葉がどういう攻撃をされたらイヤか、よく分かっています。それをウチの前線には伝えていきたい」と、不敵に笑った。

     エスナイデル監督にとっては、自らの戦術的な狙いや共通理解を知っている相手選手が最大で3人もピッチ内にいるかもしれないというのは、相当にやりにくいはず。「開幕戦で古巣とやるというのも何かの縁。しっかりここで結果を残して、ヴェルディとして勝ち切りたい」という若狭の言葉は、比嘉も菅嶋も思いは同じはず。チームの勝利によって恩返しを果たすつもりだ。

    文・写真:芥川和久(エルゴラッソ東京V担当)

  • 大宮の今季のキャプテンは菊地光将、副キャプテンは新加入の三門雄大ら4名

    大宮の今季のキャプテンは菊地光将、副キャプテンは新加入の三門雄大ら4名

     22日、大宮は今季のキャプテン、副キャプテンが決定したと発表した。キャプテンを務めるのは在任6シーズン目となる菊地光将。副キャプテンには三門雄大、大前元紀、渡部大輔、奥井諒の4選手が就任した。

     22日の練習後、菊地は「チームは昨季、降格してしまったので、優勝・昇格のためにしっかりやれることをやって、頑張っていきたいと思います」とコメント。姿勢とプレーで示していくスタイルで、今季もチームをけん引する。

     また、三門は新加入ながら副キャプテンに任命され、「加入したばかりの僕を選んでいただいたことは、本当に光栄なことだと思いますし、身の引き締まる思いです」と心境を明かす。「いろいろな選手とコミュニケーションを取っていって、アルディージャがどんどん良くなれるようにやっていければいい」と自信の役割を明確に意識しながら、J1昇格を目指すチームを盛り立てていく覚悟だ。

    文:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • 熊本GK陣、山口戦で予想される天候も踏まえたトレーニングを実施

    熊本GK陣、山口戦で予想される天候も踏まえたトレーニングを実施

     今週末の開幕戦で山口とアウェイで対戦する熊本。現時点では曇りの予報だが雨が降ることも予想されるため、22日のトレーニングでGK陣は天候の変化も意識したキャッチングのメニューを実施した。

     ゴール前に広げたブルーシートに水をまき最初のバウンドが伸びるようにしたり、受けるボールの軌道が変わるよう、FKなどの壁に使う人形を斜めに刺して澤村公康GKコーチが意図的に当てたりといった工夫が見られた。

     「天候の変化もありますし、山口はゴール前に人数をかけてくる印象なので、あえてボールがディフレクションする状況を作ってのものだったと思います」と、今季チームの主将を務める佐藤昭大。

     お互いに新監督の下で昨季の悔しさを晴らしたいシーズン。開幕戦特有の高揚感に包まれる一戦は、1本のセーブで流れを引き寄せることも十分あり得る。さまざまな可能性を考慮して進める準備が、ゲームの中で生かされる場面が必ずあるはずだ。

    [写真:集中してトレーニングを行うGK野村]

    文・写真:井芹貴志(エル・ゴラッソ熊本担当)

  • ギネス記録も更新へ。カズの新シーズンが25日に始まる

    ギネス記録も更新へ。カズの新シーズンが25日に始まる

     いよいよ幕を開ける横浜FCのJ1昇格への挑戦。2年連続で開幕同カードとなった松本戦は高揚感と緊張感が混沌とする熱い戦いを繰り広げることは間違いないだろう。

     その中で一際注目が集まるのが“リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手”としてギネス認定されたカズ。「自分自身もどんどんその記録を破りたいと思っているし、すぐに破れたらいい」と開幕戦でいきなりの更新に気合いも十分だ。多くの熱視線が背番号11に集まるだろう。

     カズは今季でプロ33年目のシーズンに突入。「集中もしているし、このシーズンのためにずっと準備をしてきた」と話すように、12月からグアムキャンプで鍛錬を重ねて、体を作り込んできた。あとはピッチで結果を残し、勝利を手にするだけだ。

    「自分のゴール、アシストで3ポイントをとることに全力を尽くしたい」

     華々しくピッチを彩るカズ。18年はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。ワクワクが止まらないシーズンは25日の松本戦(@ニッパツ三ツ沢球技場)から始まる。

    文:高澤真輝(エルゴラッソ横浜FC担当)

  • これぞレヴィーマジック? G大阪、クラブ史上初の高卒新人を開幕戦の先発に抜擢か

    これぞレヴィーマジック? G大阪、クラブ史上初の高卒新人を開幕戦の先発に抜擢か

     J1開幕戦で『レヴィーマジック』炸裂かーー。2日後に控えた名古屋戦との明治安田J1開幕戦を前に最終調整に入っているG大阪だが、22日の紅白戦では前日に引き続き、主力組でプレーしたのがルーキーの福田湧矢だった。

     前日は市丸瑞希を軸に2ボランチの相棒探しを行ったレヴィー・クルピ監督だったが、この日の紅白戦で常にピッチに立っていたのは福田。東福岡高ではトップ下で攻撃的センスを見せた福田だけにボランチの起用は「想像しなさすぎ。まさかですね(笑)」と本人にとってもサプライズだった。

     謙虚な姿勢を崩そうとはしない福田は「実感はないけれど、もしベンチに入れたら(試合で)自分の持ち味を出したい。まだベンチに入れるかも分からないから」とどこまでも慎重だったが、開幕スタメンの可能性は濃厚だ。

     クルピ監督は福田の起用について一切明言はしなかったが「開幕戦に向けてのチームはほぼ出来上がった」と言い切った。

     開幕戦のピッチに立てば、高体連出身のルーキーではクラブ史上初の快挙になる。

    文・写真:下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)

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