EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.2(Sun)

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  • 山形との練習試合で、常田克人が仙台で初のゲームキャプテンに抜擢

    山形との練習試合で、常田克人が仙台で初のゲームキャプテンに抜擢

     2日、仙台と山形が練習試合を行い、常田克人が初めて仙台のゲームキャプテンを務めた。

     仙台は前日の明治安田J1第25節・清水戦(2○1)に出場しなかった選手や途中出場の選手、ユース所属選手がプレー。ゲームは40分×2本の形式で、仙台が2-0で勝利した。得点者はジャーメイン良(1本目・PK)、リャン・ヨンギ(2本目)だった。

     この試合で、仙台のキャプテンを務めたのは常田克人。今季に出場機会を増やしている3年目が、プロ入り後初めて腕章を巻いた。練習試合とはいえ隣町との“みちのくダービー”ということもあり多くの観客で盛り上がる中、常田は無失点の勝利に貢献した。

     この試合で仙台の指揮を執った福永泰コーチは、リーダーシップをとるべき選手として、常田をキャプテンに指名。「昨日(1日)に(CSKAモスクワ移籍が決まった西村)拓真がああいうかたちでこのチームから世界に飛び出したことで、同じ世代の選手は強い刺激を受けただろうし、今後にポジションをとる意識をもってもらいたかった」とも選出理由を明かした。

     常田本人は「もっと、チームとして声が出にくい時間帯にも活気を与えられるような声をかけることができた」と、反省を込めて自己評価した。仙台も山形も、今季の天皇杯ではベスト8に勝ち残っており、今後に同大会で対戦する可能性を残す。そのことについては、常田は「結果として、今日の一試合でまず勝てたことはよかった。次に対戦するときの自信にもなります」と先を見た。

    文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)

  • 「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

     10月にメキシコで開幕するアンプティサッカーW杯に出場する日本代表が1日から2日間、神奈川県内で最終合宿を行った。全国の各クラブから招集された精鋭15人が攻守の連係を入念に確認し、セットプレーの精度向上に努めた。

     アンプティサッカーは腕や足の切断障害をもつ選手がプレーする障害者スポーツ。6人のフィールドプレーヤーはクラッチと呼ばれる松葉杖を使用するため、アクロバティックなプレーが随所に見られ、スピード感のある激しい攻防が魅力だ。

     現代表が一堂に集まったのは7月の一次合宿に続いて2回目。計5日間という短期間で守備に重点を置きつつ、いかに得点機会を創出するかをテーマにトレーニングに取り組んだ。初日の1日は3対2の数的優位な状況からの崩しや、3対3の状況での実戦を想定したメニューを実施。その狙いについて、杉野正幸監督は「[3-2-1]のシステムをやるにあたって、1トップにボールが入ったときにいかに連動できるかが重要。さらにセットプレーを重要視しており、そこで得点機会を作るための攻守に重点を置いた」と説明した。2日には関東選抜との壮行試合を6-0と快勝し、本大会にはずみをつけた。

     W杯は24か国が出場し、10月27日に開幕。4大会連続4度目出場の日本は、過去最高だった前回大会のベスト16を大きく上回るベスト4を目標に設定する。6グループに分かれた予選リーグはポーランド、コロンビア、コスタリカと同組で、まずは目標達成の最低条件となる決勝トーナメント進出(16強)に向け、第3戦であたる前回ベスト4の強豪・ポーランド戦がヤマ場となりそうだ。

     日本アンプティサッカー協会は現在、代表の遠征費用のクラウドファンディングを実施中。詳しくはhttps://a-port.asahi.com/projects/jamputee/、または日本アンプティサッカー協会公式サイトをご覧ください。

     文:大林洋平

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    (写真)選手たちは短期間の合宿の中で最大限の成果を得ようと集中して臨んだ

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    (写真)日本代表を率いる杉野正幸監督

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    (写真)今回が日本代表として4度目のW杯となるエースのエンヒッキ松茂良ジアス選手

    「目標はベスト4」。W杯目前のアンプティサッカー日本代表が強化合宿と壮行試合を実施

    (写真)合宿に参加したアンプティサッカー日本代表の選手、スタッフたち
  • 「U-19でいろいろ聞きます」。横浜FCの斉藤光毅が同い年の久保建英から“吸収しまくる”

    「U-19でいろいろ聞きます」。横浜FCの斉藤光毅が同い年の久保建英から“吸収しまくる”

     横浜FCトップチームへの昇格が8月31日に発表された斉藤光毅が、2日からU-19日本代表のメキシコ遠征に臨んでいる。メンバーにはJ1クラブで試合に出場している選手が多数選出されており、多くの刺激を受け、大きくレベルアップできる環境となりそうだ。

     「初めてU-19に呼んでもらえた。自分が一番うまいというメンタリティーでやっていきたい。横浜FCで試合にあまり絡めていないので、アピールの場だと思う」

     そしてライバルでもあり、同い年の久保建英も招集されているのは一つ楽しみな点。若き天才はJ1第24節・神戸戦で鮮やかなゴールを奪い、日本中の注目の的となった。その光景を見て「どんどん上に行っちゃう…。だいぶ焦りもある。(ゴールを)決めたと分かった瞬間にツイッターでめっちゃ見たけど…、めっちゃうまかった(笑)」と悔しさを露わにしていた。

     久保を越えたいという思いは強い。だが「建英のほうが全然うまい。自分のストロングポイントでは負けていないと思うけど…やっぱりうまい。メンタルも全然違うし、もうプロの世界に慣れている」と、いまの実力では敵わないことを認めている。だからこそ、今回の遠征で盗める部分はすべて吸収したい。

     「U-19でいろいろ聞きます。まずはトップでどういうメンタルでやっているかとか、ピッチ外の話を聞ければと思います」

     持ち前の向上心で日々努力する斉藤。メキシコ遠征でプロサッカー選手として、一回りも二回りも大きくなって横浜FCに帰ってくることを期待したい。

    文:高澤真輝(エルゴラッソ横浜FC担当)