EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.5(Wed)

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  • 今季の町田は「街に出ていく」。地元のパレードに参加し、周囲からのサポート、応援を実感

    今季の町田は「街に出ていく」。地元のパレードに参加し、周囲からのサポート、応援を実感

     町田は9月2日、町田市の栄通り商店会が主催した『第31回ザ・フェスタ栄通り』に参加。同イベントのメインイベントである大パレードには、相馬直樹監督以下、全選手が出席し、イベントを盛り上げた。

     クラブは今季の方針として「街に出ていく」ことを掲げており、今回のイベント参加もその延長線上のもの。町田は前日の甲府戦に勝利し、J2首位に位置していることから、一般の方々からのチームに対しての注目度も高かったという。東京五輪世代でもある21歳の平戸太貴は「たくさんの方々に応援されているんだなと実感したし、応援をしてくれる方々がいるからこそ、僕たちはサッカーができている」とファン・サポーターや町田市民への感謝の言葉を口にしていた。

     9日(日)に町田市立陸上競技場で開催される水戸戦は、栄通りでのパレード参加後に初めて迎えるホームゲームとなる。ボランチの森村昂太は「パレード後、一つ目の試合になるので、初めて足を運んでくれる方や、そこまでサッカーに踏み込んでいない方々にもアピールする試合になると思う。笑顔で帰ってもらえるような試合をしたい」と話し、一人でも多くの野津田来場を呼びかけていた。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
    写真提供:FC町田ゼルビア

    今季の町田は「街に出ていく」。地元のパレードに参加し、周囲からのサポート、応援を実感

  • 豊富な引き出し。熊本の名GKコーチによる“対大分”のスペシャルメニュー

    豊富な引き出し。熊本の名GKコーチによる“対大分”のスペシャルメニュー

     5日のトレーニングでは今節・大分戦に向けたテーマを落とし込んだが、GK陣には澤村公康GKコーチによる“ノック”が行われた。

    「大分のアタッカーはパンチ力がありますし、近距離からの振り向きざまのシュートやブレ球のミドルもあります。そういうボールのスピードに目を慣れさせるために、軽く空気抵抗の少ないバレーボールを使って。キックだと出どころが下ばかりになるので、少し高いところからのボレーもイメージして、バットで(笑)」と澤村GKコーチ。小学生時代は東京都選抜でキャプテンを務めたこともあるらしく、掛布雅之さんに憧れていたというだけあってバッティングフォームもなかなか。

     熊本在籍時に指導したGKシュミット・ダニエル(仙台)が森保ジャパンに選出され、アンダー世代からフル代表まですべてのカテゴリーに教え子を日本代表に輩出したことになる澤村GKコーチ。こうした工夫を凝らしたトレーニングメニューの豊富さも、その背景の一つにある。

    文・写真:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)

  • 新潟が巻き返しに向け人事刷新。「残り11試合で一つでも勝ち星を上げる策」

    新潟が巻き返しに向け人事刷新。「残り11試合で一つでも勝ち星を上げる策」

     新潟は4日、中野幸夫代表取締役社長の今季限りでの退任と、3日付けで是永大輔氏(新潟シンガポール社長)が専務取締役に就任したことを発表。また2日付けで木村康彦強化部長を解任し、昨季まで同職を務めた神田勝夫氏(新潟医療福祉大学教授)が再任することが併せて発表された。

     8月7日の鈴木政一前監督解任に続き、クラブの根幹を左右する人事異動。中野社長は「監督、強化部長交代という“カード”はすべて私が切った。社長である私にすべての責任がある。チームが残り11試合、一丸となって戦いきるためには責任の所在を明確にすべきであると考え、最後のカードを切った」と、3日に行われた取締役会で辞意を表明し、承認を受けた。後任は未定で12月の会議で決定される。

     また是永専務に関しては、シンガポールを拠点にサッカーを軸としたさまざまな事業展開をしている手腕を評価。「グローバルな視点で地域と連係することに期待したい」と、今後のクラブ発展を見据えての人事であることを明かした。

     J2リーグで第31節を終えて、新潟は現在19位。「残り11試合で一つでも勝ち星を上げる策」(中野社長)として現場に招かれたのは、昨季まで強化部長を務めた神田氏だ。「僕の使命はJ3にいかせないこと」。選手補強については、すでに移籍ウインドーは閉まっており、追加登録期限の9月14日までにフリーの有力選手を見つけるのは難しい状況。現実的な強化プランは「いまいる選手の特徴は頭に入っているつもり。彼らがもっているパフォーマンスをもっと出せるはず」と、片渕浩一郎監督らとともに、現有戦力のポテンシャルを引き出しきることに主眼を置く。選手として4年、強化部スタッフとして14年を過ごし、新潟を支え続けてきた豊富な経験を注ぐ覚悟だ。

     大きな決断を下した新潟は、J2残留という最低限のミッションを果たすために、ここからさらに一丸となって突き進む。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

  • 確かな結果を残す湘南の石原広教。19歳を救った梅崎司の言葉

    確かな結果を残す湘南の石原広教。19歳を救った梅崎司の言葉

     杉岡大暉のU-21日本代表招集による離脱、高橋諒や大野和成の負傷など、8月は左サイドの人選に苦労した湘南。そんな中、ここ2試合で確かな結果を残したのが石原広教だ。

     とはいえ、今年の戦いはまだまだ満足いくものではないだろう。5月2日の第12節ホーム柏戦でJ1初出場を果たすも、チームメートの試合直前のアクシデントによる突然の出場で、結果は石原のサイドを破られて喫した失点も含む1-2の敗戦。以降はルヴァンカップがメインステージとなり、第24節のFC東京戦が11試合ぶりのスタメンだった。

     柏戦終了後、下を向く19歳に声をかけたのが梅崎司だ。「今日は落ち込むだけ落ち込んで忘れるな。でも明日からは切り替えて次に向かっていこう」と話したという。その1週間後、5月9日のルヴァンカップ第5節・神戸戦で、梅崎の移籍後初ゴールを生んだのが、石原の右からのクロスだった。

     石原は梅崎を兄のように慕い、練習中も梅崎の動きを観察。普段からお互いにどこでボールを欲しいか、あるいは出せるか、関係性を密に話し合っているという。先日の長崎戦で生まれた梅崎のリーグ戦初ゴールのアシストも石原だったのは、偶然ではないだろう。試合後にも会話を交わしたようで、照れ笑いを浮かべながらその様子をうれしそうに話していた。

     憧れの選手を問われると「長友佑都」と答えた石原。シーズン終盤に向けて、そしてその先のさらに大きな目標へ、彼の成長を期待したい。

    文:中村僚(エルゴラッソ湘南担当)

  • 新潟の選手会長・堀米悠斗が行った「いまの自分にできること」

    新潟の選手会長・堀米悠斗が行った「いまの自分にできること」

     明治安田J2リーグ第31節・愛媛戦を0-0で引き分け、連敗を6で止めた翌日の9月2日、新潟の選手たちは食事会を行った。3月と6月にバーベキューを行って以来、ひさびさの食事会。主催したのは選手会長の堀米悠斗だ。「これで何かが変わるというわけでもないだろうけれど、みんなでもう1回、頑張れればと思って」。

     前選手会長だった端山豪が8月15日に栃木へ期限付き移籍したことに伴い、会長職を引き継いでの初仕事。堀米自身は左脛骨疲労骨折の手術を6月に行い、現在はリハビリ中だが、J2で19位と低迷するチームを一つにするため「いまの自分にできること」を考えての提案だった。

     2週間前から予定していたこの日。練習前、中野幸夫社長から自身の今季限りでの辞任意向と是永大輔専務の就任予定、また2日付けで木村強化部長が退任し神田勝夫氏が就任したという、大きな人事変更が伝えられた。「トップが変わる原因は、結果が出ないから。その一番の責任は、選手にある。もっとサッカーに向き合う姿勢を高めないといけない」と事態を重く受け止めつつ、大事なタイミングで、選手同士でコミュニケーションを深め合う、非常に有意義な会となった。

     愛媛戦の前日、「勝ってこいよ」とチームメートを送り出し、自身も流れを変えようと、髪を金色に染めた。「流れ、変わりましたね。連敗を止めて、方向を変えてくれた。あとは勝ちに向かっていくだけです。出られる人が、次の試合でやってくれると思います」。

     いまは目安となる約1カ月後の復帰に向け、コンディションを順調に上げている。「痛み止めを飲めばすぐにでもやれる気はするけれど、しっかり治すために、いまは気持ちを抑えながらやっています」。常にチームを思い、行動できる男が再びピッチで力を発揮する日は、そう遠くないはずだ。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]ルヴァン8強戦

    [本日のエルゴラッソ1面]ルヴァン8強戦

    [2018年9月5日発売 エルゴラッソ2080号]
    [明治安田J1第25節 マッチレポート]
    ■FC東京 vs 鳥栖
    「もどかしい」青赤、遠のく首位の背中

    [明治安田J2第31節 マッチレポート]
    ■福岡 vs 大分
    勝利のみを目指した両者。積極性が生んだ名勝負

    [明治安田J2第31節 マッチレポート]
    ■横浜FC vs 京都
    みなぎる自信。横浜FC、昇格圏に肉薄

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