EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.12(Wed)

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  • J2月間MVPに輝いた町田の平戸太貴。「もうひと回りの成長」を誓う

    J2月間MVPに輝いた町田の平戸太貴。「もうひと回りの成長」を誓う

     『明治安田生命Jリーグ Mastercard priceless japan 月間MVP』J2の8月度受賞選手は、町田の平戸太貴だった。

     平戸は8月に2試合連続2ゴールを含む3試合連続得点でチームの首位浮上に貢献。その活躍が認められる格好で自身初となる初の月間MVPを受賞した。受賞にあたって、チームメート、ファン・サポーター、そしてクラブスタッフに感謝の言葉を述べた平戸は「当然ほかのチームからもマークが厳しくなるし、選ばれたあとが勝負になる」とコメント。さらに「自分の得意なプレーの精度を上げて、足りない部分の質を上げることを継続することでもうひと回り成長したい」と今後の飛躍を誓っている。

     チームメートである中島裕希は、平戸の月間MVP受賞を素直に喜び、「タイキの活躍でチームが良い流れをつかむことができたし、チームにとってもいい刺激を与えてくれている」と平戸のチーム内における存在価値について言及した。そして「賞金の使い道はどうするんだろう…」と20万円の賞金の行方をえらく気にかけている。

    文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

  • 天皇杯ベスト8の組み合わせが決定。浦和は鳥栖と、川崎Fは山形と対戦

    天皇杯ベスト8の組み合わせが決定。浦和は鳥栖と、川崎Fは山形と対戦

     12日、JFAハウスにて一般にも公開される形で、天皇杯 JFA第98回全日本サッカー選手権大会のベスト8以降の抽選が行われた。

     ドロワーを務めたのは田嶋幸三日本サッカー協会会長と鈴木啓太氏。埼玉スタジアムで行われる決勝まで進出した際に浦和がホーム側になるよう、また準々決勝の開催場所の確保ができていない鹿島と札幌(ともにラウンド16の試合がACLの関係で未消化)が準々決勝で対戦しないように抽選が考慮される中、ベスト8の組み合わせが決まった。

     準々決勝の開催日は10月24日(水)。浦和は鳥栖と、鹿島vs広島の勝者は甲府と、磐田と札幌の勝者は仙台と、川崎Fは山形と対する。それぞれの開催スタジアムは未決定。なお、未消化のラウンド16は9月26日(水)に行われ、準決勝は12月16日(日)、決勝は12月24日(月・振休)の開催が予定されている。

     田嶋会長は「98年間やり続けている天皇杯の重みを感じている。99回、100回と重ねる一つの過程として、ここで優勝を刻む価値は、サッカー界にとって大きな意味を持つ。どのチームも優勝を目指してほしい。一戦、一戦、100%で戦ってほしい」と語り、優勝経験のある鈴木氏は「出身の浦和がまず鳥栖とどういう戦いをするか。川崎FはJリーグの調子がいいが、天皇杯は準優勝の経験。その川崎Fが山形とどんな戦いをするか、楽しみ」と述べた。

  • 首位相手に描く青写真。いまや押しも押されもせぬ主軸へと成長したマテウス、24歳初戦の誓い

    首位相手に描く青写真。いまや押しも押されもせぬ主軸へと成長したマテウス、24歳初戦の誓い

     11日にマテウスが24歳の誕生日を迎えた。

     来日当初はチームの“末っ子”的存在で、トレーニング中にコーチから激しく叱責されるほど奔放なキャラクターだったが、今季は押しも押されもせぬ主力としてチームをけん引している。ただ、そこに満足感はない。

    「今季はコンスタントに試合に出続けて、いいパフォーマンス、いい結果を残しつつあるとは思うけど、『もっとできる』という自信があるし、『もっとやらなきゃ』というのもある。チームの目標であるJ1自動昇格を達成するためには、残り試合にすべてをかけて、1試合でも多く勝って最後に笑えるように頑張らないといけない」

     目標への道のりは決して平坦ではない。現在のチームは消化試合数が少ないとはいえ、J1参入プレーオフ圏にも入っていない7位。今節の相手・町田は現時点での首位であり、第2節では今季初の敗戦を喫した相手でもある。「同じ相手に2回負けてはいけないし、今回はわれわれのホーム。この勝負に勝って勢いに乗れれば、残り試合に向けて勢いがつく。勝点3だけをとりたいですね」とマテウスは意気込む。

    「勝利に貢献できれば、僕のゴールじゃなくても一番いいこと。力になるためには精一杯努力しないといけないし、気合を入れて戦えば結果はついてくると思う」と中心選手としての自覚も十分。それでも最後に「24歳のファーストゴールをとれれば最高ですけどね(笑)」と付け加えることを忘れない背番号16は、首位相手にも臆せず躍動してくれることだろう。

    文・写真:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • 柿谷曜一朗が語るコスタリカ戦の弟分・南野拓実。「より自信をつけていた。気になるのは…」

    柿谷曜一朗が語るコスタリカ戦の弟分・南野拓実。「より自信をつけていた。気になるのは…」

     11日、森保一新監督の初陣でもあるコスタリカ戦がパナソニックスタジアム吹田で行われ、日本代表が3-0で勝利した。攻守に躍動感を見せたこの一戦は、C大阪の多くの選手たちもTVを通じて見ていたようで、12日の練習で行われた紅白戦は、心なしか普段より球際が激しく、プレースピードも上がっているように感じられた。

     また、日本代表の先制点はコスタリカのオウンゴールだったが、実質、森保ジャパンの“第1号ゴール”を奪ったのは、チームの2点目を決めた南野拓実。

     かつての弟分のゴールについて、12日の練習後、柿谷曜一朗に感想を訊ねてみると、「久しぶりに拓実のプレーを見たけど、(いい意味で)変わっていない。より自信をつけて、セレッソにいたころのような慌ただしさもなくなっていた。これからの代表を引っ張っていくと思うし、昨日のプレーを見て、また一緒にプレーしたいなと俺自身も思った。いい刺激をもらいました。僕らもセレッソで頑張って、拓実に『戻ってくる場所はないぞ』というくらい、頑張らないといけないなと思いました」と話した。

     その上で、「あとは、髪型が整えば、もうちょっといいんじゃないですか(笑)」と、アカデミーの先輩ならではの視点(?)でも後輩をしっかりとチェックしていたようだ。

    文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

  • 讃岐が取り戻した“らしさ”。J2残留に向けて見いだした明るい兆し

    讃岐が取り戻した“らしさ”。J2残留に向けて見いだした明るい兆し

     讃岐は前節、アウェイでの愛媛戦でドロー決着。11試合ぶりに無失点で抑えると同時にリーグ戦での連敗を5でストップ。リーグ終盤戦に向けて明るい兆しを見いだした。

     讃岐は今季、ポゼッションや高い位置からのプレッシングなど、これまでとは一歩踏み込んだ能動的な戦術を試みていた。しかし、北野誠監督は「攻めているときに中途半端な(ボールの)取られ方をして失点をしている」と課題を挙げ、「それだったら守ってカウンターのほうがいい」と立ち返ったのが讃岐の“原点回帰”とも言える堅守速攻スタイルだった。

     勝利にこそ手は届かなかったものの、自陣で固い守備ブロックを形成し、ボールを奪えばシンプルにカウンターへと打って出るなど要所でチームとしての持ち味を発揮。過去全敗だった敵地での愛媛戦で記念すべき“初”勝点をゲットした。

     守備重視の戦術ゆえ、我慢の時間帯が増えてしまうことで、かつては一部サポーターからこのスタイルに対し否定的な声もあったが、チームの守護神GK清水健太は堂々と胸を張る。

     「今回のW杯でもそういうチームが多かったし、世界的に見てもしっかり守備をしないと勝てない時代になっている。決して恥ずかしい戦術ではないし、自信をもってやれる」

     チームは現在リーグ最下位。讃岐らしさを再び取り戻し、まずは降格圏脱出を試みる。

    文:松本隆志(エルゴラッソ讃岐担当)

  • “同期生”の吉田孝行監督と宮本恒靖監督。三原雅俊が語る二人の共通点とは

    “同期生”の吉田孝行監督と宮本恒靖監督。三原雅俊が語る二人の共通点とは

     15日にノエビアスタジアム神戸で開催されるJ1第26節で“同期生対決”が実現する。

     神戸を率いる吉田孝行監督とG大阪の宮本恒靖監督は77年の早生まれ。ともに高卒でプロ入りし、長く好敵手として対峙してきた。09~11年は神戸のチームメートとして戦い、現役引退後にはS級コーチ養成講習会の同期としても切磋琢磨してきた間柄だ。

     そんな二人とチームメートとして一緒にプレーした一人が、07年に神戸に加入したMF三原雅俊。宮本監督の当時を振り返り、「常にプロフェッショナルな姿勢。前向きで、引っ張る能力をいつも感じていた」と大先輩を見つめていたことを語った。

     さらに、三原には二人に対してこんな印象も。「タカさん(吉田監督)とツネさん(宮本監督)は似ている。二人とも“天然”というか…」。現役時代の吉田監督の持ち味の一つが“天然ボケ”だったことは神戸サポーターには広く知られているが、「そういう印象はあまりないかもしれないですけど、ツネさんも多かった」と、“天然”なエピソードを思い出し笑いするように口元を緩めた。

     ただ、その“似ている”との指摘は、プレーヤーとしての姿勢にこそ顕著だったという。

    「チームが苦しいときに先頭に立って、監督ではない立場からみんなを引っ張ってくれた。カリスマ性というか、共通性を感じている」

     二人の背中を見つめてきた三原は、両指揮官を独自の視点で語っていた。

    文・小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)