EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.15(Sat)

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  • 磐田が練習試合を実施。中野誠也がハットトリック&新加入のエレンがフル出場

    磐田が練習試合を実施。中野誠也がハットトリック&新加入のエレンがフル出場

     磐田は15日、東海社会人1部リーグに所属する矢崎レバンテと練習試合(45分×2本)を行った。中野誠也が18分にオフサイドラインギリギリで抜け出してGKと1対1を冷静に流し込むと、31分にはセカンドボールを拾い、冷静にゴールに流し込み追加点。3分後の34分には再びディフェンスラインの背後を突いて、角度のない位置からゴールに流し込み、前半だけで3得点を奪う活躍。自身の持ち味でもある動き出しのよさを存分に発揮した。後半には、上原力也のゴールでさらに追加点。終始主導権を握った磐田が4-0で勝利した。

     この試合で90分間プレーしたエレンは、持ち味でもある精度の高い左足のクロスで再三チャンスを演出。またドリブルやワンツーでサイドを突破する縦への推進力も見せた。エレンは、試合のパフォーマンスについて問われると、「フィジカルも上がってきている」と磐田で初のフル出場に手ごたえを得た様子。現時点でのコンディションは、「まだ50%くらい」とベストフォームではないことを明かしたが、「練習からトライする。日に日によくなるように努力します」と次節・横浜FM戦での出場に向けて意気込んだ。

    文:森亮太(エルゴラッソ磐田担当)

  • 千葉の溝渕雄志、前節・岡山戦のアシストと残り試合への意気込みを語る

    千葉の溝渕雄志、前節・岡山戦のアシストと残り試合への意気込みを語る

     「本当にイメージどおりのクロスとゴールでした」

     前節・岡山戦(2〇0)で今季2アシスト目をマークした千葉のDF溝渕雄志。チームに流れを引き寄せた前半2分という理想の時間帯のお膳立てだった。

     「チョルくん(大野)のキックからのセカンド(ボール)を抑えた時点でスタートを切り、也真人くん(町田)がタイミングよく出してくれ、中を確認する余裕もあった。相手のディフェンスラインが一列にそろっていた。かつ、GKとDFの間のスペースが見えた。(ゴールを決めた)イブくん(指宿)も待ってくれていたらしく、かみ合いましたね」

     すべての状況を把握した上で、それに適した一つひとつのアクションを積み重ねた先に会心のゴールが生まれたという。

     J2第30節まで4試合連続で先発に名を連ねたが、前々節は一転、ベンチ外。だからこそ岡山戦は期するものがあったはずだ。それをどう咀嚼してゲームに入ったのかの問いには明解だった

     「やってやろうという気持ちはありましたが、それが出ちゃうと、僕自身いいプレーにならないことが多い。そこは逆に抑えて…。チームがいい流れになれば、自分も生きてくる。そのためにも守備から入って、ちゃんと地に足がつくイメージでやった。相手の攻め方、守り方を局面、局面で整理できていたので、一番の余裕につながりましたし、あのアシストで余裕も出ました」

     大卒2年目の俊才、その最大の武器は“成長するための賢さ”。試合を重ねるたびにそのラーニングを消化し、判断力や感情コントロールを磨いてきたことで、対人能力や高いスプリント力などの特長をより引き出してきた。

     チームの現状に目を移せば、アウェイで2連勝したものの、苦しい状況に変わりはないことも十分理解している。「(岡山戦は)一つの自信にはなりましたし、そこは素直に思います。とはいえ、1試合アシストをしただけ。(J1参入)プレーオフに向けては1試合1試合が勝負だし、連勝を積み上げていくしかない。まずは次の福岡戦。いま攻撃陣、守備陣の距離感がいいので、それを保ちつつ、相手の時間帯でもしぶとくプレーするのが僕の役割。なんとしても勝ちたいですし、終盤、もう一つギアを上げることが大事ですね」。自分の飛躍とチームの上昇を重ね、ただただひたむきに走り抜く覚悟である。

    文:大林洋平(エルゴラッソ千葉担当)

  • 同期のロシア移籍に「刺激を受けた」茂木駿佑。いまは「水戸の地で結果を残すこと」に集中する

    同期のロシア移籍に「刺激を受けた」茂木駿佑。いまは「水戸の地で結果を残すこと」に集中する

     今季J1リーグで11ゴールを決めた活躍が評価されてロシアのCSKAモスクワに移籍した仙台の西村拓真。その飛躍に「刺激を受けている」と語るのが、西村と同期で仙台に加入し、現在水戸でプレーする茂木駿佑だ。ただ、「西村は西村、自分は自分」と語る茂木は「現実を見つめながら、地道にやっていくだけ」と自分に言い聞かせるように口にした。

     今季途中に活躍の場を求めて、仙台から水戸へ期限付き移籍してきた。だからこそ、「いまは水戸の地で結果を出すことしか考えていない」。自らの可能性と未来を切り開いていくために、残り10試合、「結果にこだわってプレーするだけ」と力を込めた。闘志と野心に満ちあふれた目を見せる茂木のこれからに期待せずにはいられない。

    文:佐藤拓也(エルゴラッソ水戸担当)

    ※写真は仙台時代のもの

  • 名古屋の連勝とジョーの覚醒。すべてはジョーの母親の来日から始まった?

    名古屋の連勝とジョーの覚醒。すべてはジョーの母親の来日から始まった?

     J1リーグ8月の月間MVPに名古屋の輝いたジョーが、喜びの声を聞かせてくれた。

     8月は5試合に出場し10得点の荒稼ぎをしてみせたジョー。Jリーグ選考委員会でも「文句なしの受賞」となった。

     長崎戦を控えコンディションは変わらず好調だと言うジョーは、MVPについて「自分の実力を自分で信じなければ誰も信じてくれない。自分のことを信じ続けたことが受賞につながった。MVPはその月のすべての試合でいいプレーを見せないとなれないと思う。MVPを狙っていたわけではないが、すべての試合に全力を尽くすという気持ちで挑んだので、この受賞はすごくうれしいです」と語った。

     また名古屋の連勝は、ちょうどジョーの母・タニアさんが来日してから始まった。この状況にジョーは「母も契約してもらおうかな」とジョークを飛ばしながら、「母がきてから負けていないので、とてもうれしいです。でも母がブラジルに帰ってからでも、同じパフォーマンスをしてゴールを決め続けないといけないですね」と、気を引き締めた。

     ちなみにジョーの母は10月下旬まで名古屋にいる予定。そこまで連勝が続けば13連勝で、99年2ndステージのクラブ記録である10連勝をはるかに越え、無敗記録としては03年の1stステージに並ぶことになる。今後は上位との対戦も控えているが、いまの勢いが続けば、さらにその上のJ1記録(16連勝)にも期待がかかる。

    文:斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)

  • 遠藤保仁が称賛、そして警戒するアンドレス・イニエスタのすごみとは

    遠藤保仁が称賛、そして警戒するアンドレス・イニエスタのすごみとは

     15日のJ1第26節・神戸vsG大阪の一戦では日本とスペインの司令塔対決が実現する可能性がある。

     14日、吹田市内で非公開練習を終えたG大阪の遠藤保仁が神戸のアンドレス・イニエスタについて口を開いた。長年日本代表で司令塔を務めた遠藤に対して、イニエスタはバルセロナとスペイン代表で一時代を築いた世界的名手。イニエスタ対策を問われた遠藤は「まずは彼に自由にボールをもたせないことが一番手っ取り早い」。もっとも単なるパサーではないイニエスタのスタイルは遠藤が以前から賞賛するポイントの一つ。「ポジション取りもうまい選手だし、シンプルにボールをはたくときもある。少しでもスペースを与えると簡単に前を向いてくるので、誰かが抑えるというよりはチームで抑えたい」とあらためてそのプレーを警戒していた。

    文:下薗 昌記(エルゴラッソG大阪担当)