EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.24(Mon)

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  • まさかの左SBで復帰。新潟の原輝綺は額を切りながらも勝利に貢献

    まさかの左SBで復帰。新潟の原輝綺は額を切りながらも勝利に貢献

     23日に行われた明治安田J2第34節で、新潟は水戸を1-0で下し、今季初の3連勝。アウェイで勝点3を積み上げ、17位へと一つ順位を上げた。

     この試合は、U-21日本代表としてアジア大会から銀メダルを持ち帰って以降、左腿の違和感で離脱していた原輝綺の復帰戦となった。82分、足をつった渡邊泰基と交代し、今季初の左SBに入った。「練習はしていなかったけど、無理に攻め上がらず、失点ゼロで抑えるように言われて入りました」(原)。

     本職はボランチだが、CBや右SB、U-21では主に3バックの右を務める守備のポリバレント。左SBは、昨季5月5日のJ1第10節・川崎戦以来だ。片渕浩一郎監督は「1-0で守備を安定させたいところで、高さも含めて投入した。相手がパワープレーをしてきても、輝綺であればいろいろなポジションをカバーできる。彼をバックアップに置いたことが、吉と出た。本当に助かった」とその奮闘をたたえた。

     アクシデントをものともしなかった。ピッチに立った3分後、競り合った際に相手のスパイクが入り、額を8針縫う裂傷を負った。「足が見えたので、顔を切るなと思ったけど、よけたらダサいので突っ込みました。オフに神社で『ケガをしないように』とお参りしたから、大丈夫かなと思ったんですけど(苦笑)」。出血したが、頭にテーピングを施してすぐにピッチへ。ワンプレー目で飛んできた浮き球をヘディングでしっかりクリアすると、その後も冷静なプレーで完封勝利に貢献。原自身、J2では第24節・山形戦以来、10試合ぶりの勝利を味わい、駆け付けた2,700人の新潟サポーターとバンザイで喜びを分かち合った。

     アジア大会直前の第28節・栃木戦は、23試合ぶりに起用されたボランチで、攻守に生き生きとプレーした。「自分が出れば、もっとやれるということを示さないと。ボランチなら一発で背後を狙えるところ。代表では最後のパスの出し手になることが多かったので、その経験を生かせる」。残り8試合に、アジアの舞台から持ち帰った自信と経験を反映し、上昇気流に乗るチームに追い風を吹かせるつもりだ。

    文:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)

  • 疑惑の判定で敗れた相模原、「これがJ3だから許されるということではない。伝えてほしい」(西ヶ谷隆之監督)と提言

    疑惑の判定で敗れた相模原、「これがJ3だから許されるということではない。伝えてほしい」(西ヶ谷隆之監督)と提言

     疑惑の判定が勝敗を分けた。23日に行われたJ3第24節、長野と相模原が相対した一戦。その問題の場面は、1-1で迎えた終盤の78分に起こった。

     左サイドから上がったクロスに対し、長野の内野貴志と相模原の丹羽竜平がエリア内で競り合う格好となると、内野は接触があったとして転倒。これを見た酒井達矢主審は迷わずペナルティースポットを指した。しかし、あらためて映像を見返しても、筆者にはたとえ接触があったにしてもプレーを不当に妨害するようなものには見えず、現場でも違和感を覚えた。当然これには相模原サイドも選手たちをはじめ、西ヶ谷隆之監督も激しく抗議。副審にも判断を仰いだものの判定は覆ることなく、このPKを決められて長野に勝ち越しを許す。さらに、そのあとには同様に今度は相模原のチッキーニョがエリア内で倒される微妙な場面があったが、これはお咎めなしでノーホイッスル。相模原にとっては不満が募る判定が続いた末、試合は2-1で長野が勝利を収めている。

     試合後、西ヶ谷監督は珍しく怒りに満ちた表情で、「それは僕たちが負けたからではなくて」とし、こう続けた。「審判の方も全部がうまくいくとは思っていませんけど、明らかに今日に関して言えば、長野さんにとってもゲームを難しくしたのはそういう部分があったと思います。選手は一生懸命やってくれている。やはりレフェリーの向上もしっかりしていかないと、選手もそうですけど、Jリーグ自体も良くなっていかない。これがJ3だから許されるということではなく、現実にこういうことが起きているということもわれわれとしては伝えていってほしい」

     それぞれのチームがどれだけの労力を費やして準備を施し、各選手がどれだけの熱量と意志を持って1つのプレーを選択しているか。それを踏まえれば、「これがJ3だから『こういう試合があったよね』とは終わらせてほしくない」という西ヶ谷監督の叫びも胸に刺さるものがある。そして、「そういうものもわれわれがプレーをやっていく上で、メディアの皆さんも発信していく責任として、また一ついろいろなものを提起していってもらえたらサッカー界もまた盛り上がっていくでしょうし、選手の向上、レフェリーの向上というふうになっていくと思う」と述べ、会見を締めくくった。

     レフェリーの下した判定をリスペクトすることはサッカーだけでなく、どんな競技でも大原則にあたる。ただ、選手たちと同じように、審判にも多少のミスは起こり得るのがスポーツだ。何が正しくて、何が正しくなかったのか。今回の件はあらためて、こうした判定のシビアな部分に関しても積極的に議論していくという必要性をまた一つ痛感するものとなった。

    文:林口翼(エルゴラッソ長野担当)

  • 湘南の50周年レジェンドマッチに名良橋晃、田坂和昭らの参戦が決定。さらに中田英寿などとも交渉中

    湘南の50周年レジェンドマッチに名良橋晃、田坂和昭らの参戦が決定。さらに中田英寿などとも交渉中

     湘南ベルマーレが「ベルマーレ創立50周年記念レジェンドマッチ」および「ベルマーレ創立50周年記念レジェンドマッチ前夜祭」の開催を発表した。

     湘南は前身の藤和不動産サッカー部(フジタSC)が1968年に創立。今年がちょうど50周年にあたる。これまでに『BELLMARE 50th MEMORIAL BOOK 1968-2018』を制作、発売するなど、50周年の節目に力を入れており、今回の試合もその一環のイベントとなりそうだ。

     レジェンドマッチでは横浜M(現横浜F・マリノス)のOBチームと対戦予定。現在は出場選手の調整に奔走しているようで、現段階で参加を予定している選手は以下のとおり(敬称略)。

    • 名良橋晃
    • 岩本輝雄
    • 田坂和昭
    • ベッチーニョ
    • パラシオス
    • アジエル

     その他の選手も追って発表予定で、中田英寿ら往年のレジェンドとも交渉中とのことだ。なお、前夜祭に関しては「開催が決まっているだけで、内容はまったく未定」とのこと。会見に同席した名良橋氏が「なんでもやります」とやる気を示すと、会見場は笑いに包まれた。

     レジェンドマッチは12月22日(土)、前夜祭は21日(金)に開催予定。

    文・写真:中村僚(エルゴラッソ湘南担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]THIS IS ONIKI FRONTALE!!!

    [本日のエルゴラッソ1面]THIS IS ONIKI FRONTALE!!!

    [2018年9月24日発売 エルゴラッソ2087号]
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