EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.28(Fri)

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  • 「はい上がらなきゃいけない、という状況にものすごく燃えている」(篠原弘次郎)。福岡のCB二人が語る頼もしい決意

    「はい上がらなきゃいけない、という状況にものすごく燃えている」(篠原弘次郎)。福岡のCB二人が語る頼もしい決意

     9月26日の明治安田J2第22節・京都戦で敗れた福岡はJ1昇格プレーオフ出場圏外となる7位に順位を落とした。そして、同勝点ながら5位につける大宮戦との大事な今節は、京都戦から中2日というコンディション的にもかなり不利な状況で戦わなくてはならない。

     そんな厳しい状況下で、二人のDFがサポーターからすればとても頼もしく感じるだろう言葉を口にした。前節の京都戦を含めて、ここまで6試合で4バックのCBとしてコンビを組んできた吉本一謙と篠原弘次郎だ。

     中2日で大宮戦を迎えることに関して吉本は「アウェイゲームから帰って来ての中2日のゲームなんて本当に久しぶり。コンディション的に厳しいことは確かだけれども、そんなことを言ってる場合じゃないし、やるしかない。個人的には京都戦の悔しさを少しでも早く返せる機会が来るという意味で、中2日のゲーム、大いに歓迎ですね」と言った。

     篠原はプレーオフ出場圏外の7位になったことに関して「個人的には這い上がらなきゃいけない、という状況にものすごく燃えている」と言った。この言葉は決して強がりではない。篠原は第20節・大分戦で受けた2試合の出場停止処分後、ベンチ外、サブメンバー、途中出場と、それまで確保していた先発の座を失ったが、その時に「ここから這い上がって見せる」と言う言葉を繰り返し、実際に第29節の栃木戦から先発に返り咲いたのだった。

     チームは3試合連続失点中だが、熱いハートのCB二人がきっと、大宮戦で無失点勝利に導く働きを披露してくれるはずだ。

    文:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • J2残留争いの行方を占う重要な熊本戦を前に、「“良いゲームをしに行く”気持ちで臨む」とジュロヴスキー監督

    J2残留争いの行方を占う重要な熊本戦を前に、「“良いゲームをしに行く”気持ちで臨む」とジュロヴスキー監督

     京都がアウェイに乗り込む明治安田J2第35節・熊本戦は、今季のJ2残留争いの分岐点となりそうな重要なゲームだ。現在の順位は京都が20位で、熊本が21位。J2残留を当落線上で争う両チームの勝点差は『4』という状況。もし京都が勝利すれば勝点差は『7』に広がり、残留争いから一気に抜け出す可能性がある。しかし逆に敗れれば、熊本に勝点1差まで詰め寄られることになる。

     京都を率いるジュロヴスキー監督は、「もちろん勝つためにプレーしないといけないが、まずは良いゲームをすること」とライバルとの直接対決に挑む心構えを明かす。「自分たちが何をやるべきか。それに集中することが一番大事。勝ちを狙うとか、引き分けを狙うとか、そういうメンタリティーに関しての計算はできない。ポジティブに、熊本に良いゲームをしに行くという気持ちで臨む」。

     また、「前回の対戦でも負けているし、田中達也、アン・ビョンジュン、皆川佑介など良い選手がいる」と熊本の手強さを認めたうえで、「ウチは(26日のJ2第22節・)福岡戦のように、まずブロックでしっかりディフェンスをするというメンタルで臨めば、良い結果が出ると思っている」と勝点3奪取へのポイントを話している。

     両チームの命運を占う一戦は、30日午後4時に、熊本・えがお健康スタジアムでキックオフを迎える。

    文・写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)

  • 「引き分けでなく、勝って連敗を止めて流れを変える」(進藤亮佑)。鳥栖戦に臨む札幌、それぞれの思い

    「引き分けでなく、勝って連敗を止めて流れを変える」(進藤亮佑)。鳥栖戦に臨む札幌、それぞれの思い

     29日に行われる明治安田J1第28節で鳥栖と対戦する札幌。現在、リーグ戦では2連敗中で順位を7位に落としたのに加え、直近の公式戦となった26日の天皇杯4回戦では磐田に敗戦。公式戦3連敗中と苦しい状況になっている。そうして迎える試合とあって、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は28日の練習後に「明日のゲームは重要になる」とよりいっそう気を引き締めた。相手の鳥栖は15位だが、「彼らの力を考えると、残留争いをするチームではない。難しい試合になる」とも続けている。「私は選手を信じているし、選手も私を信じているはず。互いを信じ合って、ここまでやってきたことをしっかりと発揮したい」と連敗ストップに向けて意気込みを高めている。

     選手たちも同様だ。「3連敗中だが、その連敗を価値のあるものにするためにも、鳥栖戦では結果を出したい」とFW都倉が言えば、「連敗を止めなければいけないが、引き分けて止めてはいけない。勝って連敗を止めて、流れを変える」とDF進藤亮佑も強い口調で言い切る。ただし、過度に連敗を意識し過ぎず、「平常心で戦い、自分たちのもっている力をしっかり出すことに集中したい」と韓国籍のGKク・ソンユンは、自分たちが積み上げてきたものを出し切ることに全力を尽くすつもりだ。

     また、相手の鳥栖にはFWフェルナンド・トーレスがいるが、どの選手も「とにかくまずはしっかりと自分たちのサッカーをして、結果を出すことが第一」という大前提を持ったうえで、都倉は「以前からすごく好きな選手のひとりなので、対戦ができるのは楽しみ。彼のような選手が加わったことで、Jリーグの魅力もより高まっているはず」とし、ク・ソンユンも「プロになる以前から、国際大会などでの活躍をテレビで観ていた。そのようなスーパースターと対戦できるのはうれしいこと」と、こうした部分からもモチベーションを高めている。

     試合は札幌ドームで13時にキックオフとなる。

    文:斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)

  • 細かすぎて伝わらない?駆け引き。大分の小手川宏基、同タイプと目される木村祐志属する水戸と対戦へ

    細かすぎて伝わらない?駆け引き。大分の小手川宏基、同タイプと目される木村祐志属する水戸と対戦へ

     今季終盤を迎え、大分もチームとしての成熟度をぐっと増した感がある。相手の状態や変化を見ながら臨機応変にプレーを選択していくスタイルは、戦術浸透度とその練度を高めなくてはなかなか実現しづらいが、完成度を上げれば俄然、対戦相手から対策されにくくなる。

     そのスタイルのキーマンの一人がMF小手川宏基だ。最近はトリプルボランチの一角ともシャドーともつかないファジーなポジショニングで相手に的を絞らせず、高い足元の技術をさりげなく生かしている。プレーに派手さはなくとも、チーム戦術体現には欠かせない。

     29日に開催される明治安田J2第35節に対戦することになる水戸のMF木村祐志も、大分でプレーした13〜14年、そういう存在として活躍した。木村が大分に来た年に小手川が北九州に移籍したため、すれ違いでチームメートになったことはないが、ほかのメンバーも絡めてのプライベートでの交流は長い。木村は大分に来ても、また徳島に移籍してからしばらくも、髪を切る際にはお気に入りの北九州のヘアサロンまでわざわざ通っていたが、小手川も北九州時代にはそのサロンを利用していたという、割とどうでもいい共通点もあった。

     その木村と過去、試合会場では顔を合わせながら、ピッチで対峙した記憶は「ない」という小手川。互いに相手の嫌なところを突きつつさりげなく主導権を手繰り寄せていく同士が、今節はついに同じピッチに立つ可能性が出てきた。細やかな策を用いる両軍のぶつかり合いの中で、細かすぎてわかりづらい駆け引きを制しに行く。

    文・写真:ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]残留への執念

    [本日のエルゴラッソ1面]残留への執念

    [2018年9月28日発売 エルゴラッソ2089号]

    [明治安田J1第28節 プレビュー]
    ■G大阪 vs 広島
    そこのけ そこのけ ガンバが通る

    [明治安田J1第28節 プレビュー]
    ■長崎 vs 川崎F
    残留&優勝への関門。譲れない3ポイント

    [明治安田J2第35節 マッチプレビュー]
    ■福岡 vs 大宮
    運命を分かつ直接対決。キーワードは『リスク』

    詳しくはコチラ・・・