EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.9.29(Sat)

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  • 自然に翻ろうされ続ける名古屋。台風24号の影響でまたもや試合中止に

    自然に翻ろうされ続ける名古屋。台風24号の影響でまたもや試合中止に

     明日、30日に行われる予定だったC大阪戦が台風24号の影響で中止になった。

     「何回目だろ、こういう会話をするのは?」と言うのは風間監督。今季は7月11日の天皇杯3回戦・広島戦と7月28日のJ1リーグ第18節・札幌戦が延期に。天皇杯2回戦では超異例のPK戦やり直しと言う事態もあった。

     さらにさかのぼれば、昨シーズンも天皇杯で雷雨による中断で後日、再開試合に。また10月29日の群馬戦でも、暴風雨によりおよそ1時間中断した。

     ことごとく雨に翻ろうされる名古屋。リーグ終盤で精神的にも厳しい状況の中で、ほかのチームより2試合多く残すことになった。

     それでも風間監督は「俺たちのやることは変わらない。いつも次の試合に勝つための準備をすることだけ」と、目に見えない天気と戦ってもしょうがないというスタンスでいる。

     しかし、台風や地震などの経験がさほどないブラジル人選手は、生活面での気がかりになるのかもしれない。8月23日の台風20号が通過した翌日、ガブリエル・シャビエルは「昨日は風がすごくて家も揺れたし怖かった」と不安を口にしていた。

     ただジョーは「来日する前に日本にいる友人から地震や台風があると聞いていた。自分にとっては新しい出来事だけど、常に何が起こってもどこに逃げるとか、どんな備えをしておくべきなのか把握はしているよ」と防災力が高めだ。

     まあ、風間監督の言うとおり、天気は自分たちでどうしようもないし勝ちようがない。安全に楽しくサッカーをするため、観るために。記者も今節のために準備していたフラッシュニュースネタはボツになったが、あらためて次の試合に向けてベストを尽くしたいと思った。

     ちなみに今回の試合の代替日は後日決定される。

    文:斎藤孝一(エルゴラッソ名古屋担当)

  • トミカを集めている山形の南秀仁。“ブーン、ブーン疑惑”は否定

    トミカを集めている山形の南秀仁。“ブーン、ブーン疑惑”は否定

     30日のJ2第35節・松本戦、山形のホームで行われるのは、「モンテこどもの日」。子ども向けのイベント盛りだくさんのホームゲームとなる。それに関連して、山形の選手たちに「自分が子どもだなあと思う部分はどこ?」と質問してみた。

     「落ち着きがないです。とにかく、じっとしていられない」と答えたのは小林成豪。「常に何かしていないとストレスがたまる」とそわそわしちゃうのだそう。対照的に、「分かんないです、覚めてるんで」と子どもの部分を完全否定したのは中村駿。「何に対しても興味をもつということがない。引いたところから見ているというのはありますね」とクールに答えていた。

     南秀仁は「最近、トミカ買いました」と具体例で回答。現在はBMW i8やランボルギーニなどスポーツタイプを中心に10台ほど所有していて、「テレビの横とかにちょこんと置いてます」ともっぱら眺めて楽しんでいるとのこと。クラブ公式のアンケートでは、趣味・マイブームの欄に「海外ドラマ」、休みの日はよく何をする?に「映画」と答えるなど、南にはインドアなイメージが強くつきまとう。もしや、トミカを手に取り「ブーン、ブーン」と室内を走らせているのではと想像したが、「さすがにしないです。ヤバいですよね、やってたら」と疑惑は否定された。

    文・写真:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)

  • 台風の影響により磐田vs湘南の中止が決定。名波浩監督も「お客さんのリスクを考えても賢明な判断」

    台風の影響により磐田vs湘南の中止が決定。名波浩監督も「お客さんのリスクを考えても賢明な判断」

     磐田は29日、台風24号の影響に伴い、30日に開催予定のJ1第28節・湘南戦の中止(代替日は未定)を発表した。チームは同日、小雨が降る大久保グラウンドで、10時から湘南戦に向けた練習を行ったが、急遽中止と決まった中で練習メニューの変更も余儀なくされた。

     指揮官は、「お客さんのリスクを考えても中止は賢明な判断だと思う。状態がよくない選手もいるから(試合間隔が)1週間空くことはいいこと」と、この判断を尊重。またチームキャプテンの櫻内も、「試合はやりたいけど、サポーターの安全面を考えれば、中止は当たり前。いい判断だと思う」とこの決断に賛同した。

     明日のチームスケジュールについて指揮官は、「練習をやるかどうかは、台風の状況を見て夕方までに決める。ただ今日の練習の最後にゲームで上げたから、できなくても問題ない」と明日の台風状況も考慮したトレーニングメニューを遂行したことを明かした。

     現在11位で降格圏まで勝点3差と厳しい状況が続くが、「チームとしての課題を整理する時間ができた。この中止をポジティブに捉えて、また1週間しっかりと準備していきたい」と次節・清水とのダービーマッチを見据えた。

    文:森亮太(エルゴラッソ磐田担当)

  • 7試合ぶり先発復帰を果たした大﨑淳矢。14試合勝ちなしの現状打破に向けて誓うこと

    7試合ぶり先発復帰を果たした大﨑淳矢。14試合勝ちなしの現状打破に向けて誓うこと

     前節・大分戦でMF大﨑淳矢が7試合ぶりに先発出場した。

     今季、大﨑は開幕から10試合連続で先発出場したが、次第に出場機会を失い、8月ごろからはメンバーから外れることも増え、チームも勝ちなしでもどかしい状況が続いた。大﨑は「外から見ていて、無意識のうちに前からいくというのが崩れてきているように感じた。プレッシャーの部分には物足りなさを感じていた」と振り返る。

     豊富な運動力には自信がある。「僕が入ってギアを上げたい。少しでも違いを見せて、チームを変えられれば」。大分戦ではボールを追って時にはGKまでプレスをかけたり、DF前貴之のシュートにゴール前で合わせてコースを変えたりとアグレッシブにプレー。途中交代までの66分間で存在感を見せたが、結果は1-3で逆転負けした。

     14試合勝ちなしと苦しい現状を打破できないまま、今季は残り9試合となった。「走るというベースは変わらずやり続けたい。チームが勝てるように、一人ひとりが助け合ってやっていかないといけないとすごく感じている。まずは僕自身に悔いが残らないように、しっかり戦いたい」と気持ちを奮い立たせる。

    文・写真:松原純(エルゴラッソ山口担当)

  • 「与えられたチャンスはムダにしたくない」。6カ月ぶりの先発で手ごたえをつかんだ松本の下川陽太

    「与えられたチャンスはムダにしたくない」。6カ月ぶりの先発で手ごたえをつかんだ松本の下川陽太

     2試合連続での先発出場そして定位置獲得を目指す松本の下川陽太が、今節・山形戦に向けて決意を述べた。 

     実に第6節・山口戦以来の先発起用となった前節・熊本戦では、左サイドのポジションで奮闘。守備面では3試合連続となるクリーンシートに貢献し、攻撃面でも相手陣内にたびたび進入するなど持ち味を見せた。「サイドでやられると失点につながるので、まずは守備を心がけた。前半の黒木(晃平)選手は裏を狙ってきて、後半の田中(達也)選手はドリブルで仕掛けてきた」と、前半と後半で対峙する選手が変わる中でも粘り強いディフェンスを披露したことには手ごたえをつかむ。 

     その上で迎える今節については「熊本同様にストロングな選手がサイドに置かれているので、堅い守備は前節そのままにシュートやクロスで終われるような形を作っていきたい」と、ゴールやアシストなどの結果を残したい考えだ。「ここまで試合になかなか出られない期間もあったが、何が自分に足りないのか模索しながらやってきた。だからこそ与えられたチャンスはムダにしたくないし、結果を出していきたい」と意気込んでいる。

    文:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)

  • 神戸のリージョ監督ベンチ入りへ。対戦経験がある東京Vのロティーナ監督「彼はいまビッグクラブが取り入れているようなやり方を志向する監督です」

    神戸のリージョ監督ベンチ入りへ。対戦経験がある東京Vのロティーナ監督「彼はいまビッグクラブが取り入れているようなやり方を志向する監督です」

     神戸の監督に就任したフアン・マヌエル・リージョ新監督が、29日の今節・鹿島戦でコーチとしてベンチ入りすると発表された。監督ライセンスの手続き上の問題とのことで、就労ビザの問題でベンチ入りできなかった23日の浦和戦から“一歩前進”とも言える。

     ただし監督の仕事はベンチで采配を振るうことだけではない。塗装業界でも“養生8割・塗り2割”と言われるように、いい仕事をするには始まる前の準備が大部分を占めるもの。日ごろの指導自体はリージョ監督が行なっているはずで、鹿島戦はその浸透度合いが測れる試合となるだろう。

     東京Vを率いるロティーナ監督もその試合を楽しみにしている一人だ。リージョ監督と同じスペインのバスク地方出身で、「一緒のチームで仕事したことはないが、対戦したことは何回もある。勝ったり負けたりですね(笑)」と懐かしそうに語った。「彼はとても偉大な監督です」と評価し、「われわれに似たサッカーにかけている。ポジションを重視しながらポゼッションを保って攻撃し、切り替えの局面では素早くプレッシャーをかけにいく。いまビッグクラブが取り入れているようなやり方を志向する監督です」とそのスタイルを語った。

    「人柄もいいし、日本の文化にもすんなり適応すると思う」とロティーナ監督も太鼓判を押すリージョ監督。バスク人は実直で働き者と言われ、そこも日本に合うのかもしれない。ただ、ロティーナ監督もいまのところここ2年でチーム唯一の“退場者”になっているように、ベンチでは時に激しい。采配とともに、コーチングエリアでの動きにも注目したい。

    文・芥川和久(エルゴラッソ東京V担当)

  • 武井択也氏がG大阪の取材に。解説デビューで遠藤保仁のアドバイスが生きる?

    武井択也氏がG大阪の取材に。解説デビューで遠藤保仁のアドバイスが生きる?

     2年ぶりの3連勝を飾り、チームの雰囲気も上々のG大阪。そんなチームの雰囲気を盛り上げるべく、かつての「宴会部長」が28日、クラブ練習場に戻ってきた。

     29日の明治安田J1第28節・広島戦を録画放送する毎日放送で解説者デビューするのが、2013年までチームに所属した武井択也氏だ。松本でのプレーを最後に今年現役引退した武井氏だが、初の解説に向けて自発的に前日、取材を敢行。番記者にまじってノートとペンを持つ武井氏の姿を見た遠藤保仁や今野泰幸らは笑顔や手厳しいイジりで出迎えた。

     G大阪在籍時には「宴会部長」としてお笑い役を担当。そのルックスからは想像もつかない、ノリの良さを披露していたが初の解説に向けては「うまくできるかどうか」とやや不安げな様子。もっとも、選手名鑑を自ら購入し、選手コメントを自ら取材するあたりは現役時代同様のハードワークぶりだった。

     そんな武井氏が迷っているのが自らの路線。ひとしきり取材を終えた後、「松木安太郎かセルジオ越後のパターンで行くかどっちがいいですかね」と遠藤にこんな質問を投げかけた。盛り上げに徹する松木氏か、辛口の越後氏か、自らの方向性を迷っている武井氏に対して遠藤は「新しいスタイルでいいんじゃない。例えば、選手は今こう思っていますよとか、選手目線の解説がいい」と真顔でアドバイス。解説デビューする武井氏のしゃべりに注目だ。

    文・写真:下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)