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元G大阪の小さな巨人が40歳まで現役宣言
G大阪U-23がホーム4連勝を
飾った鳥取戦。古巣のセカンドチームとの対戦でフェルナンジーニョはかつてのチ ームメートとの旧交を深めていた。 西野朗元監督が率いた当時のチームメートだった實好礼忠監督はフェ ルナンジーニョの個の力に対して「昔より、うまくなっている」 と警戒感を口にしていたがやはり、 ピッチ内での存在感は際立っていた。 ハーフタイムにはやはりかつての僚友、 山口智コーチに対しても挨拶。 フェルナンジーニョは40歳まで現役でプレーすると話していたと いう。 試合後のミックスゾーンでフェルナンジーニョを直撃すると「40歳まで選手としてやるつもりさ。今日は負けたけど、G大阪U-23の若い選手たちの守備が良かった。 彼らにおめでとうと言いたいね」とグッドルーザーぶりを見せていた。 また来季以降も吹田Sでフェルナンジーニョ のプレーが見られるかもしれない。 文・写真:下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)
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“いま最も勢いに乗る男”北川航也が代表初選出! 同期・水谷拓磨が知る北川のある変化
8日、FW北川航也が日本代表に追加招集された。第29節の静岡ダービーでは、自身の2得点など、チームの4得点に絡む活躍で、いまリーグの中でも最も勢いに乗っている選手と言っていいだろう。
そんな彼を最もよく知っているのは、MF水谷拓磨だ。「小3のときの途中から(北川が)自分たちのチームに入ってきた」(水谷)とそれ以来、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームと、ともに駆け上がってきた。
水谷は今治に約1年半期限付き移籍しており、今季から清水に復帰している。その間の北川の変化をこう見たようだ。「昔は『自分が、自分が』という感じだったが、最近は『自分のプレーでチームを引っ張る』という気持ちに変わっている」。背負うものがあるだけ、人は変わるのかもしれない。
ただ、水谷自身、同期のニュースに「素直に悔しい」と言う。ともに年代別の代表にも入っており切磋琢磨してきていただけに、「自分も負けていられない」と闘志をむき出しにする。今季は、シーズンスタート直後の練習試合で左鎖骨を骨折し、開幕には間に合わなかったものの、それでも練習からアピールを続けてきていた。
最近では、コンスタントにベンチ入りを果たし、前節のダービーのように、時間は短いながら出場する機会も増えている。北川の日本代表追加招集が発表された8日も、中京大との練習試合に臨み、FWクリスランへのアシストを記録した水谷。ユース3人が同時昇格した“新・三羽烏”の一人として、水谷も北川に続く活躍を見せたい。
文・田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)写真:田中芳樹