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負傷離脱していた横浜FMの伊藤翔が完全合流。ルヴァン決勝出場に意欲
横浜FMのFW伊藤翔が完全合流を果たした。
9月22日の磐田戦で左ひじを骨折し、全治8週間と診断されていた伊藤。しかし先週から練習に部分合流すると、22日の練習ではG大阪戦に先発出場した選手がリカバリーする中、対人を伴うメニューでは攻撃のみのフリーマンに限定されていたが、そのほかの選手とフルメニューを消化。そしてルヴァンカップ決勝の湘南戦を3日後に控えた24日、ほかの選手と同じ条件ですべてのメニューを消化した。
トレーニング後、伊藤は「多少、懐かしい感じがした。ニアに入っていくのとか、『そうそう、このタイミング。これこれ』みたいな(笑)。だからサッカーを楽しくやっている感じがする」と笑顔。「(対人の)怖さはまったくないし、倒れたときも大丈夫そう」と回復をアピールすると、「おととい、ピーター(クラモフスキーコーチ)と話したら『今週、試していこう』という感じだった。メディカルもOKを出しているし、監督たちが慎重に判断するだろうけど、自分は何度も『いけるよ』と言っている」とルヴァンカップ決勝の出場へ意欲を示した。
プロ入り後、初のタイトルに向けて「いまのスタイルで攻撃的にいって優勝できるのであれば理想的。ただ、(どんなサッカーでも)準々決勝、準決勝と厳しい戦いの末、ということは同じだし、結果を出してナンボの世界。今年は1月1日に悔しい思いをしたわけだし、1年間に2回決勝にいけるというのは非常にいいことではあるけど、何回も言っているように勝ってこそ」とコメント。しばらく取材を受けたあと、「俺、完全にメンバー入りする前提になっているけど、これでメンバーじゃなかったらウケるよ。『あれええええ!?』って」とおどけたところが伊藤らしかったが、タイトルをかけた勝負への出場、そしてタイトルへの強い意欲を端々に感じさせた。
驚異的な回復力を見せた伊藤は果たしてピッチに立ち、悲願のトロフィーを手にできるのか。ルヴァンカップ決勝、湘南vs横浜FMは27日(土)13時5分、埼玉スタジアム2○○2でキックオフを迎える。
文:菊地正典(エルゴラッソ横浜FM担当)
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神戸が一般向け公開練習を実施。古橋亨梧は「もっと笑顔を見られるように」と気持ちを新たに
神戸は24日、月に1~2度おこなっている一般向け公開練習を実施した。
およそ1時間、本拠のノエビアスタジアム神戸でゲーム形式などのメニューをこなし、三原雅俊は「人に見てもらうことで緊張感もあるし、スタジアムでの練習もいつもと違う。プラスにできるようにと思いながら取り組んだ」とコメント。大勢のファン・サポーターが見守った。
練習後にはスタンドにいるサポーターが用意した色紙やユニフォーム、EG選手名鑑(!?)などにサインした。20日の第30節・川崎F戦で豪快な右足のミドルシュートを決めた古橋亨梧も率先して右手を走らせ、日ごろの応援に感謝。そして、「サポーターの笑顔をもっと見られるように」と残り試合への意気込みを述べた。
また、この日の練習には、自宅謹慎中だった高橋峻希も別メニューながら参加。練習後の取材で謝罪の言葉を口にするとともに、シーズン終盤へ向けて「全力でやっていきたい」と誓った。
文・写真:小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)
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[本日のエルゴラッソ1面]ファイナルへの90分
[AFCチャンピオンズリーグ]
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