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26歳になった町田の吉濱遼平。ルヴァン決勝の予想は「3-2で(古巣の)湘南の優勝」
10月24日に26歳の誕生日を迎えた町田の吉濱遼平。この1年の抱負については、「チームが優勝を目標として戦う中で、試合に出る出ないにかかわらず、少しでも優勝に貢献したい」と話した。試合に出れば、チームとしてやるべきことを徹底し、ゴールチャンスがくれば決め切ること。そしてたとえ試合に出られなくとも、トレーニングに真摯に取り組み、チームの雰囲気をよくすることなど、「できることをやっていきたい」と吉濱は言う。
ちなみに吉濱がプロのキャリアをスタートさせたクラブ、湘南が横浜FMとのルヴァンカップ決勝に進出している。古巣のルヴァンカップ制覇を願ってやまない一人である吉濱の予想スコアは「希望的観測を含めて3-2で湘南の優勝」。カップ戦のファイナルは堅い試合になる傾向が強いが、「お互いに攻撃的なチームだし、曺さん(曺貴裁監督)が守りに入るようなことはしないでしょうから、点が多く入る試合になるのでは?」と、予想スコアの根拠について、そう話していた。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
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ハッピーバースデー! アキちゃん
福岡の公式アンバサダーを務めるHKT48の豊永阿紀さん。今節の金沢戦が行われるレベスタに来場することになっているが、それもあって選手たちへのインタビューを行うために本日25日の練習後のタイミングでグラウンドに姿を見せて、さっそく満面の笑みで撮影を開始(写真①)。
しかし、このロケはカモフラージュだった。この日、10月25日が19回目の誕生日となる豊永さんを選手、コーチングスタッフでお祝いしようとのサプライズ演出だったのだ。GK圍謙太朗の「アキちゃーん!」の大声で選手の輪の中に豊永さんが入ると全員でハッピーバースデーを合唱、山ノ井拓己がバースデーケーキを、城後寿選手が花束を渡し終えた瞬間、恒例のウォーターシャワーで祝福(写真②)。
ずぶ濡れになりながらも、グラウンドに入ってきたときよりもさらに大きな笑顔でサプライズを喜んだ豊永さん(写真③)。今週末の金沢戦でも同様の笑顔で選手を後押ししてくれるはず。
ちなみに、バースデーケーキを手渡した山ノ井が豊永さんと同じく本日が誕生日。豊永さんより一つ上の20歳となった山ノ井にとっても記憶に残る誕生日となったか?
文・写真:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)
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鹿島戦の浦和・武藤雄樹のプレーから刺激を受けた水戸・伊藤涼太郎「ああいうプレーをしたい」
浦和から水戸に期限付き移籍中の伊藤涼太郎。いまも浦和の試合は欠かさず見ており、3-1の快勝をおさめたJ1第30節・鹿島戦はオンタイムで試合を見たという。その中で印象に残ったのは、やはり2得点を決めて勝利に大きく貢献した武藤雄樹だった。「武藤選手はリーグ序盤こそうまくいかずに点をとれていませんでしたが、今は点をとれるようになっている。やり続けることの大切さを学ばせていただきました」と語り、こう続けた。「武藤選手と同じポジションだけど、プレースタイルは異なります。でも、結果という点においては、あの試合の武藤選手のプレーは理想。ああいうプレーをしたい」
常に「チームを勝たせるプレーをしたい」と口にする伊藤涼。それを体現した武藤のプレーから受けた刺激を、次節山形戦にぶつける。
文・佐藤拓也(エルゴラッソ水戸担当) -
地元での一戦に燃える金沢・山本義道。中学時代以来のレベスタで「失点ゼロ」を目指す
金沢は今節、アウェイで福岡と対戦する。DF山本義道にとっては地元・福岡県での一戦となる。山本は「結構知り合いがたくさん応援にきてくれる。アビスパはちっちゃいころから見ていたチームなので楽しみ」という。北九州市出身のため福岡が本拠地を置く福岡市とはやや距離があるものの、過去にはレベルファイブスタジアムでプレーした経験がある。小学生のころ、アビスパの前座試合として行われたカップ戦で優勝し、その後はスタジアムで試合を観戦した。また、中学時代には県大会の決勝を戦い、こちらも優勝したとのこと。
高校進学を機に福岡県を離れたため、今節が中学時代以来のレベルファイブスタジアムとなる。山本は「福岡は強いチームだと思うので、(失点)ゼロに抑えることが目標」と話した。
文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)
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G大阪の東口順昭、重傷は回避か。「起用に関しては冷静に判断したい」(宮本監督)
前節・横浜FM戦の前半、キックの際に右膝を痛め途中交代した東口順昭が24日の練習後に取材に応じた。
完全別メニューで治療に専念した東口は浦和戦に向けて「まだどうなるかわからない。今週の状態次第ですね。もちろん治れば、浦和戦に出られる状態にもっていきたいし、そこに向けて治したい」と話した。
新潟時代の古傷ではないことを明かした東口だけに重傷ではなさそうで、宮本恒靖監督も「試合中も大きい怪我になるとイヤだなと思っていたが、前半続けられたし、大きなものではないかなと思う」
もっとも、チームに欠かせない絶対的守護神だけに「膝の怪我なので長引くのもイヤなので起用に関しては冷静に判断したい」(宮本監督)と浦和戦までに回復ぶりを見極める方針を明かした。
文・下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)
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シンガポールで成長した野澤洋輔。28日はデンカビッグスワンスタジアムに「会いにきて」
来季新潟への完全移籍加入が内定しているアルビレックス新潟シンガポールのGK野澤洋輔が24日、デンカビッグスワンスタジアムで新潟メディアへの取材対応を行った。
7月1日の本間勲引退試合に出場して以来、約3カ月半ぶりのホームスタジアム訪問。「あのときは、ビッグスワンでプレーできるのは正直これが最後かなと思っていた」というピッチに、来季、再び立てるチャンスがめぐってきた。「まだ実感がない。夢がかなうって、こういうことなのかなと。すごくうれしい出来事の中にいます」と、人懐こい笑顔で喜びをかみしめた。
98年、清水ユースからトップチームへ昇格しプロ入りを果たすが出場機会に恵まれず、00年に新潟へ。01年からレギュラーをつかむと、03年にはJ1昇格とJ2優勝に貢献。プレーだけでなく、明るいキャラクターでサポーターから絶大な人気を集めた。その後、09年から湘南、12年から松本でプレーし、15年から4シーズンをアルビレックス新潟シンガポールで過ごした。
35歳から過ごしたシンガポールでは「GKとして技術のところをレベルアップできて、それを試合で出せるようになった。日本にいたころは不安定なところもあったが、シンガポールで自分の形にできたと思う」と、選手として成長できた手ごたえもある。4シーズンで14大会中、13のタイトルをとれたことも自信となった。今季、初めて設けられたという、シンガポールプレミアリーグベストイレブンにも選出されている。
28日までは、新潟のPR活動に参加する。28日にデンカビッグスワンスタジアムで行われるJ2第39節・町田戦では、自らEゲート前広場の19シーズンパス受付ブースにも立つ予定だ。
「『また来年から、夢を見ようぜ』と言いたい。シーズンパスの受付もするけれど、そうじゃない人にも会いにきてほしい」と野澤。来季、11シーズンぶりに新潟でプレーする前に、一足早く、サポーターに会いにやってくる。
文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)