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仙台がスポンサー謝恩パーティーを開催。渡邉晋監督の続投をあらためて発表
10日、2018ベガルタ仙台スポンサー謝恩パーティーが仙台市内で開催された。
チームは前日の9日に、埼玉スタジアムで天皇杯決勝戦・浦和戦(0●1)を戦い、10日午前中に帰仙。クラブ史上初めて進出した決勝戦で敗れた悔しさも冷めない中での登壇となったが、選手・スタッフ41人には、トップチームスポンサーとSOCIO CLUB会員計397人から準優勝を称える温かい拍手が贈られた。
株式会社ベガルタ仙台の西川善久代表取締役社長からは、スポンサーへの感謝の言葉とともに、タイトルを逃した謝罪の言葉も聞かれた。続いて西川社長は、同日午後のプレスリリースの内容と同じく、渡邉晋監督が来季も指揮を執ることを、あらためてこの場で発表した。14年4月に就任した渡邉監督は、来季が6シーズン目となる。
続いてあいさつの場に立った渡邉監督は、今季の結果を受けて「天皇杯の決勝まで進んだというほんの少しの自信と、昨日味わった大きな大きな悔しさを糧に、これからわれわれは成長していくことを皆さんにお約束して、感謝の言葉に代えさせていただきます。1年間ありがとうございました」と、今後の発展を誓った。
選手代表としては、今季の主将の一人、奥埜博亮があいさつ。「グラウンドから優勝チームを見る悔しさは一生忘れないと思います。その悔しさをバネに、来シーズンはよりいいシーズンにしていきたいと思います」と、来季に向けた決意を口にした。
仙台はこの会をもって今季のチーム行事を終了。11日からはオフに入る。
文・写真:板垣晴朗(エルゴラッソ仙台担当)
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「攻撃的なチームを作っていきたい」。甲府、伊藤彰ヘッドコーチが来季の監督に就任
甲府は12月10日に伊藤彰ヘッドコーチの来季の監督就任を発表した。
伊藤コーチは大宮のコーチ時代(2017年)に途中就任(5月~11月)した経験はあるが、シーズン最初から指揮を執るのは初めてとなる。「監督には決定権があるだけに、選手とのわだかまりのないコミュニケーションとマネージメントが大事になる。いろいろな監督のもとで見てきているので自分のスタイルとしてどう作っていくか。初戦に向けてしっかりやっていきたい」と話した。また、チームの戦い方については「失点が少ないチームは強い。ただ、甲府の守備は継続しつつ、ゲームをコントロールできる攻撃的なチームを作っていきたい」と攻撃を強調。
来季の甲府は人件費の部分で厳しくなることが確実で、どれだけの陣容をそろえられるのかは不透明だが、充実した中盤の日本人選手をどう生かすのかなど、その手腕が注目される。そして、目標は「J1復帰」で変わらない。
文・写真;松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)
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野性爆弾・くっきーさんと「やるっきゃない!」。浦和の槙野智章が「NEWS AWARDS 2018」のアスリート部門を受賞
10日、浦和の槙野智章がLINE NEWS Presents「NEWS AWARDS 2018」のアスリート部門に選ばれ、都内で授賞式に参加した。
これまで、メディア側が表彰されていたLINE NEWS Presents「NEWS AWARDS」が、今回より「報じられた側」も表彰することに。国内最大のニュース配信数となったLINE NEWSが、各部門での「NEWS AWARDS 2018」を選定した。
アイドル部門は乃木坂46の齋藤飛鳥さん、芸人部門が野性爆弾のくっきーさん、文化人部門は福田雄一さん、俳優・女優部門は浜辺美波さん、そして実業家・政治家部門は前澤友作さんと、錚々たるメンバーが表彰される中、アスリート部門に選ばれたのが槙野だった。
W杯での「日本代表日記」がSNSで話題となったこと、また高梨臨さんとの結婚についても受賞理由になったという。「この表彰式があると知っていたので、優勝してこの場に立ちたかった。またアジアの舞台で戦える。もう一回チャレンジしたい」と前日の天皇杯での戴冠についてコメントした槙野は、「(受賞は)ありがたい。(来年は)若い選手たちをまとめあげて、アジアチャンピオンになりたい」と1月に控えたアジアカップへの意気込みを口にした。
隣に座った野性爆弾のくっきー(高梨臨さんが共演経験あり)とも意気投合。「来年はブレイクして、くっきーさんに白塗りのものまねをやってもらえるようにしたい」と宣言し、「きゃない、きゃない、やるっきゃない!」のネタをくっきーさんと全力でコラボしていた。
文:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)
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「街へ出て行く」町田。今季最後も街中で報告会開催
町田は12月9日、今季のトップチームの最終活動となる2018シーズン終了報告会を実施した。今年の会場は、新体制発表会と同会場となる町田ターミナルプラザ市民広場。報告会では4位に終わった今季のトップチームの成果を報告するとともに、レアグッズが当たる抽選会や、今季限りでチームを去る選手たちのスピーチなどが展開された。
中でも最も注目を集めた選手が、在籍7年で町田を去ることになったエースの鈴木孝司。スピーチの際には会場の参加者から一際大きな声援を受けると、鈴木は「これ以上話すともう泣きそうなので、これぐらいにしておきます」と話し、涙をこらえる一幕もあった。
なお、シーズン終了報告会の前には町田駅周辺をトップチームのコーチングスタッフや選手たちが練り歩き、「街へ出て行く」今季のクラブコンセプトを最後の最後まで貫徹。街行く人たちへ、クラブ史上最高順位の4位でシーズンを終えたことを報告した。
報告会を終えたチーム主将の井上裕大は「1年間をやり切った気持ちと、このメンバーで何かをするのも最後だったので、寂しい気持ちが混在している」とコメント。一方で3季連続チーム得点王の中島裕希は「たくさんの方々に支えられて、4位という結果で終えられたことを実感した」と話し、あらためて1年間支え続けてくれたファン・サポーターへ感謝の気持ちを伝えていた。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)