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JリーグMVPは川崎Fの家長昭博。ベストイレブンには同クラブからの選出人数過去最多タイとなる7人が川崎Fから
18日、Jリーグアウォーズが行われ、各賞が発表された。
連覇した川崎Fから多くの受賞者が選ばれた。MVPには川崎F・
2年目で攻撃陣の核として優勝に貢献した家長昭博が輝き、ベスト イレブンにはその連覇を果たした川崎Fから7人が選出。「黄金時 代」といわれる94年のV川崎、02年の磐田に並ぶ最多タイの7 名選出で、壇上の大半が水色に染まった。また、東南アジア国籍選 手として初めてとなる、チャナティップ(札幌)が選ばれたことも 話題に上った。 川崎Fサポーターも多く訪れた客席はMVPの発表時、「おー」と
大きな歓声と祝福の拍手であふれた。サポーターのもつ携帯電話の 光に照らされた中、家長は壇上で「ちょっとこういう場でしゃべっ たことがないので、手短に。名誉ある賞を、 平々凡々の記録でもらうのは心苦しいですが、ありがとうございま す。日頃、言えないので川崎フロンターレのみんなに感謝の気持ち を伝えたいと思います。みんなに支えられてこの賞をとれました。 サッカー人生で一番支えられたのは家族。ありがとうございます」 とスピーチし、笑顔でトロフィーを掲げた。 【最優秀選手賞】
家長昭博(川崎F・初)
【ベストイレブン】
GK
チョン・ソンリョン(川崎F)
DF
西大伍(鹿島)
エウシーニョ(川崎F)
谷口彰悟(川崎F)
車屋紳太郎(川崎F)
MF
中村憲剛(川崎F)
家長昭博(川崎F)
チャナティップ(札幌)
大島僚太(川崎F)
FW
ジョー(名古屋)
ファン・ウィジョ(G大阪)
文:田中直希
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山梨学院高の宮崎純真と東海大相模高の中山陸。甲府の高卒ルーキーが正式契約
1年でのJ1復帰を逃した甲府に期待の戦力が加入する。夏のインターハイを制した山梨学院高の宮崎純真とルヴァンカップ準々決勝第1戦・柏戦で1ゴール1アシストをマークしファン・サポーターを驚かせた中山陸(東海大相模高)が12月17日に正式に契約をした。
高卒ルーキーながら来季の戦力として大きく期待される二人の加入はファン・サポーターにとっても来季の大きな楽しみとなる。二人ともJリーグで結果を出して欧州の主要リーグでの活躍と日本代表入りを目標に掲げており、1年目から先発の座を勝ち取る意欲は満々。
宮崎は「プロなので、遠慮していると終わってしまう」、中山は「3年以内に目に見える形の結果を残したい」と話す。チームにとっても大きな刺激になることは確実で、来季のJ1昇格争いのエネルギーになることが期待される。
文・写真:松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)