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市立船橋高監督から千葉U-18A監督へ。「知らず知らずに目標の布さんのとった選択と同じ選択を…」(朝岡隆蔵氏)。
市立船橋高前監督で、千葉U-18A監督に就いた朝岡隆蔵氏(42)が9日、千葉のクラブハウスで就任会見を開き、「まずはトップチームで活躍する選手を多く輩出したい。そして、ダイレクターの下、同じ哲学を持ち、私のエッセンスを入れながら、チームを一つでも上のカテゴリ―に上げていきたい」と抱負を語った。
就任会見では髙橋悠太GMが朝岡監督の招へいの経緯を説明。地域の高校との連携強化が進み、自前の寮の整備計画の目途が立つなどアカデミー組織の環境が整いつつある背景を言及した上で、「(朝岡監督は)ネームバリューがあり、生徒、親御さんに思ってもらえるような信頼される実績のある監督。トップチームにユースの選手を輩出するにあたって、Jリーグで活躍するために必要な具体的な要素を把握していることを重要視した」と理由を述べた。
続いて登壇した朝岡監督は就任動機について、「自分は千葉市出身であり、(千葉は)一番身近なプロクラブ。選手も含めて、多くの縁があり、いろいろな話を聞けたし、日常的に私の指導やコーチングを多く見ていただき、名前だけではなく、リスペクトを持って評価していただいたと理解した」と語った。
安定した公務員の職を辞してのプロ指導者への転向については、市立船橋高の恩師で、群馬で指揮を執る布啓一郎監督を引き合いに、「布さんの生き様を見ていますし、そうゆう意味では憧れであり、自分が知らず知らずに目標である布さんのとった選択と同じ選択をしていたかもしれない」との胸中を明かした。
朝岡監督は昨年、S級コーチライセンスを取得し、Jリーグで指揮を執る資格を持つが、「U-18を良くすることが僕に与えられた仕事。それを実現すること以外は考えたくないし、考えてはいけない。目の前のこと一生懸命やりたい」と千葉県1部リーグに属するユース強化に全力を注ぐことを強調した。
朝岡監督は市立船橋高のコーチなどを経て11年に同校の監督就任。以降8年間、全国選手権で1度、インターハイで2度の全国制覇に導いた。4月25日に千葉U-18Aの監督就任が発表されていた。
文・写真:大林洋平(エルゴラッソ千葉担当)
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町田の『こどもの日』企画、森村昂太の1枚のついての後日談
5月5日『こどもの日』に開催された水戸戦で、町田は選手紹介時に各選手の子どものころの写真を大型ビジョンに映し出した。中でも観衆からウケの良かった写真が、森村昂太の1枚。事前に「楽しみにしてもらえれば」と不敵に笑っていたとおり、前評判に違わぬ笑いを観衆から誘っていた。実際に森村の下にも「ぼちぼち」反応があった模様。最も過敏に反応した一人が、水戸でチームメートだったこともある常盤聡さんだった。
常盤さんは水戸戦当日、クラブが試合後に行なっている『アフターゲームショー』のゲストコメンテーターを担当。その席で森村の子どものころの写真を見た感想として、「そのまんまだった。先週の写真じゃないの?」と話し、オーディエンスからの笑いをとっていた。
当日、森村と常盤さんは再会を果たすことはなかったが、常盤さんから直接森村の下に「あの写真のことで笑いをとらせてもらった」という感謝の連絡があったという。ちなみに森村は常盤さんの解説ぶりを伝え聞くと、「またいっちょ前に」と言いながらも感心していた。
このように大好評を博した『こどもの日』企画。さまざまな記念日に独自企画を展開することが多い“企画の町田”が、打ち出す次なる一手は何か。期待せずにはいられない。
文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
写真提供/FC町田ゼルビア
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