EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2019.10.21(Mon)

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  • 引退セレモニーを行った山﨑雅人。大好きな2クラブに見送られ「すごく幸せ」

    引退セレモニーを行った山﨑雅人。大好きな2クラブに見送られ「すごく幸せ」

     20日に行われたJ2第37節・金沢vs山形で、両チームでプレー経験があり、昨季限りで引退した山﨑雅人(現・大分U-15コーチ)の引退セレモニーが行われた。

     昨季まで金沢に所属(昨季途中からは群馬に期限付き移籍)していた山﨑は昨年12月11日に引退を表明。サポーターの前で挨拶をする機会がなかったが、どうにかして山﨑にその機会を与えたいと金沢のスタッフが奔走し、この機会が設けられた。

     ハーフタイムにスーツ姿で山﨑が登場すると、G大阪時代のクラブW杯、マンチェスターU戦でのゴール、山形でのJ1昇格決定ゴールなど、現役時代の活躍がオーロラビジョンに流された。その後の挨拶では現役時代に所属したクラブやサポーターに感謝を述べたあと、「今年からは指導者の道に進んでいます。また違った形でみなさまの前に見せられるように自分らしく頑張っていきます」と決意を表明。金沢・山形両チームのサポーターに暖かく送られ、少し遅めの引退セレモニーは終了した。

     

    セレモニー後のインタビュー(抜粋・編集)は以下のとおり


    ――セレモニーが終わったあとの気持ちは?

    「引退して10カ月が経っているので、そんなに感動しないかと思ったが、やっぱり感動した。映像が流れて、サポーターの方が応援してくれていると、グッとくる」


    ――プロ生活15年を振り返って、思い出のゴール・試合は?

    「これというのはあまりないが、ツエーゲンだと(16年の)J2・J3入れ替え戦にまでいくなど、しびれる試合が続いたとき。チーム・サポーターが一つになって勝ち取った残留なので、それは本当に記憶に新しい。それからモンテ(モンテディオ山形)の昇格したとき(のゴール)は、特別な思いがある。あそこにくるまでの過程が、そのシーズンは思い出深かった。最後に自分がそういう場面に絡めて幸せだった」

     

    ――金沢のゴール裏には『ザキさん感動をありがとう』という横断幕もあったが?

    「感動した。10カ月も経っているのにああいうことをしてくれるとは思っていなかった。準備もしてくれている。モンテディオもツエーゲンも大好きなクラブなので、そういうチームにこういう形で送ってもらって、すごく幸せ」

     

    ――大分のアカデミースタッフとして過ごしている新たな10カ月について。

    「本当にすべてが変わったし、今まで自分がどれだけサッカーを知らなかったかということも分かった。子どもに言葉で教えるということに難しさを感じている。あとは社会人1年目なので、そのあたりもまだまだ。今まではサッカーしか知らなかったので、そういう面でも勉強になる」

     

    ――今季の金沢はどういう印象?

    「力強くなっているし、自分たちがやってきたことが積み上がっている」

     

    ――あえて注文つけるなら?

    「垣田はもうちょい決めてほしい。試合前にも『頑張れよ』って言ったら、あいつサブだった。垣田はサブのほうでずっと2トップを組んでいたので、応援している」

     

    ――今季の山形は?

    「粘り強いというか、最後に勝ち切る試合が多い。山形のスタイルが継承されている」

     

    ――山形には一緒にプレーした選手は少なくなったが、話はした?

    「ヤマ(山田拓巳)だったり、トレーナー・マネージャーの方も一緒にやっている。それにスタッフは変わるが、サポーターは変わらない。あとは(秋葉)勝(ジュニアユース村山監督)もいる。自分が相談に乗ってもらうのは勝」

     

    ――いろいろな指導者の下でプレーしてきたが、現在指導者として身についているものは?

    「いろいろな監督に恵まれてきたが、引退する直近の監督はやっぱり思い出に残っている。ヤンツーさん(柳下正明監督)のトレーニングは記憶にも新しいので、意識はしている。戦うベースのところとか、一人ひとりが戦える集団をつくるためのトレーニングをまずはしていかないといけない。そういう部分は自分の中にある」

    文・村田亘(エルゴラッソ金沢担当)

  • 2戦連続先発の金沢・石尾崚雅。強敵との対峙で多くのものを吸収中

    2戦連続先発の金沢・石尾崚雅。強敵との対峙で多くのものを吸収中

     20日に行われたJ2第37節・金沢vs山形。試合は1点を争う緊迫した展開が続き、試合終了間際の90分に山本義道のヘディングシュートで金沢が4試合ぶりの勝利を挙げた。

     この試合、金沢は19歳のルーキー・石尾崚雅が加入後初めて2試合連続先発出場を果たした。前節の横浜FC戦では11試合ぶりの出場となったが、前半にイバにマークを外されゴールを決められるなど、立ち上がりは苦しんでいた。しかし、今節は「やるべきことは分かっていた。スカウティングどおりだったし、すんなり入れた」と言うように、落ち着いて試合に入る。対人の強さだけではなく、相手のパスを読んでマーカーの前でカットするプレーを何度か見せるなど、進歩の跡も披露していた。

     しかし、63分に山形の井出遥也が投入されると状況は一変する。最近乗りに乗っている“インパクトプレーヤー”と対峙すると、ファーストプレーからチャンスを創出されてしまう。さらに「ドリブルがすごいというのは分かっていたが、想像以上にキレキレだったので難しかった」と試合後に振り返ったとおり、井手の鋭い仕掛けに何度も翻ろうされた。

     柳下正明監督は試合後に、疲れたときにどのようにプレーするかと距離感を課題に挙げたが、間合いについては本人も反省。「距離が近いとキレでいかれてしまうので、開けておいたほうがいいかなと思っていた。でもやっぱり近いほうが足が出しやすいと感じた」。

     それでもこの2試合で対峙したのは毎年20ゴール近く決めるJ2屈指の外国籍選手のイバや、J1でもプレーした井手。まだJ2で5試合目の若きCBは公式戦の場でさまざまなタイプの選手と対峙することで、多くのものを吸収している。

    文・村田亘(エルゴラッソ金沢担当)

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