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「オリジナリティーを出していて、非常に感心している」。東京クラシックを前に、ポポヴィッチ監督が永井ヴェルディにリスペクト
6月のJ2リーグ再開初戦で激突した町田vs東京V。今週末6日には“東京クラシック”のリターンマッチが町田のホーム・Gスタで開催される。
前回対戦は平戸太貴が開始早々にリーグ全体の再開初ゴールを決め、町田が1点をリードしたまま推移。しかし、終了間際に東京Vは藤本寛也がPKを沈めて同点に追いつき、そのまま1-1で引き分けた。
今季の東京クラシック第2ラウンドを前に、J2ではある意味、挑戦的なチームスタイルで勝負している永井秀樹監督に対して、町田のランコ・ポポヴィッチ監督は「シンパシーも感じるし、リスペクトもしている」という。その言葉の真意を聞くと、こんな回答が返ってきた。
「ヴェルディはリーグの中でもボールを持ったときのコンビネーションや、ボールの動かし方はトップレベルのチームだと思っています。J2の多くのチームが特徴として、アグレッシブでボディコンタクトも激しく、切り替えも早くというサッカーを実践している中で、彼らは彼らのやり方が確立されています。ヴェルディのサッカーと言えば、パッと思い浮かびますよね。そうしたオリジナリティーを出していることに非常に感心しています。そうやって永井さんがやられている仕事がもっともっと評価されても良いと思います。若い選手を多く起用しながら、ああいったサッカーにチャレンジしていることは評価されても良いですし、それはウチのチームにとっても言えることだと思います」
たとえ、永井ヴェルディのチームスタイルをリスペクトしていると言っても、実際の勝負は話が別。センターFWの安藤瑞季復帰により、前節の山形戦は敗れはしたものの、攻守両面で劇的にチームパフォーマンスが変化した。「山形戦で見せたような姿を見せることができれば、問題なく戦える」とポポヴィッチ監督。恐らく試合の構図はボールを保持するヴェルディとボールを奪ってカウンターを狙う町田のせめぎ合いになるだろう。12回目の東京クラシックは、12月6日(日)町田GIONスタジアムで14時に試合開始のホイッスルが鳴る。
文・写真:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)
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