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湘南へ7年ぶりに復帰したウェリトンが意気込み。「気持ちは20歳の若い選手と同じ」
ウェリントンが7年ぶりに緑と青のユニフォームをまとおうとしている。移籍のリリースがあったのは昨年12月だが、新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、4月20日、初めてチームの全体練習に合流を果たした。
練習後、ウェリントンがオンライン取材に応じ、湘南ベルマーレの一員としての意気込みと目標を語った。
日本ではこれまでに湘南をはじめ、福岡や神戸といったチームでもプレーした経歴を持つ。しかし、「初めて来たかのような新鮮な気持ちです」と、フレッシュなモチベーションでピッチに立つことを楽しみにしている。
ここ数試合の湘南は守備が安定し失点数がかなり少ない一方で、ゴール数が少ない。そのため、ウェリントンにかかる期待も大きい。「肝心なところの細かい部分でゴールが入っていませんが、チャンスは作れている。自分にもチャンスは来るはずなのでゴールを決める機会が巡ってくると思います」と本人も自信を覗かせている。しかしこれまでの実績を考えれば、厳しいマークに遭うことは容易に想像できるが「(自分のところへマークが集中すれば)他の選手がフリーで決めれるチャンスが作れる」と頼もしい言葉を残した。
心配されるのはコンディション面。最後に公式戦に出場したのは昨年12月8日だという。4カ月以上試合から遠のいているが、ブラジルにいる間にフィジカルコーチを雇い「できるだけいいコンディションを保って日本に入れるようにしていた」。すでにピッチに立つ準備は整っている。
5月25日の清水戦に出場したいと意欲を燃やしており「10点以上決めたい」と今季の目標を明かした。2月に33歳の誕生日を迎えたが「気持ちは20歳の若い選手と同じ」と、ハツラツとした気持ちで湘南でのプレーを楽しみしている。
文・舞野 隼大(エル・ゴラッソ湘南担当)
写真提供・湘南ベルマーレ