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新クラブハウスに天然芝2面。ゼルビアらしさあふれる新拠点、着々と
現在、東京都町田市三輪緑山エリアに建設中の町田のクラブハウスを施工しているナイス株式会社が8月6日、上棟見学会を実施した。
限られた予算の中で周辺の緑豊かな環境や、閑静な住宅街と調和しながら、他のJクラブのクラブハウスとは異なるゼルビアらしさを実現させていこうというコンセプトの下、新国立競技場を手がけた株式会社隈研吾建築都市設計事務所が設計を担当し、着々と工事が進んでいる。
例えば“ゼルビアらしさ”の一端が、食堂スペースの天井部などを彩っている『コエダフレーム』の活用。ゼルビアの語源は町田市の樹、ケヤキの英語名「ZELKOVA(ゼルコヴァ)」と町田市の花である「SALVIA(サルビア)」を合わせた造語であるため、ケヤキを想起させる『コエダフレーム』を導入しているという。
そのほかの特徴としては、周辺の自然を取り込み、サッカークラブの躍動感を表すために、グラウンド側の屋根を跳ね上げた形にした『跳ねテラス』を設置。またクラブハウスからピッチへと視線を通せる『ゼルビアガーデン』も大きな特徴だ。
なお、クラブハウスに隣接した天然芝2面のグラウンドも鮮やかな“緑の絨毯”が完成。今後ピッチ状態を見極めながら、トップチームは今夏の使用開始を見込んでいるという。「クラブにとって、待ちに待った」(大友健寿社長)クラブハウスが出来上がっていく様を見ながら、選手たちは新たな練習場でJ1昇格を目指していく。
文・写真:郡司聡(エル・ゴラッソ町田担当)
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