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新横浜駅に懐かしの“パタパタ”が登場。横浜FMの終盤戦に向けた一口コメントも必見
トリコロールの3年ぶり戴冠を後押し――。J1首位を走る横浜FMは6日、リーグ上位を表示する“パタパタ順位表”をJR新横浜駅構内に設置した。8日の今節・G大阪戦からホーム3連戦を迎え、最速で今節にも優勝が決まる状況。最新順位の動向を多くの人の目に触れてもらうことで、横浜の街全体での機運の盛り上げに一役買いそうだ。
“パタパタ”は上位5クラブの順位と勝点、得失点差を表示。備考の欄には『次節にも優勝が決定』『上位争いが大変混雑しております』などウィットに富んだ一口コメントを添える遊び心も。順位表の右手には路線図を模した勝敗表も掲出。勝利、引き分け、負けの“路線”を赤、白、青のトリコロールカラーで区分し、今シーズンの結果が一目で分かる工夫をした。
“パタパタ”は列車の行先や発車時刻などの薄い板のフラップを回転させる案内表示器。昭和30年代ごろから「パタパタ」という音とともに親しまれてきたが、時代の流れと共にその役割を終え、現在は関西に一部が残るのみとなっているという。
企画したマーケティング担当の矢野隼平さんは「サッカーに親しみのない方にもクラブを愛してもらうために、鉄道とのリンクはすごく考えました。F・マリノスのサポーターやJリーグを愛する方々はもちろん、サッカーに関心のない方にもF・マリノスを気に掛けてもらえれば幸いです」と企画の意図を語っていた。
“パタパタ”の設置場所は横浜線北口改札を出て左手にある旧東海ツアーズ新横浜支店前。J1最終節翌日の11月6日まで設置する。順位表の更新は手動アナログ式のため、試合後、随時更新し、その様子はクラブがSNSなどで発信する予定。
併せて、クラブは感染症対策の一環として、設置場所付近の混雑を避けるため、現地で更新を見守らないように注意を呼び掛けている。
写真・文:大林洋平(エル・ゴラッソ横浜FM担当)