EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.1.10(Tue)

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  • 甲府、1日遅れの全体練習開始

    甲府、1日遅れの全体練習開始

     1日遅れの始動となった2017年の甲府に“ビッグ”なプレゼントが贈られた。

     1月8日午後から9日朝にかけて降った雪で9日の初練習がキャンセルとなり、練習開始が1日遅れた甲府。甲府市内はまだ雪が残っているために会場を韮崎中央公園に移して行われた全体練習では、谷真一郎フィジカルコーチのボールを使ったエンジョイサーキット系メニューを楽しみながらこなし、吉田達磨新監督は全体を見渡せる場所から選手の様子を確認していた。

     練習前にはスポンサー企業の一つである不動産会社「角一」の杉原一彦社長から吉田監督にタクティクスボードが贈られた。これは通常サイズの約2倍の大きさで非売品。事務用のボードをベースに特注されたボードで、フルコートのラインが書かれているタイプやセットプレー用など、4種類を各2枚、8枚のセットで3度目の寄贈となる。

     ビッグスポンサーや母体となる企業はなくとも、中小のスポンサーや個人がそれぞれのやり方でチームを支えてくれるのが甲府。今季もチームと地域、ファン・サポーターが一体感を出して昨年以上に厳しい2017年の荒野に踏み出した。

    文・写真:松尾潤(エルゴラッソ甲府担当)

  • 急性白血病からの復帰を目指す新潟の早川史哉、選手契約を一旦凍結して治療に専念。「『28FUMIYA』のユニフォームで戦い貢献するという強い決意を持って」

    急性白血病からの復帰を目指す新潟の早川史哉、選手契約を一旦凍結して治療に専念。「『28FUMIYA』のユニフォームで戦い貢献するという強い決意を持って」

     新潟は10日、2016年4月に急性白血病と診断されて、骨髄の移植手術を行うなど現在病気の寛解とピッチへの復帰を目指して治療を行っているDF早川史哉との選手契約をいったん凍結することを発表した。

     凍結の理由については、「治療に専念するため」とし、復帰のメドが経った時点で双方協議の上、あらためて契約を履行する。

     クラブを通じて、早川は「いつもご支援いただき本当にありがとうございます。皆様からの温かく、優しいサポートのお力にも頼りながら、1日も早く退院、そして復帰できるように頑張ります。白血病であると告げられてから、常に前を向いていくと自分自身決めていましたが、ふとした時に以前と大きく変わってしまった自分の体を見て、本当にピッチに戻れるのか不安になることも正直あります。しかし、そんな弱気な自分をまた前向きにしてくれるのは、皆様からいただいた励ましの言葉や手紙などです。ありがとうございます。このたび、このような形でチームと関わらせていただくことになりましたが、アルビレックス新潟というクラブに、どんな形であれ貢献できるように努めていきます。そしてもう一度アルビレックス新潟に、『28FUMIYA』のユニフォームで戦い貢献するという強い決意を持って日々過ごしていきます」とコメントしている。

     新潟の中野幸夫代表取締役社長は「治療に専念をし、寛解してピッチに復帰後、全力でトレーニングに励んで試合出場を目指すために、どの方法が良いかを協議し、こうした形を取らせていただくこととなりました」と説明した。

  • 秋田がMF畑田真輝の現役引退を発表。柏U-18で同期の比嘉厚平に続き26歳でスパイクを脱ぐ

    秋田がMF畑田真輝の現役引退を発表。柏U-18で同期の比嘉厚平に続き26歳でスパイクを脱ぐ

     秋田は10日、2016シーズンをもって契約満了となったMF畑田真輝の現役引退を発表した。

     千葉県出身の畑田は、1990年9月11日生まれの26歳。柏の育成組織出身で09年に甲府でプロ入りし、秋田、長野、鳥取でプレーした。秋田には2011年、2016年の2度加入している。今季はJ3リーグ戦4試合の途中出場にとどまっていた。J2通算6試合出場1得点、J3通算53試合出場1得点。

     甲府に在籍した2010年の天皇杯3回戦磐田戦では、左SBとして出場して1得点をマーク。甲府在籍時の2012年J2第35節北九州戦、ロスタイムの劇的なゴールで3-2の逆転勝利に導き、J2優勝を引き寄せた。柏U-18の同世代には酒井宏樹(マルセイユ)、工藤壮人(広島)、武富孝介(柏)、指宿洋史(新潟)、島川俊郎(甲府)、仙石廉(栃木)、山﨑正登(YS横浜)、牧内慶太(相模原16年所属)がおり、先日引退を発表した比嘉厚平(元山形ら)とも同期。吉田達磨監督(甲府)のもと、成長を遂げた柏U-18黄金世代の一人だ、

     クラブを通じて、畑田は「サッカーを始めて22年間、プロとしては8年間、最高の指導者、チームメイトに巡り会いここまでサッカーをやらせていただきました。その中で、J2優勝やJFL優勝など何事にも代えがたい経験をすることができました。小さい頃から夢見てたサッカー選手になるという夢を叶え、プロになってからは苦しいこともたくさんありましたが本当に幸せな選手生活でした。最後になりますが、どんな時も背中を押して熱い声援を送って下さったファン、サポーターの皆様、僕に関わる全ての関係者の皆様、スポンサーの皆様、指導者の皆様、何よりここまでサッカーをやらせてくれた両親に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!!!!!! これからも熱い情熱と高い向上心を持ち、チャレンジして行きたいと思います!」とコメントしている。

  • 札幌に横浜FMのMF兵藤が完全移籍で加入。「チームと一緒に自分自身も成長できるよう頑張ります」

    札幌に横浜FMのMF兵藤が完全移籍で加入。「チームと一緒に自分自身も成長できるよう頑張ります」

     札幌は横浜FMからMF兵藤慎剛が完全移籍で加入することが決まったと発表した。

     長崎県出身の兵藤は、1985年7月29日生まれの31歳。08年に早稲田大から横浜FMに入団し、以来9年間マリノス一筋でプレーしてきた。昨季、J1リーグ戦18試合出場2得点という成績だった。大宮から期限付き移籍で加入したMF横山知伸は早稲田大ア式蹴球部時代の同期。

     クラブを通じて兵藤は「新たな挑戦を受け入れてくれたクラブに感謝しています。チームと一緒に自分自身も成長できるよう頑張ります。J1残留はもとより、一つでも上の順位でシーズンを終え、ファン・サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるよう全力で戦いますので、よろしくお願いいたします」とコメントした。

  • 松本が元鳥栖のDFヨ・ソンヘを獲得。3年ぶりにJ復帰へ

    松本が元鳥栖のDFヨ・ソンヘを獲得。3年ぶりにJ復帰へ

     松本は慶南FC(韓国)からDFヨ・ソンヘが完全移籍で加入することが決定したと発表した。

     韓国出身のヨ・ソンヘは、1987年8月6日生まれの29歳。10年から14年まで鳥栖に所属しており、3年ぶりのJリーグ復帰となる。

  • 札幌が大宮からMF横山を期限付き移籍で獲得。「チームの力になれるように頑張ります」

    札幌が大宮からMF横山を期限付き移籍で獲得。「チームの力になれるように頑張ります」

     札幌は大宮からMF横山知伸の期限付き移籍加入が決定したと発表した。期限付き移籍期間中、横山は大宮と対戦するすべての公式戦に出場できない。昨年末に、大宮から契約更新が発表されており、急な移籍発表となった。

     東京都出身の横山は1985年3月18日生まれの31歳。08年に早稲田大から川崎Fに入団。14年にC大阪から大宮に加入した。昨季は、J1リーグ戦19試合出場1得点という成績だった。ポジションはボランチで、CBでもプレーができる。足元の技術も高く、攻撃の組み立てもできる選手だ。

     クラブを通じて横山は「この度、大宮アルディージャから加入することになりました横山知伸です。これまでの経験を生かし、チームの力になれるように頑張ります。ご声援よろしくお願いします」とコメントしている。

  • 徳島のリカルド・ロドリゲス新監督が就任会見。「われわれは強いんだと感じとってもらえるようにならなければ」

    徳島のリカルド・ロドリゲス新監督が就任会見。「われわれは強いんだと感じとってもらえるようにならなければ」

     徳島ヴォルティスとしてクラブ初の外国人監督誕生。

     チームの始動日を明日(1/11)に控え、スペイン人のリカルド・ロドリゲス新監督の就任記者会見が行われた。自己紹介とともにさまざまな抱負が述べられたが、その中で印象深かったのが「われわれの目指すスタイルによってファン・サポーターの方々に満足してもらい、ポジティブな感情を持ってスタジアムに足を運んでもらえるようにやっていきます。そのためにも、ファン・サポーターの方々にわれわれは強いんだと感じとってもらえるようにならなければいけません」というメッセージだった。

     リカルド監督は始動前日となった今日のうちに、ほぼ全選手と10分間ほどの個別面談を行っていた。その目的は「第一に選手を知ること。誰が明るくて誰がどんな性格なのかといったことから、どのポジションだったら自分のパフォーマンスをより良く発揮できるのか、自分で考えている短所や長所など。できるだけ早く選手たちと会って選手たちを知りたかったですし、選手たちにも自分がどういう人物なのかを見てもらいたかった」と話す。そして、最も大切だったのが「コミュニケーションを取ることはチームにとって重要なことです。最初の個人面談をとおしてお互いの壁をできる限りなくしていきたいという意図がありました」という点だったようだ。

     まだ取材初日だが、監督としてのエネルギーは十分感じられた。さぁ、いよいよ本格始動だ。

    文・写真:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 名古屋に横浜FCのGK渋谷が完全移籍で加入。「素晴らしい選手のそろうチームでプレーできる」

    名古屋に横浜FCのGK渋谷が完全移籍で加入。「素晴らしい選手のそろうチームでプレーできる」

     名古屋は横浜FCからGK渋谷飛翔が加入することが決定したと発表した。なお、渋谷は完全移籍で加入する。

     東京都出身の渋谷は1995年1月27日生まれの21歳。13年に関東第一高から横浜FCに入団。13年はJ2リーグ戦3試合、14年も3試合に出場していたが、15年は出場試合なし。昨季は、キャリハイとなる19試合に出場し経験を積んだ。

     クラブを通じて渋谷は「伝統ある名古屋グランパス、楢崎選手という偉大なゴールキーパーをはじめ、 素晴らしい選手のそろうチームでプレーできることをとてもうれしく思います。多くを学ぶとともにポジションを奪うために全力を尽くします。そして、1日も早くチームに溶け込み、J1昇格のために最大限の力を出して頑張ります。ファン・サポーターの皆様、応援よろしくお願いします」とコメントしている。

  • 大宮が清水のFW大前を完全移籍で獲得。「攻撃的で魅力的なサッカーだと感じた」

    大宮が清水のFW大前を完全移籍で獲得。「攻撃的で魅力的なサッカーだと感じた」

     大宮は清水のFW大前元紀が完全移籍で加入することが決まったと発表した。

     大前は08年に、流通経大柏高から清水に入団。12年12月には、ドイツ・ブンデスリーガのデュッセルドルフ(現在・2部)に完全移籍。12-13シーズンは7試合の出場に終わった。13年8月に、清水に期限付き移籍で復帰。14年5月に、期限付き移籍から完全移籍で加入した。昨季は、J2リーグ戦29試合に出場し18得点を挙げ、清水のJ1復帰に貢献していた。

     クラブを通じて大前は「アルディージャは昨年リーグ戦上位で、天皇杯でもベスト4まで勝ち進み、勢いがあって未来のあるチームだと思っています。また今回、自分をすごく評価してくれたことに大変感謝しています。目指すサッカーを聞いたとき、攻撃的で魅力的なサッカーだと感じたので、そこで挑戦したいと思いました。ファン・サポーターの皆さんに名前と顔を早く覚えてもらえるようにチームに溶け込み、試合で結果を出したいと思います。これからよろしくお願いします」とコメントしている。

  • 山口から新加入のC大阪・福満隆貴が自主トレに参加。「ラストパスなど持ち味を出してチームにプラスαを与えたい」

    山口から新加入のC大阪・福満隆貴が自主トレに参加。「ラストパスなど持ち味を出してチームにプラスαを与えたい」

     C大阪の今季始動を2日後に控えた10日、山口蛍や丸橋祐介ら昨季の主力に混じって、レノファ山口から新加入の福満隆貴も舞洲の練習場で自主トレを行った。

     クラブハウスを訪れるのはこの日が「初めて」という福満。「ビッグクラブだということは肌で感じたし、選手の人たちも優しく声を掛けてくれました」とC大阪の印象を語った。

     C大阪からのオファーに対しては、「魅力あるチームということは感じていたし、代表クラスの選手も多くいる中で自分もプレーしてみたかった」と移籍を決断した理由を明かした。

     福満と言えば、昨季の第13節・C大阪対山口(2-4)でも印象的な活躍を見せた。「今度はピンクのユニフォームを着て、その活躍を見せて、サポーターの皆さんの期待に応えたい。(山口とは)違うサッカーになるかもしれないけど、ラストパスや自分の持ち味を出してチームにプラスαを与えたいですね」と自身の役割と今季に懸ける意気込みを話した。

     この日はユン・ジョンファン新監督もクラブハウスを訪れ、クラブ首脳陣とミーティングも行った。3年ぶりのJ1を戦うベースを作るべく、始動2日目の13日からは早朝練習も含めた3部練も予定されている。

    文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)