EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.6.3(Sat)

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  • リーグ3連敗中の札幌は“一体感”でではい上がる

    リーグ3連敗中の札幌は“一体感”でではい上がる

     ホームでの神戸戦を翌日に控えた3日、練習を終えた札幌の四方田修平監督はチーム一体となっての勝ち点3獲得に向けて心境を口にした。

     リーグ戦では現在、3連敗中という苦しい状況だが、「ホームのサポーターも含め、一体となって良い雰囲気を作って結果につなげていきたい」と指揮官。4日前のルヴァンカップ第7節・柏戦ではターンオーバーを採用せず、リーグ戦のメンバーをほぼそのまま起用して勝利をつかみ、グループステージの突破を決めた。その試合については「グループステージを突破したこと以上に、ここ最近公式戦で勝てていない中で久しぶりに勝利を得られたことが自信につながったと思う。柏戦で得た良い流れをこの試合にもつなげていきたい」としている。

     また、リーグ戦では3戦連続無得点という状況でもあるが、「相手ゴール前でチーム全員が同じ絵を描くことでチャンスの質は大きく上がるし、得点につながるはず。より一体感を持って挑んでいきたい」と、今季ここまで5得点のエース都倉賢もチームが一体になることを強く意識している。

     昨季も“一体感”をキーワードに、すべての試合でチームの総力を結集させ続けたことでJ2優勝を成し遂げた札幌。降格圏の16位・広島との勝ち点差が『2』という状況ではあるが、ここからも“一体感”強調し、はい上がっていくつもりだ。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • 細貝萌、古巣・浦和戦への意気込みを語る

    細貝萌、古巣・浦和戦への意気込みを語る

     柏の細貝萌が日本への復帰後初めてとなる古巣・浦和戦への意気込みを語った。

     「もちろん複雑な気持ちはある」

     今節・浦和戦を迎えるにあたっての心境をそう語った細貝。続けて彼の口から飛び出したのは“古巣への感謝の思い”だった。

     「自分がプロ生活で一番お世話になったクラブ。いまでももちろん大好きなクラブの一つだし、特別なクラブという思いはある。知っている選手や一緒にプレーしたことのある選手、普段良く連絡を取る選手は当然一番多いので、浦和を離れてからも彼らがいろいろと努力していることは知っている」

     しかし、いまは柏の一員であることに変わりはなく、この大一番に向けては柏のために全力を尽くすことを誓う。

     「いまは柏の選手なのでチームが勝利を収めるためにできることをしっかりやりたい。浦和は誰がどう見ても優勝候補の一つで、優勝を狙っているクラブ。その浦和から勝ち点を取れれば自分たちの力を示すことができるし、これからリーグ戦で上位を狙っていくためにも大切な一戦になる。柏はいますごく勢いがあるのでこの勢いをしっかり保ちながら勝利のために努力していければいいと思う」

     ここまでリーグ戦で細貝に与えられている役割は“守備のジョーカー”。今節もその役割が濃厚で、すなわち細貝がピッチに立つとすれば、柏がリードしているゲーム終盤。細貝自身がチームに勝利を手繰り寄せることで、“柏のハジ”としての存在感を両チームのサポーターに示したい。

    文:須賀大輔(エル・ゴラッソ柏担当)

  • 中村俊輔、G大阪戦で先発復帰へ。4試合無得点のチーム状況に「自分が取る」

    中村俊輔、G大阪戦で先発復帰へ。4試合無得点のチーム状況に「自分が取る」

     磐田の中村俊輔が、4日の明治安田J1第14節・G大阪戦で先発復帰する可能性が高まった。3日の戦術確認で主力組の一員としてプレー。全体練習後は居残りでFKやシュートの感覚をチェックした。

     中村俊は5月23日の練習で負傷。左ハムストリングス肉離れでトレーニング復帰まで約3週間と診断されていた。前節・広島戦(0△0)は欠場したが順調に回復し、今節に出場できるところまでコンディションを上げてきた。

     足の状態については「どれだけ長くできるか分からないけど、自分で判断してやりたい」と話している。また、チームの4試合無得点に触れ、「自分が取るようにしたい。前線の選手はそういう気持ちでいないといけない」と力を込めた。

     戦列に戻った背番号10が、チームを6試合ぶり勝利に導くパフォーマンスを見せる。

    文:青木務(エル・ゴラッソ磐田担当)

  • 岐阜MF野沢英之、第17節・山形戦も右SBで出場濃厚。「ボールを持っているときにいい部分が出る」(大木武監督)

    岐阜MF野沢英之、第17節・山形戦も右SBで出場濃厚。「ボールを持っているときにいい部分が出る」(大木武監督)

     J2第16節・京都戦で右SBの位置に入り先発出場したMF野澤英之が、第17節の山形戦も右SBで先発することが濃厚となった。6月1日の練習で行われたミニゲームの中で、先発組の右SBに入りプレー。そして2日のミニゲームでも同ポジションに入り、活発な動きを見せた。

     京都戦でのプレーに対して野澤は「CBのカバーリングなども含めて、ポジショニングをどこに取るのかを1試合とおして考えながらのプレーでした。1対1など、対峙されたときの守備の仕方は中盤での守備の仕方と違うので、そこは割り切りながら。そして相手が後ろ向きでボールを持とうとしたら、強く当たることを意識してSBとして足りないところを補えればいいと思ってプレーしました」と話した。さらに「自分がSBとしてまた出場があれば、カバーリングの意識を強く持ってやれることをしっかりとやりたい」と続け、SBとしてのプレーに意欲を見せた。

     大木武監督は野澤のSB起用に対し「ボールを自分たちで持っているときには、いい部分が出ると思う」と話している。

     本来はボランチやインサイドハーフなど中盤の選手である野澤だが、大木監督のもと新たなポジションでの挑戦が始まっている。

    文:岩波陽平(エルゴラッソ岐阜担当)

  • 金沢戦で得点の松本・岩間雄大、“古巣の東京V戦”に意気込む

    金沢戦で得点の松本・岩間雄大、“古巣の東京V戦”に意気込む

     前節・金沢戦を4-0で勝利し、6試合ぶりに勝ち点3を得た松本。試合内容自体は後半途中まで拮抗しており、手放しで喜ぶことはできないものだったが、苦しい時期の長かったチームにとって何よりの薬となったはず。「勝つことができて、ホッとしている」と安堵の表情を見せる岩間雄大の言葉からも、この白星の価値が分かるというものだ。

     今週末の対戦相手の東京Vは連敗中だが、その2試合ともボール保持率では相手を大きく上回っており、難しい試合となることは間違いない。今節も中盤の底での先発起用が有力と見られる岩間は、「技術の高い選手が多いので、簡単にプレーさせないことが大事になる。まずは与えられた仕事をこなしつつ、チャンスがあればゴールも狙っていきたい」と意気込む。

     小6から中3の4年間、東京Vの下部組織でプレーしており、古巣との一戦となる。現在のチームでは田村直也が1年先輩にあたり、「一緒に練習させてもらった当時、お世話になった」という。対戦相手として活躍することで、感謝の気持ちをピッチ上で示したい。

    文:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)

  • 清水、主将でエースのチョン・テセが脳震とうで欠場。これをFW陣はチャンスに変える

    清水、主将でエースのチョン・テセが脳震とうで欠場。これをFW陣はチャンスに変える

     清水は2日、非公開練習を行った。この日の練習のスタートに現れた選手は、30選手中19選手。円陣を見ても選手が少ないのが分かるように、11人もの選手が離脱しているという現状だ。その11人の中には、ルヴァンカップ第7節・FC東京戦で味方選手と衝突し、頭部を負傷したチョン・テセも含まれている。チョン・テセは脳震とうと診断され、今節の出場はない。リーグ2位の6得点を挙げており、今季はチームのキャプテンも務めるチョン・テセの不在。

    「チョン・テセがいないのは不安。ただ、そういう選手を失うことを、チームがどのように思うのかということが大事。今以上に張り詰めた雰囲気で、選手それぞれが1.5倍くらいの力を出してくれたら」(小林伸二監督) と選手たちの奮起を促している。

     好調のチアゴ・アウベスに加え、金子翔太、ミッチェル・デューク、北川航也、長谷川悠などFWの選手は、この危機をチャンスに変えられるか。

    文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 町田が5社目となるユニフォームスポンサー契約を締結。全スポンサー枠が埋まったのはクラブ初

    町田が5社目となるユニフォームスポンサー契約を締結。全スポンサー枠が埋まったのはクラブ初

     クラブは6月1日、町田市内に本社を置く株式会社寺田電機製作所とユニフォームスポンサー契約を締結したことを発表した。寺田電機製作所の会社ロゴが掲出されるスペースは、ユニフォームの背中の裾部分。今回のスポンサー契約締結により、昨季の2016シーズンからユニフォームの背中の裾にスポンサー掲出が認められるようになってから、クラブとしては初めて着用ユニフォームのスポンサー枠・5枠がすべて埋まったことになる。

     電子機器・通信機器メーカーの寺田電機製作所は、LPGAゴルファー・鎌田ヒロミプロと鎌田ハニープロのオフィシャルスポンサーを務めるなど、もともとスポーツの支援に対して理解のある企業でもある。今年で設立78年を迎える同社は、今後80年、100年企業になることを見据えて、本社のある町田市への恩返しの一環として、町田を象徴するスポーツクラブであるFC町田ゼルビアへのスポンサー支援を決めたという。なお、下川浩之社長や相馬直樹監督は同社への表敬訪問をすでに終えている。

     ちなみに同社のロゴが掲出されたユニフォームは、6月4日(日)に町田市立陸上競技場で開催される愛媛FC戦から着用される。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

    写真:©︎FC町田ゼルビア

  • 山形・茂木力也が語る、守備好調の要因

    山形・茂木力也が語る、守備好調の要因

     山形は今季初の3連勝。派手な勝利は少ないが、3試合引き分けのあとの3連勝で、この6試合中4試合が無失点と守備は安定感を増している。直近の2試合、山口戦と湘南戦はアディショナルタイムに決勝ゴールが生まれた。

    「終了間際の得点で勝って、勝負強さも出てきたと思います」と話すのは、CBの茂木力也。昨季は愛媛で33試合に出場したが、今季もここまで15試合にフル出場。勝ちきれず順位が低迷する時期も経験したが、いまは感じているのは手ごたえだ。

    「後ろの選手としてはああいう時間に点を取ってくれると本当に助かります。前節・湘南戦みたいにアディショナルタイムで勝つこともありますし、早い時間帯に点を取ってくれることもあります。後ろは『信じて守る』ということはできていると思うし、無失点の試合も増えてきたので、こういうのを続けていければいいかなと思います」

     前節・湘南戦ではラインを上げることができず押し込まれる時間もあったが、「ラインは全部が全部上げれればいいですけど、そういうのが難しい時間帯もある。引いて守ったときに粘り強く守れれば、チームとしては押し返す時間が来ると思います」

     ホームでは堅い守備で8戦無敗を継続する一方、アウェイではここまで2勝3分3敗と勝ちきれない試合が多かった。ここで連勝をさらに伸ばし、一気に上位浮上を果たすには、味方のゴールを信じて粘り強く守るスタイルの維持が欠かせない。

    文:佐藤円(エルゴラッソ山形担当)