EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.6.15(Thu)

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  • 山口初の2種登録選手、松本蓮。「満足せず、ひたむきに」

    山口初の2種登録選手、松本蓮。「満足せず、ひたむきに」

     山口は6月8日、U-18に所属する松本蓮(17)の2種登録を発表し、同クラブ初の2種登録選手が誕生。前節・岡山戦で早速ベンチ入りを果たした。

     前節はカルロス・マジョール新体制で臨む初戦とあって、6千人を超えるサポーターがホームスタジアムに駆け付け、試合前にピッチに出た松本にも熱い声援が送られた。松本は「名前を呼ばれてうれしかった。ずっとスタンドから見ていたので、ピッチに立つと『応援されているな』と緊張感を感じた」と振り返る。

     ユースではボランチを務め、トップチームの練習ではボランチのほか、サイドバックのポジションにも入っている。先輩からは「まじめな好青年」「ピュアでかわいい」と可愛がられているようで、プレーについては「クレバーで吸収が早い」「技術が高く、伸びシロがある」と評価されている。

     松本は「小さいころから見てきたレノファでプレーできるのはとてもうれしい。みんなに『すごいね』と言ってもらったけど、まだプロ契約したわけではないので、満足せずにひたむきにやるだけだと思う」と気持ちを引き締め、「まずは試合に出ることを目指したい。ゴールにつながるパスやプレーをしていければ」と話す。トップチームの練習でさらに実力を高め、J公式戦デビューに備える。

    文・写真:田辺久豊(エル・ゴラッソ山口担当)

  • 西弘則、良い精神状態で古巣の大分戦へ。「あのスタジアムでできることが一番楽しみ」

    西弘則、良い精神状態で古巣の大分戦へ。「あのスタジアムでできることが一番楽しみ」

     前節・金沢戦(1○0)、見事な決勝弾でチームを12試合ぶりの勝利に導いた西弘則。今節は古巣・大分戦を目前に控え、「あのスタジアムでできることが一番楽しみ」。

     昨季から讃岐でプレーしている西は、11年から15年まで大分でプレー。プロ生活の半数以上を占める思い出があり、「雰囲気が好き」だったと言う大銀ドームに移籍後初めて向かうことを楽しみにしていた。

     讃岐としては連勝が欲しい一戦だが、西に2試合連続弾について尋ねると「去年は(総得点が)3得点だったので、今年はあと1点取りたいです(笑)」。メディア陣から、“もっと沢山”と求められると「あとはほかの選手が取ってくれると思うので」と謙虚過ぎるコメント。しかしながら、そこが西らしさ。ただ、いつもより少しだけユニークさと言葉数が多かったのは、良い精神状態で今節・大分戦の準備ができている証拠だろう。

    文:柏原敏(エルゴラッソ讃岐担当)

  • 大宮FW大前元紀にとって新体制初のリーグ戦。「いまのサッカーなら引いた相手でも崩せる」

    大宮FW大前元紀にとって新体制初のリーグ戦。「いまのサッカーなら引いた相手でも崩せる」

     大宮・伊藤彰監督のリーグ戦初陣となった前節・鳥栖戦(1△1)を出場停止で欠場した大前元紀にとって、今節・新潟戦は新体制で初のリーグ戦となる。「求められているものはゴール。どのポジションでもしっかり狙っていけるように準備したい」と自覚し、自らの得点によってチームをけん引する覚悟を示す。

     ましてや新潟戦は下位同士の直接対決。「どこが相手でも変わらないというのは当たり前ですけど、新潟との直接対決はかなり大事な一戦になると思います。ここで勝つか負けるかで、大きな違いになる」。“6ポイントゲーム”で勝利をつかむためにも、チームとしても個人としても攻撃面の向上に余念がない。「もし引かれたとしても、いまやろうとしているサッカーなら引いた相手でも崩せると思う」という自信を胸に、一歩も退かずにアウェイの地に乗り込む覚悟だ。

     現在のチームは新たなスタイル習得に向けてポジティブな雰囲気を発しているが、「(伊藤)彰さんが言っていたように僕たちはまだ何も成し遂げていない」と大前。「この良い雰囲気を過信せず、居心地良くならないで、しっかり勝ち点3を積み上げていって、最終的に上の順位にいられるようにやっていかなければいけない」と油断することなく、目の前の一戦にすべてを懸けていく。

     

    文:片村 光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • ストレッチの最後に壮大なコント。笑いの渦をかっさらったのは渡大生ではなく…?

    ストレッチの最後に壮大なコント。笑いの渦をかっさらったのは渡大生ではなく…?

     練習後に取り残された渡大生と、ジャッキーこと通訳の渡名喜ようぜんジャキソン。

     最近は疲労回復を考慮し、試合2日前は軽めのメニューにとどめることが多い。今日はジョギング中心のメニューになり、その後はフィジカルコーチのカルロス主導でストレッチ。これで練習終了かと思われたがストレッチの最後に壮大なコントがスタート。

     芝生でうつ伏せになり、カルロスの合図があるまで眠るようにリラックスする選手たち。しかし、ここで一つ悪巧み。カルロスが一人ひとり静かに声をかけ、ばれないように選手たちを別々に起こしていく。うつ伏せで眠る選手は、一人、また一人と減少。見守るファン・サポーターたちも、これは最後に誰か一人だけ残されるのだろうと察する。また一人、また一人。どうやら、ターゲットは渡に定まった模様。渡を寝かせたまま、「パン、パ、パ、パン、パン。パン、パンッ♪」と手を叩いて練習終了。

     “大成功~!”かと思いきや、笑いの矛先は渡ではなかった。いじられていたのは、「ジャッキー!!」。カルリーニョスの隣で同じくストレッチをしていたのだが、巻き込まれたジャッキーも取り残されたままフィニッシュ。笑いの渦をかっさらったジャッキーが、本日のMOM。

    文:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • ラファエル・シルバの「100%」宣言。15日には主力組でもプレー

    ラファエル・シルバの「100%」宣言。15日には主力組でもプレー

     5月14日の古巣・新潟戦(第11節)で右付け根付近の肉離れを負って以降、約1カ月の間、戦列を離れていたFWラファエル・シルバ。以前から「OK」「大丈夫」と復調をアピールしながらも欠場が続いていたが、6月14日のフィジカルトレーニングで負傷してから初めてフルメニューをこなすと、「参加する」との宣言どおり、翌15日のゲームにも参加した。

     20分強1本のみの参加であり、GKを含めて12対12と1人多い状況ではあったが、復帰して即、主力組と見られるチームでプレー。FW興梠慎三やFW李忠成、FW武藤雄樹と連係しながら積極的に攻撃に関与した。

     ラファエル・シルバは約1カ月ぶりとなったゲームでの感触について「100%でできた。何も問題ない」と言うと、「本当の意味での最終チェックはトレーナーさんと個別に練習をやらせてもらっていたとき。今日は100%だったからこそ、合流させてもらった」とけがは完治したことをアピールした。

    「みなさんもそうだっただろうし、自分が思っていたよりも時間が掛かった」離脱期間中を「心苦しかったし、難しい時期だった」と振り返る一方、チームに合流したことを「非常に幸せな気分」と表現。今節・磐田戦までの残り2日で「まだできていないところなど微調整するところもある」ようだが、「久しぶりのピッチで自分を取り戻し、100%でチームに貢献できるように頑張りたい」と復帰戦に向けて意気込んでいた。

    文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)

  • 「ブラジルでも名の知れたビッグクラブ」である鹿島との対戦を心待ちにする札幌・マセード

    「ブラジルでも名の知れたビッグクラブ」である鹿島との対戦を心待ちにする札幌・マセード

     17日に行われる常勝軍団・鹿島との試合に向けて並々ならぬ意欲を燃やしているのが札幌のMFマセード。「鹿島は多くの有力なブラジル人選手が在籍していた歴史もあり、ブラジルでも名の知られたビッグクラブ。クラブW杯での戦いぶりもテレビで見ていたし、そういった相手と戦えるというのは、モチベーションが高まる」と試合を心待ちにしている。

     鹿島にはペドロ・ジュニオール、レアンドロといった強力なブラジル人選手がおり、マセードとしてもジュリーニョとともに札幌のブラジル人の存在感を示したい思いは強いはずだが、「それよりも、とにかくまずはチームが勝つことのほうが最重要。もちろん、良い活躍をしたい気持ちは強いが、それはチームの勝利のため」とキッパリ。

     5月31日のルヴァンカップでは来日初ゴールを挙げ、チームのプレーオフステージ進出に大きく貢献しており、「とても自信につながるゴールだった。今後も得点でなくても構わないから、とにかくチームの勝利や躍進につながるプレーをしていきたい」と、背番号23はあくまでもフォア・ザ・チームのスタンスを崩さない。鹿島戦では遠征メンバーに帯同することが濃厚で、右サイドからの鋭い突破さらには高精度なクロスボールがカシマスタジアムを沈黙させるかもしれない。

    文:斉藤宏則(エル・ゴラッソ札幌担当)

  • W杯アジア最終予選初出場の遠藤航。ボランチでの出場に感じた一定の手ごたえ

    W杯アジア最終予選初出場の遠藤航。ボランチでの出場に感じた一定の手ごたえ

     日本代表MF遠藤航が、フル出場を果たした13日のW杯アジア最終予選・イラク戦を振り返った。

     遠藤は直前のキリンチャレンジカップ・シリア戦も出番はなかったが、MF山口蛍の負傷により“本番”のイラク戦で先発に抜擢され、W杯アジア最終予選初出場。「前回(3月のUAE戦、タイ戦)はひさびさに選ばれたけど、試合に出られなかったし、出たいという思いは強くなっていた」中、6月のキリンカップ、3日のブルガリア戦、7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に途中出場して以来、約1年ぶりの代表出場を果たした。

     ひさびさの出場ながら、「麻也くん(吉田)と(昌子)源と連係を取って良いバランスを保てた。しっかり守備から入ろうとしたし、ある程度はプランどおり」だったが、「失点のところは守備的になり過ぎた。あそこで踏ん張りたかった」と同点ゴールを許したことを悔やんだ。

     勝利を逃しただけに「満足はしていない」が、「悪くはなかったと思う」と一定の手ごたえを感じている様子。「バランスを取りながら、もっとボールを奪う回数を増やしたい。もっと奪い切ることができれば、そこから攻撃につなげられる」という課題にも「良いモチベーションを得られる」と前向きに話した。

     また、遠藤にとって「1試合だけとはいえ、最終予選にボランチで出られたのは大きい」ことだった。「代表ではボランチで使うと言われているし、ボランチでの成長を考えるとA代表に入り続けることが大事」。

     それは浦和では3バックの中央でプレーしていることが大きな理由であり、リオ五輪で結果を出せなかった際にはポジションの違いにもどかしさを感じることもあったが、いまは「ポジションは違うけど、やることは変わらないし変える必要もない」と意に介さない。

     何より今回の抜擢も「浦和で続けてきたことが評価された」からだと自覚している。代表のためにもまずは「浦和でしっかりプレーする」ことに集中する。

    文・写真:菊地正典(エルゴラッソ浦和担当)

  • リーグ戦3試合連続ゴール中の山村和也。待望される代表入りについては「セレッソでの活躍があってこそ」

    リーグ戦3試合連続ゴール中の山村和也。待望される代表入りについては「セレッソでの活躍があってこそ」

     J1リーグ戦4連勝中のC大阪は、今節、ホームで清水を迎え撃つ。清水と言えば、昨季はJ2でJ1昇格を争ったライバルであり、昨季の対戦成績は1勝1敗の五分だった。

     ともにアウェイで挙げた勝利だが、2-0で勝利したJ2第7節で1得点1アシストの活躍を見せたのが、今季はトップ下にコンバートされて飛躍中の山村和也だ。逆転負けを喫したホームでのJ2第34節には出場していないが、「昨季はホームで清水に負けて、清水はそこからJ1昇格に向けていい流れを作った。今季は逆に自分たちが勝って、いまの良い流れを継続していきたい」と昨季の“リベンジ”に懸ける思いを話す。

     直近では、リーグ戦3試合連続ゴール中とチームの連勝に貢献している山村は、11日に行われた奈良クラブとの練習試合でも1得点1アシストと、その勢いはとどまるところを知らない。最近では、日本代表入りを推す声も日増しに高まっているが、そこに関しては、「目指す場所だけど」と前置きした上で、「セレッソでの活躍があってこそ。セレッソが上位にいけるように、今シーズンしっかりと頑張りたい」と冷静に話した。

     リーグ戦5連勝が懸かる今節。自身の4戦連発とともに、チームを勝利に導く活躍が期待される。

    文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

  • 三田啓貴が待ち望む、久しぶりの公式戦、そして権田修一との再会

    三田啓貴が待ち望む、久しぶりの公式戦、そして権田修一との再会

     三田啓貴が、17日の明治安田J1第15節・鳥栖戦を待ち切れない様子だ。

     仙台のチーム自体が公式戦は2週間ぶりとなるが、三田は前節・甲府戦を右ふくらはぎ打撲の影響で欠場したため、鳥栖戦に出れば久しぶりの公式戦となる。今季はこれまでリーグ戦でもカップ戦でも試合に関わってきただけに、甲府戦で欠場したときは「悔しさがあった」という。

    「中断前の戦いでは、守備を固める相手に対しても自分たちの攻撃で持ち味を出せるようになってきました。クリス(クリスラン)が(出場停止で)いない試合ですが、出た選手でしっかり連係して崩したい」。FC東京時代に指導を受けたマッシモ・フィッカデンティ監督が作り上げてきた堅固な守備組織を崩す構えだ。

     そして、三田にはもう一つ、この対戦で楽しみにしていることがある。FC東京時代のチームメートである権田修一との、ピッチ上の再会である。「FC東京のアカデミー時代に中学・高校とずっと一緒でしたし、当時住んでいたのも歩いて5分くらいのご近所」という権田と、対戦相手としてピッチに立つのは今回が初めてとなる。「日本人で最高のGKの一人だと思っています」というGKとの対戦で、三田はゴールを破ることはできるか。

    文・写真:板垣晴朗(エル・ゴラッソ仙台担当)

  • 充実のルーキーイヤーを送る愛媛のFW丹羽詩温。今節・東京V戦は明治大の後輩たちの前で躍動できるか!?

    充実のルーキーイヤーを送る愛媛のFW丹羽詩温。今節・東京V戦は明治大の後輩たちの前で躍動できるか!?

     前節の岐阜戦で決勝ゴールを奪った愛媛のFW丹羽詩温は、今節のアウェイ・東京V戦に向けても気合いが入っている。

     今季、愛媛でルーキーイヤーを送っている丹羽だが、すでにここまで3ゴールを記録。そのすべてのゴールがチームを勝利に導く決勝点という勝負強さを見せるなど、ルーキーらしからぬ頼もしさを発揮している。これには自身も「最初の6試合は出番がなかったことを考えると、前に動き出している感じはする」と大きな手ごたえ。しかしその反面、「まだ先発の数が少ないし、先発で出ても、90分間プレーをできていない」と経験値の少ないルーキーゆえの課題もある。

     ただ、それら課題と向き合いつつも、第一に求めるものはストライカーとして仕事。「前線の頂点にいる選手は90分間の中で消える時間があっても、どこかで点を取ってくれると思われる選手が試合に使われる」とゴールこそが目指すべき道と信じてプレーする。

     そんな丹羽は昨季まで明治大に在学。その寮が今節の開催地・味の素スタジアム最寄りの飛田給にあるということで、「(明治大の)後輩たちもわざわざチケットを買って観に来てくれる」と“援軍”も駆けつける。ゆえに、ひと足先にプロのピッチを駆ける先輩としてカッコ良い姿を見せるべく、「先発で出たい」と前節に続く連続スタメンを狙う。

     チーム内での激しいポジション争いに打ち勝ち、可愛い後輩たちに前で躍動することができるか。

     

    文・写真:松本 隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

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