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千葉戦での誤審について、讃岐・北野監督は“順序違い”の謝罪に困惑顔
19日におこなわれたJFAレフェリーブリーフィングの中で、明治安田J2第22節・千葉戦での議論を呼んだ2つの判定がいずれも誤審であったとの見解を示し、上川徹JFA審判委員長は「讃岐には非常に申し訳ない」と言及。そのことについて誤審で被害を被った当事者の讃岐・北野誠監督が口を開いた。
同ブリーフィングにおいて、千葉戦の13分の千葉の先制点となった場面は実際にはオフサイド。そして、79分に讃岐DF武田有祐がエリア内でハンドをおかしたとされ千葉にPKが与えられた場面についても、ハンドの反則はなかったとの見解が示された。しかし、それらで2点を失ったことで結果として讃岐は3-4で敗戦。上川審判委員長は讃岐に対して謝罪の意を述べていた。
北野監督は「(審判委員会が)どういう見解をされるにしても判定が変わらないことは承知している」と理解。その上で「ブリーフィングをやること自体は良いこと」と話したが、上川審判委員長の謝罪の言葉については「マスコミの皆さんへ伝えることも大事だけど、当事者に来ていないというのはちょっと問題」と強い違和感。北野監督をはじめとしたチーム関係者はネットニュースでその知らせを知ったという。
チームとして「気持ちの整理がつかない」(北野監督)という誤審は、ただでさえ早く忘れたいこと。加えて現在讃岐はリーグ戦で降格圏に沈んでおり、ここから挽回していくことに注力するべく気持ちを切り替えたいところ。しかし、今回の審判委員会の“順序違い”の謝罪に「何でまた気持ちを蒸し返してくれているんだ」と誤審の余波でさらに水を差された形に指揮官は困惑顔を浮かべるしかなかった。
文・写真:松本隆志(エルゴラッソ讃岐担当)
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