EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2017.11.18(Sat)

November
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  • 明日、Jユースカップ決勝・京都U-18 vs G大阪ユース。決戦の舞台は長野Uスタジアム

    19日、Jユースカップ決勝が行われる。
    相まみえるのは京都U-18と G大阪ユース。栄冠をつかむのは果たして――。

     

    未来のスターに刮目せよ。今年はU-17W杯組にも注目

     

    文・川端 暁彦

     今年で25回目を迎えたJユースカップ。四半世紀も経てば、もう立派に“歴史”である。その間、この大会から多くの選手が羽ばたいていった。

     基本的にJクラブのユースチームに所属していた選手であれば、例外的なケース(ユースチームをすっ飛ばしてトップ昇格を果たした森本貴幸など)を除いてこの大会には予選なしで出場しているのだから、それも当然だろう。

     ファイナリストに限定してみても、第2回大会(1994年)を制したG大阪ユースには宮本恒靖がいたし、第6回大会(1998年)を制したのは野沢拓也擁する鹿島ユースだが、対戦相手の市原ユースには佐藤寿人や阿部勇樹がいた(試合も最高に面白くて、個人的には歴代決勝の中でベストバウトはこの一戦である)。第12回大会(2004年)で準優勝の広島ユースには槙野智章という現役A代表がいるし、第16回大会(2008年)で同じく準優勝のC大阪U-18には山口蛍と杉本健勇がいる。最近の大会だと、第22回大会(2014年)を制した鹿島ユースのエース、鈴木優磨の存在が印象深いかもしれない。そして前回大会優勝のFC東京U-18からは中学3年生ながら抜きん出た存在感を示した久保建英の名前も挙がるだろう。

     その久保も出場した今年10月のU-17W杯で日本は世界トップレベルとの差を強烈に感じ取ることとなった。当時のメンバーである京都U-18のMF福岡慎平は「あの大会のあのレベルを忘れずに日本での試合をこなしたい」と語っていたが、それは大会に出場した選手に共通する思いでもある。今回のJユースカップ決勝にはその福岡に加えてMF上月壮一郎、そしてG大阪ユースのMF奥野耕平が出場する。世界の風を感じて一皮むけた彼らのプレーにもあらためて注目してほしい。

     

    ライブ配信決定!!

    11月19日(日)に開催されるJユースカップ決勝・京都U-18×G大阪ユースをJリーグ公式メディアでライブ配信決定!


    Jユースカップ決勝 京都U-18 vs G大阪ユース

    11/19(日) 13:00 KICK OFF 長野Uスタジアム/15,515人

     

    ■配信メディア

    ・Jリーグ公式YouTube

    https://www.youtube.com/user/jleaguechannel

    ・Jリーグ公式Facebook

    https:/ /www.facebook.com/jleagueofficial/

     

    ■大会概要
     25回目の開催となったJユースカップ。今年はJ1・J2・J3の51クラブ(福島、藤枝、沼津は不参加)とクラブユース連盟の地域代表4チーム(三菱養和Y、愛知FC.U-18、塩釜FCユース、エストレラ姫路FC.U-18)が参加し、ここまでノックアウト形式の全5回戦が行われてきた。前年度覇者はFC東京U-18。歴代最多優勝回数を誇るのはG大阪Yで、過去4度頂点に立っている。

  • 職人気質で後輩思い。引退を発表した大分の山口貴弘、今後は指導者の道へ

    職人気質で後輩思い。引退を発表した大分の山口貴弘、今後は指導者の道へ

     今季のJ2も最終節を残すばかりとなった17日、大分の山口貴弘がクラブを通じ、今季限りでの現役引退を発表した。

     帝京高から早稲田大を経て07年に湘南でプロデビューした山口は、13年から2シーズンを長崎、15年から3シーズンを大分でプレー。守備のスペシャリストとして、ディフェンスリーダーやクローザーの役割を堅実にこなしてきた。

     「中学の初蹴りに行くたびに『お前よくプロでやってるな』と言われ続けてきた。僕は特別、能力がずば抜けていたわけでもなかったから」と笑う。「器用なタイプじゃないから、課せられた役割だけにこだわったほうが力を発揮しやすかったのかも」。

     本人は「あまりチームに貢献できなかった」と言うが、記憶に残る仕事はたくさんある。1年でのJ2復帰を懸けて戦っていた昨季J3第27節・秋田戦で、一人退場して防戦一方となった中で投入され、相手の猛攻をしのぎ零封したこと。今季はリーグ戦への出場機会に恵まれない中で、サブ組のリーダーとして若手たちを統率したこと。そのサブ組中心で臨んだ天皇杯2回戦・町田戦で、戦術浸透度の高さを感じさせつつ勝利したこと。

     職人気質で後輩思い。トレーニング中にも、つねに周囲と意思疎通していた。今後は指導者への道を考えているという。11年間の経験を、惜しみなく後進の選手たちへと伝えてもらいたい。

    文・写真:ひぐらし ひなつ(エルゴラッソ大分担当)

  • 残留には勝利&大量得点が必要な新潟。「まずは1点」を目指す

    残留には勝利&大量得点が必要な新潟。「まずは1点」を目指す

     新潟は17日、聖籠町のクラブハウスで、J1第32節・甲府戦に向けた最終調整を一部非公開で行った。

     最下位の新潟は、残り3試合を全勝すれば、J1残留圏の15位・甲府が持つ勝ち点28に追いつくことができる。さらに甲府との得失点差19を埋めるため、大量得点することが、J1残留への足がかりとなる。呂比須ワグナー監督は「リスクを冒してでも、点を取りにいかないといけない」と勝負に出る考えだ。

     直近の5試合で3得点を挙げているFW河田篤秀は「まずは1点。最初から4点、5点を狙うと焦るので、変わらずにやることが大事」と平常心で臨む。

     [4-2-3-1]で1トップを務める河田は、ファーストDFとしても貢献。10月以降、前線からの連動した守備で相手を押し込み、試合の流れを握ることに成功している。今節も「前から追って、できる限りプレッシャーを掛け続けて、そこで点につなげられれば最高。ミスから失点すれば相手もガクッとくるので、うまくひっかけて得点できれば」とショートカウンターを狙いつつ、「シュートチャンスには全部詰める。こぼれ球でもなんでも決めたい」と、ゴール前へどん欲に飛び込むつもりだ。

     新潟は自力でのJ1残留の可能性が消えた10月以降、2勝1分と負けなし。J2降格決定の危機を3試合連続回避し、勝ち点を積むごとに自信と一体感を高めてきた。望みをつなぐため、この大一番でホームサポーターの後押しを受け、ひたむきにゴールを目指す。

    [写真:ここ5試合で3得点を挙げている河田。この一戦でも得点の期待が懸かる]

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)