1日、新潟は聖籠町のクラブハウスで、2017シーズン最後の全体練習を終えた。この日は別メニュー調整中の選手も含め、全員がピッチに立ち2タッチゲームを行った。すでに退団が発表されている成岡翔が2得点を挙げるなど、多くのゴールシーンが生まれ、見学に訪れた約60人のサポーターをわかせた。

　15分ハーフの試合。最後に得点を決めたのは、今季で引退を決めた本間勲だった。主将・大野和成からのラストパスを受けてこの日2点目を押し込むと、選手たちが駆け寄り、歓喜の輪ができた。本間は「みんながだいぶ気を使ってくれて」と恐縮しつつ、「最後の練習は楽しくできた」と笑顔を見せた。

　引退試合となる2日の第34節・C大阪戦は、呂比須ワグナー監督が「できればピッチで終わらせてあげたい」と話しており、リーグ戦8試合ぶりのベンチ入りが濃厚だ。

　本間はこの試合に向けて「特別なプレーをするわけじゃなく、状況に応じて、チームの一員としてやらなきゃいけないことをやる。僕にとっては最後の試合だけれど、みんなにとっては続いていく。いつも通りの感じで、チームのためにしっかりやりたい」とコメント。オレンジのユニフォームでピッチに立つときがきたら、いつも通り、正確な状況判断とパスさばき、最後まで泥臭く戦う姿勢を見せてくれるはずだ。

文・写真：野本桂子（エルゴラッソ新潟担当）

　『REMENBER 3.11』を合言葉に、有志のサッカー選手たちが大きな輪を作って活動を行っている。

　12月23日には、その一環として多摩市立陸上競技場にて「クリスマスチャリティーサッカー教室2017 in 多摩市」が開催される。主催は「TMFC」。東京Vの田村直也が立ち上げた会社が中心となり、多くのJリーガーが賛同して企画協力に名乗りを上げた。当日は小学生の部、一般の部に分かれてサッカー教室が行われ、それにお笑いLiveやサイン会も開催。来場費は無料で、サッカー教室参加費の1,000円のうち半額を東日本大震災の寄付金として、田村がかつてプレーした地でもある仙台に寄付される。

　また、チャリティサッカー教室の開催費用を、クラウドファンディングで募集中。12月4日中までに集まった金額がファンディングされる。田村と親交のある『サンドウィッチマン』もこの企画に協力し、動画メッセージも送っている。 https://camp-fire.jp/projects/view/42289

　サッカー教室の詳細は以下より。12月2日現在も参加者を募集中で登録フォームから応募できる。
　http://tmfc.jp

《参加予定者》12/2現在
坪井慶介
加藤順大
三幸秀稔
南秀仁
舘野俊祐
澤井直人
藤吉信次
沖田政夫
田村直也
柴崎貴広
高木大輔
井上潮音
園田拓也
武藤雄樹
三竿健斗
松下年宏
奥埜博亮
（順不同）