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ホーム満員を目指して。町田の相馬直樹監督、井上裕大新主将らが町田市長を表敬訪問。町田駅前でビラ配りも実施
ホーム開幕戦・大宮戦を2日後に控えた町田は3月2日、クラブの下川浩之代表取締役以下、相馬直樹監督らが石阪丈一町田市長を表敬訪問した。
今回の表敬訪問は4期目の再選を果たしたばかりの石坂市長への挨拶とホーム開幕戦に向けた挨拶を兼ねたもの。時間内には現状のチーム状況や2-0で制した京都との開幕戦の振り返り、そして大宮戦からお披露目される大型ビジョンへの感謝の気持ちが伝えられるなど、終始和やかムードのまま表敬訪問は終了した。石阪市長への表敬訪問を終え、取材に応じた相馬監督は、「支援してくださる方々や応援してくださる方々に喜んでもらいたいとあらためて思う時間となりました」と話した。
なお、表敬訪問を終えた相馬監督や井上裕大新主将は、そのままの足で町田駅近隣に位置するショッピングモール、町田モディへと直行。表敬訪問に参加した副主将の大谷尚輝、平戸太貴とともに道行く人たちへ、チラシを配布しながら、ホーム開幕戦・大宮戦への来場を呼びかけていた。この告知活動には平本一樹クラブPRリーダーやゼルビーも参加し、大宮戦の“野津田”を満員にするべく、各自がチラシを片手に奮闘していた。
文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)
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アデミウソン、臨戦態勢へ。レヴィー・クルピ監督は7日のルヴァンカップでの復帰を示唆
昨年は負傷などもあって真価を発揮しきれなかったアデミウソンが、臨戦態勢に入ろうとしている。
グロインペイン症候群で始動から別メニューが続いていたアデミウソンだが、紅白戦ではサブ組でキレのあるプレーを披露。レヴィー・クルピ監督も2日、「ルヴァンカップで起用しようと思っている」と7日のルヴァンカップGS第1節・広島戦での先発を示唆した。
昨年9月9日のリーグ戦以降、ピッチに立っていないアデミウソンだが、本来のパフォーマンスを取り戻せばG大阪にとって大きな「補強」となるのは間違いない。
文:下薗昌記(エルゴラッソG大阪担当)
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今季から10番を背負う新潟の加藤大。ビッグスワンの雪かきボランティアに感謝し「勝点3で恩返しできるよう、全力で戦いたい」
ホーム開幕戦を翌日に控えた2日、新潟はデンカビッグスワンスタジアムで約1時間、セットプレーを含めた練習を行った。
2週間前まで雪に覆われていたピッチは、ボランティア600名の力も借りて除雪され、芝のコンディションも万端だ。加藤大は「芝も良くてやりやすい。これだけきれいに整えてくれたサポーターやボランティアの方のおかげで試合がやれることを、選手一人ひとりが感じながら、勝点3で恩返しできるよう、全力で戦いたい」と感謝をプレーと結果で示すことを誓った。前節・讃岐戦(1◯0)は右サイドハーフで先発。58分に相手ゴールキックをヘディングではね返し、河田篤秀の勝利弾の起点となった。ただ前半は立ち上がりから自サイドで相手のプレスに圧倒され、いきなりシュートチャンスを与えるなど、うまく回避できなかった反省もある。これを踏まえ、今節は「スタートから集中を切らさないこと。松本はプレスの圧力もクオリティーも増す。危ないときは無理せずシンプルにプレーしたい」とイメージしている。
今季から背番号10を背負うが「変に考えすぎると、自分の良さが出せないと思う。90分間、無我夢中に、でも頭を働かせながらやりたい」と気負いはない。
目指す10番像は「試合の流れを決められる選手」。今季、鈴木政一監督に求められている“状況判断”をとぎすませ、新潟のリズムに持ち込めるよう、チームをけん引する。
文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)
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今週の練習で主力組でもプレー。「何かを残せると信じている」。“左SBの菊池大介”に注目!
4日のJ1第2節・広島戦に向けて調整を続ける浦和。試合前、最後の練習公開日となった1日のゲーム形式では、途中から数名が入れ替わり、左SBには菊池大介が入った。
今季は「左SBで勝負する」と宣言している菊池。開幕戦のベンチ入りは叶わなかったが、第2節では出場機会が巡ってくるかもしれない。「いいコンディションを保てているし、チャンスをもらえたら良いプレーをして結果を残したい」と強い口調で話した。
湘南から浦和に加入した1年目の昨季は試合出場が限られ、「葛藤はすごくあった」と本人。ただ、今季は心機一転、「キャンプインからすごくキレがいいと思ってやっている。自分が何かを残せると信じている」とポジティブ思考だ。
試合がこう着状態になったときなど、彼の突破力が生きる場面はきっとやってくる。SBながら、中盤と絡んで中央にも進出していく”菊池大介版左SB”の姿に注目だ。
文・写真:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)
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岸本武流がPKキッカーを譲った理由は…。答えはまさかの「謹慎」?
明治安田J2第1節・山形戦、2対0でリードした54分、それまで2アシストを決めている水戸の岸本武流が鋭いドリブルでペナルティエリア内に侵入。食い止めようとしたDFに倒されて、PKを獲得した。
常に「得点にこだわる」と語っているだけに岸本が自ら蹴るかと思われたが、キッカーはジェフェルソン・バイアーノが務めた。
その理由について岸本に聞くと、「いまは謹慎中なんですよ」との答えが。実は開幕前の練習試合でPKを外し、長谷部茂利監督から1カ月PKのキッカーを務めることを禁止されているのだという。「謹慎が明けたら、蹴りますよ!」と岸本は笑顔でリベンジを誓っていた。
文:佐藤拓也(エルゴラッソ水戸担当)
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山口・高木大輔がJ2通算100試合出場達成。父・豊氏が掛けた言葉に「その通り」
ホームで行われたJ2開幕戦で、高木大輔がJ2通算100試合出場を達成した。
試合前、「節目の試合で点を取ってチームの勝ちに貢献できれば」との言葉どおり、前半9分に相手陣内でプレスを掛けてボールを奪い、そのまま持ち上がってシュートを放ちゴールを決めた。
今季から山口に加入した高木。試合後は、新生活を気に掛ける両親や多くの友人から祝福のメッセージが届いたという。
山口県出身で元プロ野球選手の父・豊氏からは祝福とともに「こういう時だからしっかり気を引き締めて、ケガなく頑張って」とメッセージがあったことを明かし、「そのとおりだと思う。調子が良いときにケガしたり、警告をもらったりしがちだけど、自分の意識次第でそれは回避できる。毎試合ノルマを決めながら気持ちが入ったプレーをしなければ」と気を引き締める。
今節・愛媛戦のキックオフ前には「100試合出場セレモニー」が開かれる。高木は「残念ながら父は来られないんですけど」と苦笑いするが、家族や親戚は観戦に来るとのこと。
「いろんな人の協力があって山口でプレーできている。自分を応援してくれる人たちの前で、頑張っている姿を見せてプレーで恩返しできれば」。
本人曰く、「100試合とか、そういうときって決めちゃうタイプ」らしい。自身初の記念セレモニーがある今節も、熱く走る高木のゴールを期待したい。
文・写真:松原純(エルゴラッソ山口担当)
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古巣との対決、あの日の雪辱――。思いを背負って挑む、松本勝負の新潟戦
3日にデンカビッグスワンスタジアムにて行われる新潟との一戦を前に、各選手が意気込みを語った。
まだまだリーグ戦も始まったばかりとはいえ、昇格争いの有力候補と目される強豪とのゲームは序盤戦の行方を占う一戦。前節・横浜FC戦では無失点試合に貢献したGK守田達弥は「新潟は新しい監督になり、昨季までとは違うサッカーになっている」と新体制となった古巣への印象を述べた上で、「一緒にやってきた選手も多く、特長やプレースタイルは分かっている。ほかの選手にも伝えていきたい」と自分の知る情報は積極的に話していく構えだ。
また、同カテゴリーだった15シーズンの悔しさを知る田中隼磨も、今節に向けて闘志を燃やしている。15年2nd第14節では、互いにJ1残留を狙うチーム同士の直接対決ということもあり意気込んでビッグスワンに乗り込んだものの、0-2で敗戦。「(31,324人もの観客の中で)素晴らしい雰囲気の中での試合だったが、結果を出せなかった悔しさはある」と振り返りながら、「新潟はホーム開幕戦ということで強い気持ちを持って臨んでくると思うが、僕たちも負けないようにしたい」と、まずは敵地でも気圧されないことが重要と話す。
古巣との対決、あの日の雪辱――。松本にとって、いろいろな思いを背負って挑む一戦となる。
文:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)
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古巣戦に向けて士気を高める大分の“元山形組”。川西翔太は「絶対に負けたくない」
J2第2節・山形戦に向け、古巣戦となる川西翔太が静かに士気を高めている。
14年から3シーズン、山形でプレーした川西は、当時の石崎信弘監督や先輩の山崎雅人(現・金沢)に影響を受けてサッカー観が変わったと、つねづね語っている。今季は12年に山形でプロデビューし4シーズン在籍した宮阪政樹、14年から2シーズンを山形で過ごした兼田亜季重が移籍加入し、対山形の“古巣組”は3人となった。「みんなが思い入れのあるチームなので絶対に負けたくない」と話す。
栃木との開幕戦ではベンチスタートとなった川西は、苦しい時間帯の69分、宮阪と交代で出場。荒れたピッチでも粘りのある足技でタメを作り、展開力自慢の宮阪とは異なる魅力を発揮した。
プレシーズンには負傷もしてやや出遅れたが、焦りはない。明確なプレースタイルを持ち丁寧に周囲との呼吸を探っていく川西がチームにとって不可欠な存在となるまでには、昨季も相応の時間を要した。
「メンバーが変わると最初はなかなかうまくいかないこともある。特にボランチは大幅にメンバーが変わったので、コンディションを上げながら合わせていきたい」
シャドーで起用されれば宮阪と同時出場する可能性もある。宮阪も「翔太には安心して預けることができる。山形時代はボールを持ったらまず翔太の姿を探していた」と信頼を寄せる関係だ。“元山形組”が、力を合わせて古巣へと挑む。
文:ひぐらしひなつ(エルゴラッソ大分担当)
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岐阜、今節・横浜FC戦は3トップを入れ替え? 田中パウロ淳一は「僕が出場したら勝てると思ってもらえるようなプレーをしたい」
今週に実施された紅白戦にて、大木武監督は前節・福岡戦に先発した3トップ(左から古橋享梧、山岸祐也、薮内健人)から変更を施した。新たに構成された3トップは、左から田中パウロ淳一、古橋、島村拓弥という顔ぶれ。個人技やドリブルのキレに特徴のある前線の新布陣で、スピード感あふれる人選となった。
「中央でのプレーは初めて。裏に抜けていくプレーが多くなるかもしれない」と古橋。通常左サイドで攻撃の起点作りを担う2年目のスピードスターは、新たなポジションでのプレーに士気を上げる。
前節は出場なく終わったが、今節はスタメンとしての出場機会が訪れそうな田中は、「僕が出場したら勝てる、とサポーターに思ってもらえるようなプレーがしたい」とホーム開幕戦となる今節に向けて力強く意気込みを語った。守備時は前線からのプレッシャーの強度、攻撃時は「背中を取る(相手最終ラインの裏をとる)動き」(古橋)がチームパフォーマンス向上のカギを握る岐阜。新たに構成された3トップが、チームに今季初勝利を呼び込むか。
文:岩波陽平(エルゴラッソ岐阜担当)
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清水が試合開催地・神戸で非公開練習。ハイブリッド芝の状態を確認
清水は、3日に控えたJ1・第2節神戸戦に向けて非公開で調整を行った。今回は、ノエスタがハイブリッド芝になるということで、選手たちは2日に神戸入りし、16時半から現地で非公開練習を行う。ヤン・ヨンソン監督によると、「全クラブ公平になるために、スタジアムを使わせてもらえることになった」とのこと。
芝の状態を確認してから試合に臨めることになるが、ヨンソン監督は「心配することはない。通常の天然芝とさほど変わることはないと思う」と気にはしていない。海外の経験でハイブリッド芝を何度も経験していることから特に問題にはしてないようだが、選手たちにとっては、未知の世界。FW北川航也は「前日に練習できるのは、ありがたいと思う」と、前日練習で感覚をつかむ。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
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