EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.3.25(Sun)

March
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  • 新システムと10番の復帰。湘南との練習試合で清水に二つの好材料

    新システムと10番の復帰。湘南との練習試合で清水に二つの好材料

     清水は25日、三保グラウンドで湘南と45分×3本の練習試合を行った。

     清水はこの試合で新システムの[4-1-4-1]をテスト。湘南にパスを回されることも多かったが、レギュラー組は無失点で抑えることに成功した。「全体でプレスをかける意識づけができた」とヤン・ヨンソン監督も手ごたえ。今後、守備のオプションとして公式戦でも使われることになりそうだ。

     またMF石毛秀樹、MF白崎凌兵が実戦復帰。特に白崎はこれまで公式戦に出場しておらず、復帰が待たれていた。「チームは勢いがあるが、後半になると相手にチャンスをつかまれている。そこで交代選手がボールをキープすることなど、チームのためにやることも必要。そこで自分が力になれることもある」。清水の10番の復帰は、チームに再び活気を与えることになりそうだ。

     試合はFWクリスラン、FW北川航也のPKで2点を奪った清水が2-1で勝利した。

    文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)

  • 浦和、順天堂大との練習試合は4-4。森脇良太らが実戦復帰

    浦和、順天堂大との練習試合は4-4。森脇良太らが実戦復帰

     浦和は25日、大原サッカー場で順天堂大との45分×3本の練習試合を行い、4-4の引き分けに終わった。双方、主力組が顔をそろえた1、2本目は1-1、1-1と、ともに得点をとり合った。得点者は浦和が岩波拓也(9分)、武藤雄樹(54分)、上野夏輝(93分/浦和ユース)、李忠成(101分)。順天堂大は、浮田健誠の2ゴールなどで相手に引けをとらない内容を披露した。

     浦和としては、日本代表に3人、U-19日本代表に2人、豪州代表に1人を送り出している状況。それでも、負傷で出遅れていた森脇良太、柴戸海、岩舘直が対外試合に復帰したなどの側面もあった。ただ、1本目はチグハグな面が目立ち、2本目途中からは先日までの激しい練習の影響もあって陣形が間延びした。

     1本目、インサイドハーフで出場した武藤は「ポゼッション時のポジショニングを大事にしようということで、その点で(以前に比べて)修正できた部分はあった」とコメント。復帰戦となった森脇は「自分のミスからもやられてしまった。改善しなければいけない。それに、ピッチ内でうまくいかないとき、みんな前向きに物事をとらえてやっていかないといけないと感じた」と反省点を述べた。

     明日の練習後、あさってはオフとなり、オフ明けから代表組が合流する予定。リーグ戦未勝利を止めるべく、チーム内で意思統一を図りながら調整を続けることになる。

    文・写真:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)

  • 前十字靭帯断裂からの復活へ。川崎Fの齋藤学が移籍後初の練習試合に出場

    前十字靭帯断裂からの復活へ。川崎Fの齋藤学が移籍後初の練習試合に出場

     今季、横浜FMから加入し、右膝前十字靭帯損傷からの復活を目指していた川崎Fの齋藤学が25日、手術後初となる実戦復帰を果たした。

     45分×3本で行われた桐蔭横浜大との練習試合に2本目のスタートから出場した齋藤は、左サイドで約20分間ながら精力的なプレーを披露。4分に右足でシュートを放つと、31分にはダビナス・ジェファーソンからの横パスを左足で狙うなど、短い時間でチャンスに絡んだ。

     昨年9月に横浜FMで負傷した際には全治8カ月と発表されていた。川崎Fでもなかなかチームに合流することがかなわず、「外を走っているだけの3〜4カ月は本当に苦しかった」と振り返る。ただ、当初の予定より速い復帰に対しては「僕の中では予定どおり。みんなのサポートがあってここに立てていると感じる。そういった人たちの思いをもちながらサッカーができていることはいいことだと思う」と感謝の思いを口にした。

     今回は限定的な出場ではあったが、「自分が出ている時間帯で得点こそ生まれなかったけど、ビッグチャンスが何本か作れていたことはよかった」と手ごたえを口にした。笑顔の復帰戦を終え、次なる公式戦復帰に向けて「これからは楽しいだけでなく質の向上にチャレンジしていけたらいい」と語り、一歩一歩前に進んでいる姿を印象づけていた。

    文・写真:林遼平(エルゴラッソ川崎F担当)

  • 新潟の戸嶋祥郎、ビッグスワンでリーグ戦デビューか。「チャンスがあれば、結果を出す」

    新潟の戸嶋祥郎、ビッグスワンでリーグ戦デビューか。「チャンスがあれば、結果を出す」

     新潟は24日、聖籠町のクラブハウスでJ2第6節・徳島戦に向け、ミニゲームやセットプレー練習を行った。

     25日の徳島戦でリーグ戦デビューを迎えそうなのが、大卒ルーキーの戸嶋祥郎だ。「早くビッグスワンに立ちたい。いろいろな人に見てもらいたい」と意気込む。

     戸嶋は今季、筑波大から加入。大学時代は主にトップ下やサイドハーフを務めたが、新潟ではボランチを任されている。すでにアウェイで行われルヴァンカップ2試合にフル出場。持ち前の運動量や切り替えの速さを発揮し、中盤で存在感を放った。

     今節はCBの富澤清太郎が左足を痛めたため、原輝綺がCBに一列下がり、戸嶋にチャンスがめぐってきた。鈴木政一監督は「チーム戦術の中で役割を理解してやれるし、運動量もある。十分やってくれると思う」と期待をこめて送り出す。戸嶋も「攻撃ではFWに効果的にパスをつけて追い越すことにトライしたい。守備では汗かき役として頑張りたい」と、攻守に抜群のスタミナを発揮するつもりだ。

     チームは前節・愛媛戦で今季初黒星を喫し、ホームは2分1敗と未勝利が続いている。「チャンスがあれば、結果を出すことがすべて。チームとしても、ここが勝負どころだと思う」。目指すは今季ホーム初勝利。流れを変える力になることだけを見据え、ビッグスワンのピッチに第一歩を刻む。

    文・写真:野本桂子(エルゴラッソ新潟担当)