EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.5.15(Tue)

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  • 就任を即決した愛媛・川井健太新監督。「悩むという単語がなかった」

    就任を即決した愛媛・川井健太新監督。「悩むという単語がなかった」

     愛媛は15日、今季ここまでリーグ20位と成績不振であることを理由に間瀬秀一監督を解任。同時に愛媛FC .U-18の指揮を執る川井健太氏が新監督に就任することを発表。同日午後に同新監督の就任会見を行った。

     今季の愛媛は開幕4連敗と苦しいスタート。その後も順位浮上のきっかけをつかみ切れず、状況が好転しないままシーズンの1/3となる14試合が経過。J2第14節・福岡戦での敗戦を受け、村上忠社長は「苦渋の決断だった」と間瀬監督の解任に踏み切った。

     新指揮官として白羽の矢が当たったのは愛媛OBでもある川井健太氏。昨季まで3シーズンにわたって愛媛FCレディースの監督を務め、今季より愛媛FC. U-18の指揮を執っていた。36歳11カ月での監督就任はJクラブ史上3番目の若さとなる。

     川井新監督は就任のオファーにあたって「悩むという単語がなかった」とキッパリ。自らが育ったクラブの窮地を救いたい思いから就任を即決断したという。

     新体制でリスタートをする愛媛だが、川井監督にとってのスタートラインはライバルチームと同じ位置ではない。チームとしての課題の修正、再構築が早急に求められる中でも、リーグ20位という順位からはい上がっていくための結果も必要とされる。

     「内容を求めても結果が出なければ意味がないし、結果が出ていても内容がダメであればお客さんが離れていく。僕はバランスを非常に大事にしている。理想を言えば結果と内容を求めたい。ただ、いまはどちらかに目をつぶってやらなければいけない可能性はある。でも、どちらかをゼロするということはない」

     不振に陥っているチームについても川井監督は「(チームが)いま、なぜ力が発揮できていないのかを見定める必要がある」と直近の課題を挙げ、その上で「締めるネジを間違えないこと」と説明した。

     川井監督の指揮官としての初陣は20日に行われるホームでの京都戦となる。

    また、川井監督の就任に伴い、真中幹夫ヘッドコーチの契約解除と、新たなヘッドコーチとして愛媛FCアカデミーダイレクター・青野大介氏の就任も同時に発表された。

     文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • 鬼門突破をかけた上海決戦。鹿島一筋の土居聖真「鹿島の歴史を塗り替えたい」

    鬼門突破をかけた上海決戦。鹿島一筋の土居聖真「鹿島の歴史を塗り替えたい」

     15日、ACLラウンド16第2戦の前日記者会見が行われ、鹿島の大岩剛監督とMF土居聖真が出席した。

    「(第1戦を3-1で勝利し)リードした状況からスタートするので、しっかり自分たちが試合をコントロールしたい」と述べた大岩監督。リーグ戦を1試合スキップすることで1週間準備ができたことについて質問が飛ぶと、「選手にとっては非常に有意義な1週間だったと思う。余裕をもって(敵地に)乗り込むことができた。試合開始からアグレッシブな姿勢を見せられるのでは」と自信を見せた。

     過去、鹿島はACLでは出場した大会のいずれも予選リーグを突破しても決勝トーナメント初戦で敗退してきた。下部組織出身の土居は「僕は下部組織から鹿島アントラーズに所属して、たくさんのタイトルを獲ってきたところを、見たり、経験したりしてきましたけど、唯一このAFCチャンピオンズリーグを獲れていない。僕個人としては獲りたい気持ちが人一倍ありますし、明日鹿島の歴史というのをこのスタッフ、チームメートと塗り替えたい」と強い意気込みを示していた。

    文・写真:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)

  • 磐田が暴力行為をはたらいたギレルメとの契約を解除。ラフプレーが散見されていたことを踏まえての決断

    磐田が暴力行為をはたらいたギレルメとの契約を解除。ラフプレーが散見されていたことを踏まえての決断

      磐田は15日、今月2日の明治安田J1第12節・横浜FM戦で暴力行為を行ったDFギレルメとの契約解除を発表した。

     ギレルメは、横浜FM戦の80分に2度目の警告を受けて退場を宣告された。その後、横浜FMの喜田拓也選手に対する暴行、また横浜FMスタッフに対して肘打ちを行い、Jリーグから10日に6試合の出場停止処分が下されていた。

     クラブの処分が決定するまでの間、練習不参加の謹慎処分となっていたギレルメだが、この日クラブは正式処分を発表。「クラブ内での協議の結果を踏まえ、5月15日(火)を持ちまして双方合意の上、契約解除といたしました」としている。

     木村稔社長は、「2日のあのような行為のあとも、契約解除か、もう1度チャンスを与えることができないかという部分で相当悩みました」と話した。また最終的に「今回の行為が暴力行為だったということ、それから今回が初めてというわけではなく、鹿児島(キャンプ)でのトレーニングマッチからラフプレーが散見されていたことを踏まえて決断した」と説明した。

     その中で「私や服部強化部長、名波監督を含めて、ギレルメが日本のサッカーに適応できるようにジャッジやプレーを含めて話し合いを重ねてきた。しかし最終的にクラブとして、正しいジャッジをしなければいけない。クラブとしては、日々のトレーニングや試合に向けてサッカーにどう集中させるかが一番大きな役割。彼を日本サッカーに適応するよう努力はしましたが、このような結果となってしまった」と説明した。

     最後に木村社長は、「不快な思い、ご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

    文:森亮太(エルゴラッソ磐田担当)