EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.5.26(Sat)

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  • 千葉が主将を交代。エスナイデル監督「近藤(直也)と話し合いをした上で、チームのために私が決めた」

    千葉が主将を交代。エスナイデル監督「近藤(直也)と話し合いをした上で、チームのために私が決めた」

     千葉のフアン・エスナイデル監督が25日の囲み会見で主将の変更を発表し、新主将にチーム最年長で副主将だったMF佐藤勇人を指名したことを明らかにした。17年から主将を務めていたのはDF近藤直也。彼を主将から外した詳細の理由については言及を避けたものの、「近藤と話し合いをした上で、チームのために私が決めた。解決済みの話だ」と述べた。

     エスナイデル監督はチームの現状について、「雰囲気はいいし、今まで以上にチームとしてさらに強くなっている状態。(近藤と)いろいろなことを話せたことはうれしいし、その意味ではチームとして成長した」と強調。対する近藤も「(監督と)いろいろ話はしたが、周りに言うことではないし、特に関係性も変わらない。やることは変わらないし、監督が求めていることをやっていきたい」と指揮官への信頼を口にした。

     一方、シーズン途中から重責を担うことになった佐藤勇が主将に就くのは12年以来。約6年ぶりの主将就任について、「監督の意図があり、監督が決めたことなので、自分はやれることをやることしか考えていない。シーズンのスタートからもやれることをやってきたつもりなので、やることは特に変わらない。選手はまず試合に出て、そして結果を出すことが一番。チームがいかに勝つかをみんなで考えてやっていきたい」とコメントした。

     併せて、エスナイデル監督は副主将だった佐藤勇の主将就任に伴い、新たな副主将にFW船山貴之が就くことも発表。副主将は引き続き、MF町田也真人、FWラリベイ、船山の3人体制となる。

    文・大林洋平(エルゴラッソ千葉担当)

  • ゴール裏から沸き起こった「フジカワ、ガンバレ!!」。東京Vが、闘病中のクラブOB・藤川孝幸氏への激励マッチを開催

    ゴール裏から沸き起こった「フジカワ、ガンバレ!!」。東京Vが、闘病中のクラブOB・藤川孝幸氏への激励マッチを開催

     東京Vは今日26日、ホーム味スタ開催の愛媛戦のキックオフ前に、クラブOBの藤川孝幸氏への激励試合『juntos num só coração(ジュントス・ヌン・ソ・コラソン)』 を開催した。

     胃癌を患い、昨年暮れに余命3カ月と宣告された藤川氏だが、抗がん剤治療によって癌細胞は半分にまで減ったという。試合に先立ってマイクを握った藤川氏は、「まだ私の体の中には9つの癌がある」と告白。「いまの自分があるのはOB、チームメートのおかげ。奇跡を起こして恩返しをしたい」と挨拶した。

     メンバーは“FUJIKAWA AMIGOS”と“FUJIKAWA FRIENDS”の2チームに別れ、それぞれ緑と白、全員が18番のユニフォームを着用。AMIGOSにはラモス瑠偉氏、与那城ジョージ氏、永井秀樹氏、武田修宏氏、FRIENDSに柱谷哲二氏、加藤久氏、都並敏史氏ら、往年の名選手が顔をそろえた。

     15分ハーフで行われた試合は、前半終了直前にFRIENDSの布部陽功氏のアシストで米山篤志氏が先制ゴール。そのまま逃げ切るかに思われたが、後半終了間際にゴール前の混戦からラモス瑠偉氏が押し込んでAMIGOSが同点に追いつく。往年の名手たちによる、高い個人技を生かした往時のヴェルディらしいエンターテイメントあふれるサッカーに、客席は拍手と笑顔が絶えなかった。最後は全員で場内を一周。ゴール裏からは「フジカワ、ガンバレ!!」の大きなコールが響いた。

    文・写真:芥川和久(エルゴラッソ東京V)

  • あらゆるベースを上げる。厳しい2部練習でオリヴェイライズム注入中

    あらゆるベースを上げる。厳しい2部練習でオリヴェイライズム注入中

     Jリーグで2部練習というと、午前中にフィジカル系を意識したメニューを消化したあと、午後は軽めに戦術練習を行うことが一般的のように思う。ただ、浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督のメニューは違う。いまがリーグ戦中断期間であること、次の公式戦まで少し間が空くことも相まって、午前も午後も、2時間近く強度の高いトレーニングが続けられている。

     25日の午後練習が終わったのは17時半ごろ。”オールアウト”の様相で興梠慎三がクラブハウスに上がってくる。フーっと一息ついてから、したたる汗を払い落として「楽しいっ!」と一言。その後方では、腰を下ろして長いストレッチをする選手たちの姿がある。「チームとしてプレーできる状況を作ることにフォーカスする」(オリヴェイラ監督)。フィジカル面、そして戦術面、連係面、心理面。あらゆるベースを上げる密度の濃い練習が課されている。

    「いろいろキツいトレーニングはあったけど…とりあえずいまが一番キツいかな」。青木拓矢は、“現状の疲れ>過去の練習を思い出すこと”といった意味を内包させた言葉を絞り出した。指揮官は緩みが出ないように厳しい声でハッパを掛け、激しく、そしてゴールへ。そしてどんなメニューでも勝利を追求する姿勢を求める。時に、ジョークも織り交ぜながら。4バックの形での練習も取り入れており、6月2日のルヴァンカッププレーオフステージ第1戦・甲府戦に一つの形を作り出したい意図が垣間見える。

    文:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)

  • アグレッシブに戦う大宮。サッカーを純粋に楽しむために

    アグレッシブに戦う大宮。サッカーを純粋に楽しむために

     3連勝によって一時は上向きかけた流れが、ここ3試合未勝利、さらには前節・岐阜戦での完敗(0●2)によって停滞してしまっている大宮。ゲームの入り方、セットプレーでの失点など課題はハッキリしており、チームとしてどのように改善していくかが問われる時期になっている。

     ただ、そうした細部を修正するとともに、石井正忠監督は大前提として「本当の意味でサッカーを楽しむというところが原点だと思うので、そこには戻っていかないといけない」と現状を捉える。気楽にプレーすればいいというわけではなく、「サッカーを純粋に楽しむためにしっかり戦って、思い切ってプレーすることが大事になってくる」ということ。苦しいときにチームがベクトルを合わせて進んでいくためにも、そうした意識を重視している。

     決してメンタリティーだけの話ではなく、意識はチームの戦い方にも影響する。岐阜戦ではボールに対するアグレッシブさが欠け、相手に自由を謳歌された。同じ状況に陥らないためにも、指揮官が掲げるような思い切りの良さこそが必要だ。

    「どうしても岐阜戦では『ボールを保持されるんじゃないか』というところで、全体的に気持ちも下がってしまった感じがあった。自分たちが主導権を握るためにはもう少し前からプレッシャーに行くだとか、そのためにまずはしっかり整えてから、前からボールを奪いに行くということをしないといけないんじゃないかと思っています」(石井監督)

     アグレッシブな姿勢を持ち、戦うことによって本当の意味で“サッカーを楽しむ”姿勢が、今節・栃木戦では求められることになる。

    文:片村光博(エルゴラッソ大宮担当)

  • もっと町田の笑顔のために。頑張れゼルビア横断幕、晴れて掲出50軒目を達成

    もっと町田の笑顔のために。頑張れゼルビア横断幕、晴れて掲出50軒目を達成

     2017年2月から町田がスタートさせた『街を青くしたい!プロジェクト』が一つの節目を迎えた。

     クラブは日常生活の中でゼルビアやゼルビアブルーが町田市民の方々の目に触れる機会を増やそうと、町田市内のお店や学校、ときには個人宅などに、『頑張れゼルビア横断幕』を掲出する場所を開拓する活動を続けてきた。その中で今週、新たに大蔵小学校、町田第三小学校、小山ヶ丘小学校に横断幕を掲出できたことで、晴れて横断幕掲出50軒目を達成した。

     日頃からゼルビアに触れる機会を増やすことでクラブの認知度を深め、スタジアムに一人でも多くの人に足を運んでもらう機会を作るための活動は、プロジェクト発足当初に定めた一つの目標値である『50』に到達。クラブは今後もこのプロジェクトを続けていく意向だが、今回の数値目標達成は、一つの成果と言えるだろう。なお、掲出場所はまだまだ募集中とのこと。そして次なる数値目標は『100』軒の大台越えだという。

     『もっと町田の笑顔のために』。2020年のJ1昇格という“青写真”を描く町田の地道な努力は、これからもずっと続いていく。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

    写真提供:FC町田ゼルビア