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「プロへの第1歩を作ってくれた」“恩師”との再会。甲府戦へ、福満隆貴が闘志
J1第23節を戦った長崎から大阪に戻ったC大阪は20日、中2日で行われる天皇杯ラウンド16・アウェイでの甲府戦へ向けた練習を行った。
過密日程だが、昨季の王者として臨む今大会。連覇を目指す上で、ラウンド16で負けるわけにはいかないとあって、練習にも自然と熱が入る。
「相手はJ2だけど、J1のクラブを破って上がってきている。難しい試合にはなると思うけど、勝たないといけない試合。いまはリーグ戦でも連勝しているし、天皇杯にも勝って次のステージに進みたい」と意気込んだのは、3回戦の金沢戦でもダメ押しのゴールを決めたMF福満隆貴。現在の甲府を率いる上野展裕監督は、山口時代の恩師でもあり、「プロのステージの第1歩を作ってくれた監督。あれから成長している姿を見せたいし、絶対に負けたくない」と闘志を燃やした。
ちなみに、天皇杯へ向けた取材の終わり際、“山口つながり”の話題として、先日まで徳島でプレーしていたMF島屋八徳が鳥栖へ移籍したことについて尋ねてみると、「昔、工場で隣で働いていた人がJ1に移籍して、素直に僕もうれしかったですね。J1で対戦できることを楽しみにしています」とのこと。「ただ、鳥栖での移籍会見で『Jリーグの選手の中で一番ピンセットが使えます。誰にも負けません』という全然面白くないネタを挟んでいたみたいですね(苦笑)。本人にも言いましたけど、僕のほうが使えますからね」と、仲のいい先輩に対抗心を燃やして(?)クラブハウスに引き上げていった。
文・小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)
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