EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.8.29(Wed)

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  • エイバルU-23に練習参加していた湘南・新井光。現地で感じた“違い”や大事なこととは

    エイバルU-23に練習参加していた湘南・新井光。現地で感じた“違い”や大事なこととは

     湘南・新井光が7月26日から8月12日まで、スペイン、エイバルのU-23チームの練習に参加。「基礎技術が高く、フィジカルも強かったですけど、全然やれたと思います」と一定の手ごたえを口にした。

     年代別代表にも名を連ね、期待を背負いながら市立長野高から加入した今季だが、ここまでリーグ戦出場は1試合のみ。なかなか出番が得られない状況の中で「きっかけが欲しかった」と、短期留学を決めたようだ。

     エイバルのサッカーは、高い位置からプレスをかけてショートカウンターを繰り出すスタイル。湘南に近しいものがあり、「前からいく、縦に速い、という部分は似ていて、湘南でやってるプレーを変えずにできました」と話す。

     一方で、守備のやり方には違いを感じた模様。「[4-4-2]の左サイドに入って、相手のサイドハーフに対してまっすぐプレッシャーにいく。ほかのマークはほかの選手に任せて、自分の守るエリアがはっきりしている感じでした。プレスにいくときも、ボールをもっている選手に寄せながらも後ろの選手へのパスコースを消しながらでした」と、細かい違いを感じたようだ。

     トップチームで印象に残った選手には、チリ代表のファビアン・オレジャナをあげた。体格に恵まれているわけではないが、狭いスペースでもサイドでもプレーできる器用さがあり、「前から知っていて、やっぱり参考になるし、うまいなと思いました」と話した。

     この経験で得たものは、「スペインにいったから急にうまくなることはない」と前置きをしつつ、「帰ってまた湘南の練習に参加したとき、新鮮さもあったし、プレーの余裕もできました。『自分のストロングはなんだろう』と考えたときに、ミスをしてもいいからゴールに向かって、相手に怖いと思わせる選手にならないといけない。向こうでは点をとったり危険なプレーをしたりすれば、自然とパスが入るようになります。結局はそこだなと感じましたし、それは湘南でも見せていく必要があります」と説明。ゴールへの積極性をあらためて感じ、充実の時間を過ごしたようだ。
     なお、エイバルといえば昨季まで乾貴士が所属したクラブとしても有名で、新井も同じ日本人ということで温かい歓迎を受けたよう。だが、残念ながら乾本人とコンタクトはとれなかったようだ。いずれは戦力としてオファーがくるほどの選手に成長することを期待したい。

    文:中村僚(エルゴラッソ湘南担当)

  • 神戸で新たな感覚を味わう長沢駿。完全に裏をとったプレーに「あんな受け方は今までになかった」

    神戸で新たな感覚を味わう長沢駿。完全に裏をとったプレーに「あんな受け方は今までになかった」

     G大阪から神戸に期限付き移籍で加入した長沢駿。J1第24節・湘南戦で初の先発出場を飾り、三田啓貴のゴールにつながる見事な落としを披露。続く前節・横浜FM戦では途中出場し、ビハインドを負ったチームの追撃役を託された。だが、訪れた多くの決定機を生かせず、ホロ苦さを味わった。

     横浜FM戦後、“決定機”に顔を出した自身のプレー映像を見返したという背番号50。ゴールを決められなかったことに強い自戒を口にしたが、ストライカーの視点ではこれまでのサッカー人生では得られない新鮮な感覚も味わったようだ。長沢は最終ラインの背後でラストパスを引き出した。

     「タイミングはバッチリでした。今までの自分は、あんな受け方をしたことがなかった。ゴールに向かって受けた。(ゴールに)背を向けずにゴールに向かって、アウトサイドで受けたのは今までになかった。自分で引き出したのか、引き出してもらったのか」

     神戸に加入して間もない長沢。練習時間も限られる。その中でも、傍目には“いとも簡単に”とさえ感じさせる“裏どり”を披露してみせた長沢。ただ、そのことを踏まえて自身に強い覚悟を刻み込んでいる。

     「少しの意識の差。技術も含めて、どうやって受けたらいいのか。何で(パスを)受けるのか、点をとるために受けるわけで、受けるだけじゃなく、点をとって終わりにしないといけない」

     29日、神戸は月に1~2回を予定している一般向け公開トレーニングを実施した。紅白戦のほか、攻撃と守備を分けた練習では、引いて守る相手を“崩す”メニューも設けた。その1トップを務めた長沢は「この間の試合(横浜FM戦)でその形が多かったし、練習から詰めていかないと。チームでやっていくのはとてもいい」と話し、イメージの共有に力を込めた。

     9月1日には、4位・札幌戦との対戦を控える。「非常に勢いがある」と相手を警戒した長沢。その上で、「チャンスを消さず、完結できるように」と話し、ストライカーの血はグツグツと煮えたぎっているようだった。

    文・写真:小野慶太(エルゴラッソ神戸担当)

  • 古巣・新潟戦を控えた愛媛の河原和寿。“特別な一戦”を前に吐露した複雑な胸中

    古巣・新潟戦を控えた愛媛の河原和寿。“特別な一戦”を前に吐露した複雑な胸中

     05年にプロデビューを果たした古巣・新潟が今節の対戦相手。しかし、河原和寿にとって今節が特別な思いを抱く試合であることは変わりないものの、その心中はやや複雑なもののようだ。

     「一番に思うのはアルビレックス新潟というチームとJ2の舞台で戦わなければいけないということ。それは僕にとってとても残念なこと。僕が新潟に入団したときは毎試合のようにホームに42,000人が入り、ビッグスワンをオレンジで埋め尽くすチームだった。僕たちがJ1に上がって、J1で対戦するというのが僕の夢だった」

     トップカテゴリーの新潟でプレーをしたことは河原にとって誇りでもあった。だからこそJ2を舞台にした古巣との再会は河原の望むものではないという。

     とはいえ、特別な気持ちが入る試合になることは間違いない。

     「新潟でデビューしてから10数年経つけど、自分の成長した姿、頑張っている姿を見せられれば」と意気込み。

     加えて、河原は直近2試合にスタメン出場を果たしているものの、現在は同ポジションを争う神谷優太がアジア大会U-21代表に招集中。「いまのパフォーマンスであれば(神谷)優太が帰ってくれば、また優太にポジションが戻ってしまう」と強い危機感を抱くがゆえに、いやがうえにも今節に向けてのモチベーションは高まる。

     河原は古巣への恩返しを果たすとともに、エース復権へ狼煙を上げる活躍を見せることができるか。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • 長崎が選手ミーティングを実施。結束の思いを新たに

    長崎が選手ミーティングを実施。結束の思いを新たに

     前節、柏戦では5失点の大敗を喫した長崎だが試合後、チームにはあるアクションが起きていた。それはベテランの選手たちが中心となっての選手ミーティングの提案だった。

     「それぞれ言いたいことはあると思うので、そこで言ってもらおうということで、ベテランの選手たちで話し合って、選手たちだけのミーティングをやろうということになりました」

     発起人の一人である前田悠佑が明かしたように早速、オフ明け最初の練習となった28日の練習後、クラブハウス内で約30分の選手だけによるミーティングが行われた。

     「一人ひとりが思っていることを言ってもらいました。みんなに言えるのがこの現状を受け止めながらやっているということ。その中でも自分が、自分が、ではなくてチームのために、チームメートのために自分がしっかりプレーするんだよということをもう一度、確認しました。現状を考えて暗くなるんじゃなくて、みんなでムードを作りながらやっていこう。プレーするのは選手たちなので自分たちがしっかりピッチで表現していこうという話でした」(前田)。

     現状を何とかしたいという思いは個々がもっているが、それが個人のベクトルになり過ぎていた。それぞれが思うことを言い合うことでそのベクトルをチームに向け、まとまっていく。フォア・ザ・チームの精神の再確認、ミーティングの意味はそこにあった。

     「結果が出ていないぶん、自信を失うというのは当然、あることだと思います。誰がミスしたとかじゃなくてみんなでカバーし合いながらやっていくことで絶対に結果につながるという話し合い。そういう雰囲気でみんなが言ってくれました。思っていることはみんな、同じなので確認できたという面ではよかった」(前田)。

     苦しい状況の中であらためて、チームとして結束する。今週の練習では対人練習が多く、球際や1対1の意識を選手たちは強く意識して取り組んだ。結果は相手があることなのでどうなるかは分からない。それでも、やるべきことをやらないと結果はついてこない。選手だけのミーティングで原点回帰を意識した長崎の選手たち。あとはその意味を湘南戦でプレーに込めるだけだ。

    文:杉山文宣(エルゴラッソ長崎担当)

  • 今年も実施、浦和の選手たちがDHLの配送員に。「素晴らしい笑顔とパッションを届けたい」(森脇良太)

    今年も実施、浦和の選手たちがDHLの配送員に。「素晴らしい笑顔とパッションを届けたい」(森脇良太)

     29日、浦和がもはやおなじみとなったイベント、『DHL×浦和レッズコラボレーション企画 今年もレッズの季節がやってきた!レッズキャンペーン2018』を実施した。浦和とは、トップパートナー契約を締結しているDHL。その配送スタッフに代わり、柏木陽介、森脇良太、長澤和輝の3選手がDHLの車両に乗って、荷物(プレゼント)を届けるこの企画は14年から実施され、今季で5回目を迎える。一度は荒天により中止になっていたが、めでたく29日、実行の運びとなった。

     大原サッカー場のクラブハウスから、DHLのユニフォームを着込んで登場した3選手。まずは森脇が「たくさんの方に素敵な荷物と、僕たちの素晴らしい笑顔とパッションを気持ちを込めて届けたい」と意気込み、ついで柏木が「ただただ、お世話になっていることをお返したい気持ち。僕たちができることを還元できる、そういう一日にしたい」とまとめる。長澤は「先輩たち二人が言ってくれたので…」とハニカミながら「しっかりとお仕事をしている風景を中に入って勉強できればいいと思います」と続けた。

    「着心地はいいですけど、着慣れていないので。1日に鏡を見る回数としては一番見た…似合っているかどうか、30回は見たと思います」と笑った森脇を、「オレは(鏡)見てないけどね」と柏木が突っ込む。「2回、髪をセットし直してました」と、長澤は森脇の裏話を明かしてくれた。

     このあと3人は、応募した全国の企業の中から当選した「JVCケンウッド株式会社」へ出向き、商品を届けて交流などを行う。

    文・写真:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)

  • 徳島県の阿南市から阿波市へ。大分戦勝利に導いた徳島出身ホットライン

    徳島県の阿南市から阿波市へ。大分戦勝利に導いた徳島出身ホットライン

     前節・大分戦(1○0)は「大分が勝つ結果が妥当だったかもしれない」(リカルド・ロドリゲス監督)と吐露したほど徳島にとって厳しいゲームだった。だが、徳島は台風12号の影響で延期となった第26節・岡山戦(1●2)のミッドウィーク開催が決まった時点で大分戦は厳しい展開を強いられることは分かっていた。

     その過酷な状況下で徳島県出身2選手が試合を決めた。一人目は湘南から育成型期限付き移籍で加入したばかりの表原玄太。ユース時代は神戸の下部組織で育ったが、その前は徳島の下部組織で育ち、徳島県南部に位置する阿南市出身。二人目は昨季からプロ生活をスタートさせた小西雄大(写真)。ジュニアユース時代からG大阪の下部組織で育ったが、出身は徳島県西部に位置する阿波市出身。「大分戦はサプライズがあるかもしれない」(ロドリゲス監督)と聞かされていたが、ぶっつけ本番で表原を先発に抜擢。そして、耐えに耐えた83分。その表原から小西の足元に優しいスルーパスが届いた。このワンチャンスを「ファーストタッチでうまく相手DFを外せました」(小西)と左足一閃でゴールネットを揺らした。昨季の第4節・大分戦(1○0)でプロデビューを飾った大分銀行ドームで、今季はチームを救う値千金の決勝点を決めた。

     上位浮上を狙うため、絶対に落とせない一戦。その大事な試合で地元出身2選手が試合を決めた意味は大きい。と、締めくくりたかったが過酷な試合だっただけに「ほんまに勝って良かった」(小西)というのが二人の本音だったそう。

    文:柏原敏(エルゴラッソ徳島担当)

  • 今季初ゴールを決めた金沢の金子昌広。東京V戦も得点に絡んで「勢いに乗る」

    今季初ゴールを決めた金沢の金子昌広。東京V戦も得点に絡んで「勢いに乗る」

     金沢のMF金子昌広が、前節・讃岐戦で今季初ゴールを挙げた。

    金子は前半35分、清原翔平のクロスをファーサイドで押し込み、先制点を奪取。「(清原が相手DFと)入れ替わった瞬間に『くる』と思ってスピードを上げた」と金子。「前半に(得点が)取れたのは個人的にもチーム的にも大きかった」としながらも、「その後にもチャンスがあったので、もっと決められていたらまた試合もラクになっただろうし、個人的にももっとアピールできたと思う」と話した。

     今季はあまり多くの出場機会を得られていなかったが、ここ2試合は右サイドハーフとして先発しており、右SB・石田崚真との連係もいい。「なかなかホームで勝てていない。勝てれば連勝になるので勢いに乗れる」という今節・東京V戦でも、金子の得点に絡むプレーを期待したい。

    文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)

  • [本日のエルゴラッソ1面]17歳の煌めき

    [本日のエルゴラッソ1面]17歳の煌めき

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    ■神戸 vs 横浜FM
    久保、カンテラの先輩の前で決勝点

    [明治安田J2第30節 マッチレポート]
    ■松本 vs 横浜FC
    チームになった横浜FC。絶体絶命からの大逆転劇

    [アジア競技大会]
    ■サウジアラビア vs 日本
    4強。アジアで輝く快速ユニット

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