EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2018.10.4(Thu)

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  • 森保ジャパン23名発表。パナマ、ウルグアイ戦に向け、大迫勇也、柴崎岳らロシアW杯組が招集

    森保ジャパン23名発表。パナマ、ウルグアイ戦に向け、大迫勇也、柴崎岳らロシアW杯組が招集

     日本サッカー協会は4日、10月12日に行われる親善試合・パナマ戦(新潟)と16日に行われるウルグアイ戦を戦う日本代表メンバー23人を発表した。

     9月の北海道胆振東部地震により中止になったチリ戦、ならびに森保ジャパンの初戦となったコスタリカ戦のメンバーから6選手が入れ替わった今回。新たにロシアW杯を主力で戦った長友佑都(ガラタサライ)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井宏樹(マルセイユ)、原口元気(ハノーファー)、柴崎岳(ヘタフェ)、大迫勇也(ブレーメン)が招集され、車屋紳太郎(川崎F)、植田直通(サークル・ブルージュ)、天野純(横浜FM)、守田英正(川崎F)、伊藤達哉(ハンブルガー)、杉本健勇(C大阪)が選外となった。

     会見で森保監督は今回のメンバー招集の意図について語った。

    「前回の9月のメンバー選考は、ロシアW杯に行くことはなかった選手で可能性がある選手、力のある選手を招集したいというところと、ロシアW杯には行ったが出場機会が少なかった選手、あるいは若い年代の選手、海外で活躍している若い年代の選手、特にリオ世代よりも下の選手を招集してチームを作りたいと思い招集した。今回は、前回を踏まえて、プラスまた新しい選手を加えてチーム作りを進めていきたい」

     そして、新体制でのロシアW杯メンバー初招集については、「これまで長く選手のキャリアを積んできた選手が来てくれることで、若い人たちに経験を言葉で、背中で伝え、チームとしていろいろなものを継承していってほしいと思います」 と話した。

     ロシア組のうち、スペインでプレーする柴崎やドイツで奮闘する原口は、現在所属クラブで出場機会に恵まれていない状況が続く。彼らの招集に関して森保監督は、「なかなか試合出場の機会に恵まれていないが、もともと世界で戦って、力を発揮した実力のある選手。そういう選手たちがチームにたらして欲しいと思いますし、現在のコンディションを把握して、今後の活動に向けたところを見ていきたいと思います」と期待を寄せた。

     日本代表は8日から新潟で合宿を開始し、当地で12日のパナマ戦に向けてトレーニングを行う予定。その後、埼玉に移動し、16日のウルグアイ戦に臨む。

    文:西川結城(エルゴラッソ日本代表担当)

  • 洗濯、漫画、そして仮眠。そのとき、伊東純也に届いたサプライズな一報

    洗濯、漫画、そして仮眠。そのとき、伊東純也に届いたサプライズな一報

     4日、パナマ代表とウルグアイ代表との親善試合を戦う日本代表メンバーが発表され、柏からは伊東純也が9月に引き続き選出された。

     本人にとっても今回の選出は驚きだったようだ。前回の代表活動前後から体調を崩しており、9月22日のJ1第27節・鳥栖戦は自ら交代を申し出るほどだった。さらに先週は思うように練習を消化できず、代表メンバー発表前最後の試合となった前節・浦和戦はリーグ戦では今季初めてのベンチスタートを経験。それだけに、今回の代表発表に向け取材陣に問われると、「代表スタッフもコンディションのことは知っていると思うし、どうなるか分からない」と多くは語らなかった。メンバー発表当日も午前練習後に取材に応じたが、「コンディションのこともあって今回は難しいかなと思っているので呼ばれなくてもしょうがない」とコメント。そしてそのまま帰宅の途に着いた。

     しかし、その約1時間後に“まさか”の吉報が届く。洗濯を済ませ、大好きな漫画を読み、仮眠をとっていたところ、クラブスタッフから掛かってきた電話で選出されたことを知り、そのまま電話で取材対応。「体調のこともあり今回はどうかなと思っていましたけど選ばれたことはうれしい」と話し、強豪・ウルグアイと対戦できる可能性があることについては「出場できたら強い相手とできるので自分の仕掛けがどこまで通用するか試したい」と意気込んだ。

     前回の選出時には「ここから生き残っていかないといけない」と語っていた伊東にとってロシアW杯組など、特に攻撃陣には海外でプレーしている選手が多い中で選出されたことは大きな意味をもつ。「前回は1試合つぶれてしまったけど、練習からしっかりできていたし、(コスタリカ戦で)結果を出せたことを評価してもらえたと思う。次もチャンスがあれば結果にこだわってやっていきたい」。代表定着に向け、柏が世界に誇るスピードスターが2戦連発を狙う。

    文:須賀大輔(エルゴラッソ柏担当)

  • 3選手が出場停止の札幌。それでも指揮官は前を向く

    3選手が出場停止の札幌。それでも指揮官は前を向く

     今週末のJ1第29節は金曜日にゲームを行う札幌。横浜FMと対戦するこの試合は、勝利すれば翌々日の7日に試合をする鹿島の結果次第で3位に浮上するチャンスが巡ってきている。これについてペトロヴィッチ監督は「未消化試合があり、他チームよりも1試合少ない中でわれわれは4位にいる。このチャンスをつかまない手はない」と必勝態勢で横浜の地へと乗り込む構えだ。

     この試合ではキャプテンのMF宮澤裕樹、今季ここまで12得点のFW都倉賢、リーグ屈指のプレースキッカーであるDF福森晃斗の3人がそろって累積警告による出場停止となっており、必ずしもベストなメンバーを組めるわけではない。しかしながら指揮官は「試合に出られない選手のことを嘆いていても仕方がない。ベストを尽くすだけ」と意に介さない。それだけ、代わりに出場する選手への信頼度が高いということなのだろう。

     前節の鳥栖戦前にも「私は選手たちを信頼しているし、選手たちも私のことを信頼してくれているはず。キャンプから今までの時間で積み上げてきたものを、残り試合で出し切っていく」と終盤戦に向け、チーム全体で一枚岩となって戦い抜いていく意思を言葉にしていた。韓国人DFキム・ミンテも「出場停止の選手がいることは痛いが、前半戦でも複数人が同時に欠場した中で勝利した試合はあった。問題はない」と強調。

     4日の練習後には出場停止の3選手たちが遠征バスに乗り込む選手全員とガッチリ握手を交わして見送っており、札幌はチーム一丸となって横浜の地で勝点3をつかむつもりだ。

    文:斉藤宏則(エルゴラッソ札幌担当)

  • 広島のGK大迫敬介がAFC U-19選手権に向けて意気込む。「積み上げてきたものを出していきたい」

    広島のGK大迫敬介がAFC U-19選手権に向けて意気込む。「積み上げてきたものを出していきたい」

     10月18日に開幕するAFC U-19選手権に挑むU-19日本代表のメンバーに選ばれたGK大迫敬介は、「(U-20)W杯を経験できるとできないではぜんぜん違う。まずW杯の出場権をとって、優勝を目指していきたい」と意気込みを語った。

     チーム立ち上げから常にメンバーに名を連ねてきたGKは、影山雅永監督が明るさを特徴にあげたチームの中で「弄ったり弄られたりしてます」という立ち位置だと言い、「食事会場は朝食のときから騒がしいくらいみんな元気ですし、下の年代もどんどん先輩を弄ってくる。すごくいい雰囲気です」と笑みを浮かべた。

     ただ、GKのポジション争いの話になると表情は引き締まった。

    「競争は本当に激しい。今回選ばれた谷(晃生)と若原(智哉)はJ2、J3の試合に出ている。だからこそ負けたくないって気持ちもあるので、しっかりと自分を出していきたいです。僕は試合に出れない中でガンガン悩んでますけど、自分と向き合う時間がすごく増えていて、自分の中でプレーを改善していくことができていると思っている。だから今の状況でもポジティブに捉えていますし、積み上げてきたものを出していきたいです」

     U-16日本代表から年代別代表のゴールを守ってきたGKはプロに入って大きな壁と向き合っているが、自分の積み上げてきたことを信じてインドネシアへと向かう。

    文・寺田弘幸(エルゴラッソ広島担当)

  • 福岡の選手全員で実施したミーティング。鈴木惇が最も印象に残った選手の言葉とは?

    福岡の選手全員で実施したミーティング。鈴木惇が最も印象に残った選手の言葉とは?

     前節・大宮との上位対決を制した福岡。大事な一戦の勝因ともなったのが結束力。それを生み出したのが、第22節代替試合の京都戦での敗戦を受けて実施した選手ミーティングだったという話は本紙の大宮戦マッチコラムで記した通りだが、そのミーティングを提案した鈴木惇からさらに詳しい話が聞けたので紹介しておきたいと思う。

     来季トップチーム昇格が内定している桑原海人と北島祐二を含む全選手が自らの思いを口にしたミーティングを開いてよかったと鈴木は言ったが、その理由を次のように語った。「全員が前向きな言葉を口にしたことでした。始まる前は、もしかしたら多少の不満は出るかもしれないと覚悟していたのですが、それが一切なかった。あれでみんながまとまったと思うし、気合も入った」

     選手一人ひとりの魂が込められた言葉を鮮明に覚えていると言う鈴木に、その中でも特に印象に残った言葉を聞いたところ、平尾壮のものを挙げた。

    「ソウも嫌かもしれないので、詳しく言うのは避けますが、要は、残り試合では勝利へのこだわりがものすごく大事で、それをゲームで表すには日ごろの練習から表現するしかない。ちょっとした1対1の場面でも絶対に勝つんだという勝負へのこだわりをもってプレーしよう、という内容の言葉でした。いつもムードメーカーとして盛り上げてくれているソウから、そういう厳しい言葉が出てきたことが僕には意外でしたし、だからこそ印象に残りました」

     出場停止やケガ人も出てくるだろうリーグ終盤戦は、井原正巳監督がよく言う『総力戦』になる。平尾をはじめこれまで出場機会に恵まれていない選手の働きも必要になることも当然あるわけで、そうなったとき、みんなの前で口にした言葉がそれぞれの責任感となり、好パフォーマンスとして表れるはずだ。

    文・島田徹(エルゴラッソ福岡担当)

  • この思い北海道へ届け。浦和が北海道胆振東部地震の募金活動を実施

    この思い北海道へ届け。浦和が北海道胆振東部地震の募金活動を実施

    この思い北海道へ届け。浦和が北海道胆振東部地震の募金活動を実施

     3日、浦和の選手たちがさいたま市内各地で北海道胆振東部地震に関しての募金活動を行った。選手会から「試合日は募金活動に参画できないため、別の日に行いたい」という強い要望があって実現したこの日の活動は、負傷などによる影響がない選手全員、それに監督以下スタッフが参加して実施された。まずはさいたま市内の5つの区役所(浦和、南、桜、緑、中央区)で、その後は浦和駅とさいたま新都心駅に分かれ、計90分以上にわたって行われた。

     「まず、場所をお借りできたことがありがたい」(長澤和輝)。自治体の全面協力によって各区役所の入り口などに選手らが立って行われた活動、さらに駅前での活動には多くの方が集い、選手と交流しながら募金していく姿があった。李忠成は「サッカーの素晴らしさは、こういった活動で勇気や希望、元気を与えるだけでなく、人の集まりが作れることだと思う。これだけ多くの人が集まるのはスポーツの素晴らしさ。何より、みんなの思いが北海道に届くことを願います」と話した。

     さいたま新都心駅前で、一番の声量を出していたように見えた選手は阿部勇樹だった。電車が到着し、改札が賑わい始めるタイミングを見計らって「浦和レッズです。北海道胆振東部地震の募金をよろしくお願いします!」と声を張り上げる。それに呼応して、周りの選手も続けた。「ああやって年長の人が声を上げて引っ張ってくれた。見ている人も、浦和レッズを象徴している方が一生懸命声を掛けていることで思うところがあると思うし、下の選手も見習わないといけない」と長澤。きっと、彼らの熱い思いは伝わることだろう。

     なお、埼玉スタジアムでの試合開催日も募金箱が設置されるとのこと。そして今回の義援金は札幌を通じて日本赤十字社から被災地の方々に届けられるという。

    文・写真:田中直希(エルゴラッソ浦和担当)

  • U-20W杯を目指すU-19日本代表に落選した安藤瑞季。「糧にして強くなる」ことを誓う

     2日、AFC U-19選手権インドネシア2018に臨むU-19日本代表が発表され、C大阪U-18からCB瀬古歩夢が選ばれた。

     発表翌日、3日のC大阪U-23の練習後、「セレッソ大阪を代表して戦ってきます」と同世代屈指のCBが力強い抱負を述べた一方で、この代表に継続して呼ばれていながら最後の最後で落選したFW安藤瑞季は、「大会へ向けて強い思いもあったので、ショックな部分もあった」と率直な心境を明かした。

     それでも、「選ばれなかったことをしっかり受け止めて、本大会で選ばれるように努力したい。自分が必要とされる選手になれば、また選ばれると思う。いまは悔しいけど、この経験を糧にして、前向きに頑張って強くなります!」と前を向いた。

     今季、期待の高卒ルーキーとしてC大阪に加入した安藤は、開幕前のキャンプからトップチームに帯同するも、開幕後、トップチームでの出場機会はJ1で1試合、ACLで2試合、天皇杯の1試合にとどまり、C大阪U-23として戦っているJ3でも、ここまで9試合1得点と思うような結果を残せずにいた。それだけに、同世代の仲間でありライバルたちがU-19選手権を戦う間も、チームで自身を磨き、成長することを誓う。

    文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)

    U-20W杯を目指すU-19日本代表に落選した安藤瑞季。「糧にして強くなる」ことを誓う

  • 山口の救世主は大卒ルーキー・楠本卓海、プロデビュー戦で初ゴールも

    山口の救世主は大卒ルーキー・楠本卓海、プロデビュー戦で初ゴールも

     前節・横浜FC戦を勝利して15試合ぶりの勝利を挙げた山口。この試合で、大卒ルーキーのDF楠本卓海がプロデビューを果たした。

     楠本は、横浜FCのイバとレアンドロ・ドミンゲスを自由にさせない守備で持てる力を発揮しただけでなく、セットプレーから勝ち越しゴールを決め、攻守にわたる落ち着いたプレーで15試合ぶりの勝利に大きく貢献した。

     「緊張は最初からしなかった。楽しかった」と笑顔を見せる楠本は、本番に強いタイプなのかもしれない。試合までのセットプレーの練習では、「同じようなシーンだったけど、ボールにうまく当てられなかった」。しかし、試合ではゾーンで守る横浜FCに対し、「ゾーンで守る時に前に入られるのはDFとしてやりづらい。逆に相手がイヤなことをしようと思って前に入ったらボールが飛んできたので合わせた」。

     103日の練習後には多くの報道陣に囲まれ、「よ! エース!」(高井和馬)、「調子に乗るなよ!」(大﨑淳矢、藤嶋栄介)とチームメートからイジられる場面も。

     楠本は「クリーンシートで勝つ試合を増やしていきたい。(前節の)出来がよかったぶん、次が一番難しいところだと思う。調子に乗らないように気を引き締めてやるしかない」と先輩の声を素直に受け止め、気合いを入れて連勝を狙う。

    文・写真:松原純(エルゴラッソ山口担当)

  • 「ブラジルでしっかりとリハビリをしてきた」。長期離脱中の磐田・アダイウトンが練習場へ

      3日、アダイウトンが約半年ぶりに大久保グラウンドに姿を現し、チームに合流した。

     アダイウトンは3月に右膝前十字靭帯断裂および半月板損傷によりブラジルに帰国していたが、3日に再来日。その足で大久保グラウンドに姿を見せ、同じく負傷離脱中のムサエフと談笑しながら、ランニングを行う姿も見られた。

     アダイウトンがランニングを開始すると、練習を観戦しに訪れたサポーターは温かい拍手。「本当に感謝の気持ちでいっぱい」とサポーターの歓迎に感謝を示した。名波浩監督もアダイウトンの合流について「明るいニュース。チームの雰囲気を明るくしてくれている」とコメント。

     アダイウトン自信は今後については「自分の体と相談しながらやっていきたい」と慎重な姿勢を貫くが、「ブラジルでしっかりとリハビリをしてきた。ここに戻ってきて(コンディションを)上げていきたい」と完全復活に向けて着実な一歩を歩み出した。

    文:森亮太(エルゴラッソ磐田担当)

    「ブラジルでしっかりとリハビリをしてきた」。長期離脱中の磐田・アダイウトンが練習場へ